11/21 ①幸せを呼びこむ家相学方位学入門

幸せを呼び込む基礎がわかる

家相学・方位学

家相がわかれば運気もUP!

 

はじめに

「それで、結局、ウチの家相はいいの?悪いの?」

ちょっとネットで調べて「難しい・・・」とページを閉じてしまったり。

ちょっと気合を入れて本を買ってみたけれど、なんか線だらけの八角形があるな?

と思ったら難しい字のオンパレード。

翌日以降は読まなかった。

そんな経験はありませんか。

10年前の私です。

世の中には「風水」「家相学」「方位学」というものがあり、その通りに

すると運気が上がるらしい。

だったらやってみたい、運気アップ☆できるなら。

そう思ってはみたものの難しい。

何が「難しい」のでしょうか?

 

1つめ、使っている言葉が難しい。

「中国の伝統的な自然観の一。都市や住宅・墳墓などを造る際に、地勢や方位、地脈や陰陽の気などを考え、そこに生きる者とそこで死んだ者すべてによい自然環境を求めようとするもの」デジタル大辞泉より

自然環境ですか。 小川とか山とかですかね。

それとウチの運気アップと何の関係があるんですか?

 

2つめ、キッチンやトイレを動かすことは難しい。

たとえば、本棚の移動は頑張ればできる。 食器棚はまあダンナや便利屋 さんの力を借りれば・・・。

しかし水道管やガス管の通っているキッチン、トイレ、玄関などの移動 は「リフォーム」といって多額の費用がかかります。

だったら引っ越し?

残念ながら、運気アップのためだけにそこまで頑張るのはちょっと…。

 

3つめ、なんか古臭いイメージで難しい。

北に玄武神、南に朱雀神、東に青龍神、西に白虎神という神々が住んで いる土地が最高だそうです。

四神相応の土地といいます。これについては本文 「2. 地相とは」で解説します。

その法則に従って築かれたのが、中国の「万里の長城」 や 「紫禁城」、 本では京都だそうです。

京都に住めばみんなもれなく全員ハッピーになれるの?そんな訳は… ねぇ?

 

4つめ、上記三つの理由で拒否反応。 やがて考えるのをやめてしまう…。

風水、家相学、方位学。 「学」とつくけれど、いったい何のためにあるのでしょうか。

たとえば家相学では、トイレや浴室は

・家の中心

・表鬼門(家の中心から見て北東)

・裏鬼門(南西)

にあるのは凶相(=良くない!)そうです。

何故か?それは、悪い「気」が常に蓄積される場所だから。

掃除をサボってちょっと臭うトイレ、すみっこでホコリが白く溜まっているのが見えるトイレ…。

何となく悪い「気」というものが想像できるのではないでしょうか。

北東は日の光が入りづらく、常にジメジメしている場所です。

そこにお風呂場があったら寒暖差で体調を崩すかも。ヒートショックです。

しかも風水が生まれた古代中国にはガスや水洗トイレはありませんでした。

みんなどうしてたの?かまどに薪をくべるやつですか?寒すぎる!

また陰陽道では「北東と南西は陰陽の狭間のため不安定になるから」南西のトイレも凶なのだそうです。

南西ってそういえばウチのリビング、日の光が当たってくつろげる場所。

気持ちよくてソファでゴロ寝とかしちゃう。

そんなところに掃除してないトイレがあったら?

このように、家相学には(ただの古臭い占いのようで)ちゃんとした理由があります。

ヒートショックを避ける、病気を避ける。

家相学は「安全で快適に暮らしていけるため」にあります。

気にしすぎはよくない。けど、意識すれば気持ち良い。

とはいえ、誰しも人生には良いときと悪いときというものがあります。それ自体に避ける方法はありません。

そこで役に立つのが方位学です。主に引っ越しや旅行などの「移動」をするときに良い方角を割り出すものです。

方位学の基本となっている九星気学では、運勢の悪いときも、「移動」をすることで良い流れを引き寄せられるという考え方があります。

毎日快適にすごし、運勢を味方につけるために。

家相学と方位学の世界を、一緒にのぞいてみませんか。

 

家相学編 

良い「気」、 悪い 「気」 って何?

