<スキルシェア、シェアビジネス>
◇クラウドソーシング
これまで何回か紹介してきましたが、自分に何かしらのスキルがあればそれを利用して収入を得ることができます。
「スキル」といっても、そのレベルは様々です。「私(僕)のすきるなんか役に立たないだろうな…」と後ろ向きになるのではなく「やるやらないは別にして、どういった仕事があるのかな?」と気軽にサイトを覗いてみましょう。
「このレベルだったら自分でもできる!」と思える案件があるかもしれません。もし見つからなかったとしても、「今の自分に足りないスキルは○○なのか。」と今の自分に足りない要素を見つけられただけでも大収穫です。その部分を補えば収入に繋げることができます。
副業に限った話ではありませんが、「自分のスキルを販売する」と自分目線も大切ですが、さらに大切なのは「相手がどういったスキルを必要としているのか?」ということです。自慢するようにスキルを提供するのではなく、相手の目的に沿ってスキルを提供したほうが相手から「わかってる!」と喜ばれ継続的な仕事に繋がりやすくなります。
こういった「相手の目的」は応募の文章内にヒントが隠されています。嘘みたいな話ですが、募集文章を読まずに応募する人が多くいます。文章を読んで、「こういったスキルが欲しいのだろうな」と予想して提案するだけでも十分他者と差別化できています。
このような点を考えつつ、クラウドソーシングサイト見て回ってみましょう。
- クラウドワークス
- ランサーズココナラ
◇シェアビジネス
昨今シェアビジネスが非常に盛り上がりを見せているビジネスです。スマホで簡単に連絡を取れるようになったこと、先ほど紹介したメルカリのように中古品で買って、使い終わったらまた出品するなどの使った分(期間)だけの費用を払うことが一般的になってきたことが大きな要因です。
クラウドソーシングサイトのスキルのシェアも同様です。会社に勤めることでしか収入を得ることができない時代は終わり、スキルを持っていれば個人でも収入を得ることができる。
スキルを欲しがっている人も「ずっとスキルを欲しいと思うかわからないけど、短期的に手伝ってほしい」。そういった気持ちの人が増えていますし、費用も抑えられます。
このようにモノやスキルを「シェア」するのが当たり前の世の中になってきました。ここからはそのシェアがどのような形で活用されているのかを紹介していきます。
①場所×シェア
所有しているけど使用していない土地を利用したビジネスです。民泊、駐車場、駐輪場、倉庫、スペース、オフィス、ホテル、飲食店、農地などのシェア。
②移動×シェア
移動する際もシェアすることでお得に済ますことができます。車、自転車、電動キックボード、相乗り、宅配、配送など遊ばせている車や自転車、荷物の移動をシェアするビジネスです。
③物×シェア
フリマ、私物貸し出し、ブランド品、服、子供服、おもちゃ、家具、食べ物、ペット、教材、チケットなど多くの「物」もシェアできます。
④人材×シェア
クラウドソーシングサイトでは「スキル」を中心にお話しましたが、その他経験や空いている時間も提供することで収入になります。
手伝い(家具組み立て、ペットの散歩)、空き時間、職人、講師、家庭教師、英会話、企画職、営業職、コンサル、財務食、家事、シェフ、料理、子育て、介護、ペット預かり、バイト、観光ガイド、体験ガイドなど。
予想以上に「シェアされているビジネスが多い」と感じたのではないでしょうか?上記のような物、時間、空間、技術を持っていればサービスを通すことで収入になります。今一度自分に何が出来るか?何を持っているのか?何が余っているのか?と自己分析を行ってみましょう。
◆副業を継続するコツ
◇何かを捨てる、制限する
さて副業を約20種類紹介しましたがいかがでしょうか?気になる副業はありましたでしょうか。
気になる副業が見つかって「やるぞ!」という気持ちになっているところ申し訳ないのですが、副業をするためには今のあなたの生活から何かを捨てなければなりません。
副業を1日30分やるぞ!と決めても残念ながら1日は24時間30分にはならず、24時間のままです。そのため今の生活のテレビを見ている時間、スマホをいじっている時間、YouTubeやNetflixを見ている時間を減らさないといけないのです。