「はじめに」の項で、「気」の話をしました。

そもそも「気」とは、何でしょうか。

それは自然界に存在するエネルギーだと言います。

良い「気」がある=吉相の家では、流れが循環して、風通しが良いイメージです。

安定して落ち着いた心と身体で過ごすことができ、おのずと幸運がやってきます。

帰る度に充分な休息ができてモリモリ力が湧いてくるでしょう。

それに対して凶相の家では良い 「気」を取り入れることができず、「気」 が淀んでいます。

家に帰るたびに悪い 「気」を浴びていれば健康を崩すでしょう。

何をやってもうまくいかず、イライラしやすくなり、家族や人とのケン カも増えてしまいます。 これは良くない。

なるべく良い 「気」を取り入れることができる、 吉相の家にしたい。

古代中国で生まれた 「風水」はその「気」を読む学問です。

自然界の法則をよーく観察し、宇宙の原理を考えて、今までに起こったすべての出来事を統計学的に読み解いたもの。

長い人の歴史が生んだ経験知の結晶といえるでしょう。

ではウチの中のどこをどうすれば良い「気」がやってくるのか?

それを読み取ろうとするのが風水の中の「家相学」です。

家が建っている場所を広く見るのが「地相学」。

以下で順を追ってご紹介しますね。

地相とは

まずは「地相」についてのお話です。

風水では、方位に神が宿ると考えます。

方位磁石や地図でみていたあの「方位」です。東西南北

「はじめに」でご紹介しました、北の玄武、南の朱雀、東の青龍、西の白虎というワード。漫画やゲームで見たことはあるでしょうか。

また神社などでなんとなく目にしたことがあるかも知れません。

これは「風水四神獣」といって、天空の四方を守る霊獣として、東西南北のそれぞれにこれらの獣神が据えられたと言われています。古代中国の神話にあるお話です。

「東西南北の四方位にその神々が住んでいる土地」が最高だそうです。

ちょっと地図アプリなどを開いて自宅周辺の土地を調べてみましょう。

・北=山や丘陵、高台、高い建物、神社やお寺がある。

・南=海や湖、市街地があり、土地がなだらかに開けている。

・西=商店街や飲食店、大きな道がある。

・東から東南にかけて=なだらかに開けている。河川など流れる水が

ある。

自宅がこれに当てはまったらラッキーです。いかがでしょうか。

しかし、たとえ上記の条件に当てはまっても、大凶になる土地もあります。

「因縁」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

その土地で過去にあった出来事がもたらす悪い影響のことです。

・神社や寺院、お墓に使われていた土地だった。

・道祖神やお地蔵さまがあった。

・処刑場や戦場だった。

・自殺者が出た。自動車の事故がひんぱんに起きる。

これらはどう調べるのでしょうか?

もし気になったら、公立の図書館に行ってみましょう。

その地域にまつわる古地図や地名の由来が書かれた本が置かれていることがあります。

ちょっと重たい古い本かもしれませんが、閲覧するのは無料です。見てみる価値はきっとあります。

また防災面や健康面でも気を付けた方が良さそうな土地があります。

・崖に面する土地、沼や池が目の前にある土地、地盤がゆるい土地。

・道路に三方を囲まれた土地、高速道路や鉄道高架の下、ごみ集積地の目の前。

「悪い土地(=凶相)の条件、当てはまっちゃった!

という方も多くいらっしゃると思います。

しかしまた慌てて引っ越しを考えることはありません。

防災の備えを、よりしっかりと行いましょう。

 

家相とは(八方位の調べ方)

まずは「家相」、家の中の「気」の流れを調べてみましょう。

その方法とは?

順を追って見ていきましょう。

 

①家の平面図を入手しよう

賃貸住宅にお住まいの方はインターネットの不動産屋サイトで見られる場合があります。

戸建ての場合は新築時に作成したものを出してきましょう。

失くしちゃった。家が古すぎて管理人が紛失した。とにかくどこにあるか分からない。

実は今の家に引っ越してきた時の私もそうでした。

頑張って自分で紙に描いてみましたが、これが案外難しいのです。

部屋の寸法をメジャーで測って一つ一つ書いてみたものの、なんか形が

お風呂場ってこんなに狭かったっけ?などなど・・・。

でも諦めないで。あるんです、無料で使える間取り図作成ソフト。

パソコンが自宅にある方はぜひ挑戦してみましょう。(設計倶楽部オフィシャルページ)

 

②家の「中心」はどこかを探し当てよう

平面図の外壁をさす線に沿って、はさみで切ります。まっすぐに。

その上で対角線(右上と左下の角/左上と右下の角をつなぐ線)をペンで書き、2本の線が交わったところが家の中心です。

線が歪んでいたりすると正しく使えないので、定規を使ってくださいね。

対角線を書いてみたけど家の中心がどこだか分からない!という方。家はきれいな長方形や正方形のものばかりではなく、でっぱり(張り)やひっこみ(欠け)があるという所もあるでしょう。

そんなときは、ペンや鉛筆などを机の上でまっすぐ上に向かって立てて、ティッシュ箱でも本でもいいので何かで固定します。

平面図をそのペンの上に載せてみましょう。

平面図が下に落ちずにバランスよく載ったところが「中心」になります。

うまくいかない場合は、平面図を厚紙に貼り付けて再チャレンジです。

 

③家相盤を用意しましょう

家相盤には、東西南北と東北/西南、東南西北をつなぐ八方線が描かれています。

風水の本についていることも多いですが、トレーシングペーパーなど透ける紙にタテ・ヨコ・ナナメ2本の線を書くだけでも大丈夫です。

最後に平面図を北が上になるように置き、家相盤をその上に載せます。

これで家の八方位が分かります。

 

④効果別、八方位のパワー

・繁栄や良い結果を得たい …南、西

・財を成したい(お金)…西北

・交友関係を円滑にしたい…

・子供達の成功や家庭の安定…

・結婚や商売繁盛…東南

八方位にはそれぞれの方位が暗示する運勢があります。

上記にある良い出来事を呼び寄せたい場合は、家の中のそれぞれの方角 にあるものをきれいに保っておくといいでしょう。 「気」の流れがスムーズ になるように。

具体的には窓を開けて、空気や日の光を取り入れます。

散らかりがちなモノの整理整頓もお忘れなく。

それぞれの方位が汚れていたり、 いつまでもゴミが溜まっていたりすると、「気」は悪い 「気」 に変わってしまいます。

たとえば西北方位はお金に深い関りがありますので、ここに悪い 「気」 が溜まっていると散財や破産の恐れがあります。

・トイレ

○なし

×全方位!特に東北、西南

なんとトイレは家中どこにあっても凶なのだそうです。不浄が溜まる場所ですので。

でも家の外にトイレを置くなんて無理!悪い「気」を追い出すには…?そう、こまめに掃除するしかありません。

⑥間取りのポイントは張りと欠け

でっぱり(張り)やへこみ(欠け)がある家もありますね。

張りと欠けはどちらも、家屋の該当する辺の3分の1以内、という判断基準があります。

家相学からみた張りと欠けの意味をご紹介しましょう。

・張り=敷地や家の一部が外に向かって突き出ている部分

出窓や、建物のそばにある物置、樹木もこれにあたります。

「張り」は一般的に吉になります。

しかしトイレや浴室、洗面所の「張り」は大凶です。これらが元々持つ悪い「気」の作用が増幅されてしまう「不浄張り」という状態になります。

・欠け=家の一部が引っ込んでいる、へこんでいるところ

玄関や大きな窓も「欠け」と判断されます。

凶相をもたらします。

 

⑦間取りのポイントは/庭、その他

・庭

〇全方位

×なし

「気」の通り道を確保しましょう。

・樹木

方位による吉凶はありません

邪気を和らげる力があります。

家屋や敷地の「欠け」を補うように植えることもできるでしょう。

 

⑧特に気を付けたい場所、「鬼門」

「⑤間取りのポイントは/基本のところ」の、(凶)と書かれていた方位。

何かお気づきになったことはあるでしょうか。

そう、「東北」「南西」が多いのです。

方角でいうと、東北は表鬼門。

その向かいにある西南は裏鬼門になります。

鬼門。日常生活で聞いたことはあるでしょうか。

なんとなくイヤ〜な感じがして、苦手だから避けたい場所やコトという意味です。

この言葉ももともとは風水で使われてきました。

鬼門に位置すると望ましくない(=凶相になる)ものを詳しく見ていきましょう。

東北(表鬼門)

玄関や門=人が寄り付かなくなる

台所=家族の病気が心配

お風呂場=長男、長女が病気になる

トイレ=病人が絶えず、大きな損失が起きやすい

大きな窓=盗難の不安がある

・南西(裏鬼門)

玄関や窓=配偶者が病気になる

お風呂場=家主の運気が下がる

トイレ=夫婦が不仲になる

大きな窓=女性の健康を害する

と、言われています。あなたのご自宅はいかがでしょうか。

どこかが当てはまっちゃって、やばい!と思っていませんか?

 

⑨カンペキ吉相の家?