「何かを捨てる、制限する」をしないまま副業を行うと結局時間が足りず、気づいたら元の生活に戻っている可能性が高くなります。そして新たな本や動画に触発されたときにだけ行動を起こすループにはまってしまいます。
今一度生活スタイルを見直してみましょう。夜早く寝て、集中できる朝に取り組む時間を作りだす。もしくは作業する時間の確保のために「動画の視聴時間をあらかじめ決める」「○時以降は副業の時間!」といったように娘楽の時間に制限を設ける、行動の切り替わりと共に作業を始めることで、副業を生活の一つに取り込むと習慣化しやすくなります。
継続することができれば、作業に慣れて効率化を行うことができ、同じ作業でも短時間で終わらすことができます。そして評価が貯まればそれが信頼となり、「リスクのある安い案件よりも、信頼できる作業者にしっかり払って質の高いコンテンツを得たい」と考える発注者からの依頼が来るようになります。
いろんな副業に手を出してみて、自分に合う服魚を探すことも大事です。それと共に継続することが報酬を上げるきっかけとなっていることも認識しておきましょう。
◇目標収入を時間と単価で考え直す
「あなたは副業でいくら欲しいですか?」「月に100万円欲しい!」という方もいるかもしれませんが、月100万円稼ぐのであれば1日あたり3万円ずつ継続して売り上げを出していかなければなりません。本書で紹介している「気軽な副業」ではちょっとハードルの高い目標です。
ここでお伝えしたいのは「目標収入に応じて、具体的に数字に落とし込んでほしい」ということです。
仮に月2万円の副業収入が欲しいとしましょう。
平日に1時間、週末に3時間、副業の時間を確保できたとします。1週間で11時間副業の時間があります。
そのうえで月2万円が目標なので、1週間で5,000円の目標です。「11時間の作業で5,000円を達成できる案件はどういった案件かな?」と具体的に考えることができ、実際に副業を行っている生活をイメージしやすくなります。
もし案件に対して余裕があるようでしたら一つ上の案件を狙ってみてもいいですし、時間ギリギリだったらもう少し余裕のある案件に条件を緩くすることもできます。
「どの程度○○すればいいのか?」が具体的にわかるので、自分のペースを守って作業することができます。
自分のペースを守って作業ができるので、大きな負担にはなりません。大きな負担にならないから続けることができて成果に繋がりやすくなります。
それは気持ちだけの問題ではなく、数値に落とし込む工夫をしたからです。がむしゃらに取り組む気持ちも大切ですが、今行っている作業を数値化して計画的に進めてみると、きっと落ち着いた気持ちで作業に臨めるはずです。
◆おわりに
いかがだったでしょうか?「やってみたいな」と思える副業は見つかりましたでしょうか。
最初は「お金が欲しい」「隙間時間を有効活用したい」という気持ちでレシートの写真を撮ったり、アンケートに答えてポイントを獲得することに、ぜひ挑戦してみてください。
おそらく「予想以上にかんたん」「こんなんでいいの?」と拍子抜けするぐらい簡単だと感じると思います。と同時に「これなら続けられそう」や「大きな金額ではないけれど、稼ぐことができた」と思うことでそう。
この「副業をやってみる」この一歩を多くの人が踏み出せません。サラリーマンに副業を行っているかどうかのアンケートでは10~20%の人しか行っていないというデータもあります。
一度この「かんたんな副業ができた」「会社、アルバイト以外でお金をもらうことができた」このような人はネットで稼ぐことに対する心理的ハードルがグッと下がります。それはつまり稼ぐ手段の多様化に繋がります。
「いやいや気軽な副業から話が大きくなってきたな…」と思うかもしれませんが、小さな成功体験があるからこそ、次のステップにチャレンジすることができます。
気軽な副業で月数万円稼ぐことができたら自然と「もう少し増やすためには?」と考えるでしょう。
月数万円を稼いだことのない人からしたら「いやいや副業でそんな稼げるわけないじゃん」と笑っていることでしょう。
この差は「やったことがあるかどうか」です。
ぜひここまで読んだあなたには最初の小さな成功体験として、気軽な副業からスタートしていただき、徐々にステップアップして今よりも選択肢のある充実した生活を送っていただければと思います。
そのために少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
コメント