トイレ、台所、お風呂場、玄関、窓。

その全部がカンペキに吉相に当てはまる家を探すのは、実はとんでもなく不可能に近いことだと思います。

私は人生で賃貸住宅を4回ほど引っ越ししましたが、そのうちの4軒が上記の「凶相の家」に当てはまりました。北関東の片田舎です。

ですが、きっと賃貸住宅であれば日本全国どこでもそうなのではないでしょうか?だいたいは。

アパートのような集合住宅では日当たりの言い「南」「南西」「南東」にリビングを置くことが多いため、おのずと「北に玄関」「東北や西北にお風呂場、トイレ、ユニットバス」という配置になりやすいのだと思います。

では鬼門にトイレやお風呂場がある賃貸は早いとこ引っ越して、それ以外の戸建てに入りたい!できれば新築!

と思ってしまいますが、それがすぐにできる人はそう多くはないでしょう。

とはいえ「自分の家が凶相です」「不幸が訪れます」と言われたら気持ちの良いものではありませんよね。

何とかならないの?

大丈夫!

何とかなるんです!

 

⑩凶相対策はできる?

悪い「気」を抑えて良い「気」を取り入れていく方法があります。

それはズバリ「掃除」。

そして「整理整頓」

に取れます。

しょう。

また「広く使う」という方法も。

1.掃除は気が付いた時に。できれば毎日

トイレの隅でうっすら積もったホコリはティッシュペーパー1枚で簡単

洗面所で顔を洗ったら、ついでに顔を拭いたタオルで蛇口を拭いてみま

台所の油汚れだって、ついたらすぐに拭けば簡単に取れます。

「ついでに」を毎日続けていれば汚れは溜まりません。

2.整理整頓しよう

学校でよく聞いた気がする、「整理整頓」という言葉。

家の中にあるもの、例えば玄関なら靴、スリッパ、傘など。

洗面所ならタオルや下着類などでしょう。

各所でそれぞれにモノが散らかりがちですが、そのモノたち一つ一つに

「住所」を作ってあげましょう。

使わない時に置く定位置です。使ったら定位置に収納する。

それだけで、使う度に「どこ?どこ?」と探す手間が省けます。

後述しますが、ゴミ屋敷一歩手前だった私の実家では、はさみが10本以上ありました。

「髪を切る用とか枝切りばさみとかいろんな種類がある」という意味ではないのです。

すべて紙を切る用、文房具のはさみが。

なぜでしょうか。

それは使う度に使った辺りに置きっぱなしにしておくから、やがて「失くなる」のです。

家の中でモノが「失くなる」というのは、整理整頓できている家なら大丈夫な筈です。

必要になる度に失くしちゃってる、無い。

だから新しいのを買ってきて、やがてそれもどこかに行っちゃうのです。不経済極まりない。

3.空間を広く、のびのびと使う

整理整頓ができている家の中では、不必要なモノがあまりないので、空間をそれだけ広くとることができます。

人の行き来にも余裕ができてのびのび移動できるでしょう。

私がいつもお世話になっている風水の占い師の先生によると、「広く空間をとる」ことはとても重要なのだそうです。大きな気持ちでいられるから。

広い玄関、広いお風呂にトイレなど、なんだか落ち着く感じがしませんか。

 

⑪「ゴミ屋敷一歩手前」の家は

掃除掃除!

整理整頓!

こう繰り返し書くとなんだか潔癖症の人のようですが、そうでもないのです。

私が子どもの頃に育ったのは、ゴミ屋敷一歩手前の散らかった家でした。リビングの窓際に畳んだ洗濯物がいつも重なっていて通るたびに踏んづけたり、ベッドの下は何年も掃除していなくてホコリが地層になっていたり。

そんな環境だったので、家族揃ってケガや病気が多かったように思います。

姉は10代で松葉杖をつくほどの交通事故に遭い、私は20歳の時に2か月半の入院をしました。

また親同士もケンカが多く、ギスギスした雰囲気になることもしばしばでした。

母から父の悪口を毎日のように聞かされ、父も何となく疎外感がありそう。そういう家でした。

家の中が掃除されていないからギスギスするのか。

ギスギスして余裕がないから誰も掃除したくないのか。

「本当に「余裕」というものは大事なのだと思います。部屋の隅に目を向ける余裕。

家族の顔や鏡に映った自分の顔をまっすぐに見る余裕・・・。

今、この記事を読んでくださっている方で生活に「余裕」がない方はいらっしゃるでしょうか。

まずは休息を取りましょう。

大きな心配事が頭から離れないこともあります。

病気だけでなく仕事、恋愛、結婚、そして自分自身への心配や悩み。

それも人から「余裕」を奪ってしまいますね。

まずはゆっくり深呼吸して、しっかりと質の良い睡眠を。

ちょっとでいいから手をかけた食事。

掃除はそれからです。

今、できることを少しずつ。

 

⑫「家相学編」まとめ【家相学編】は以上です。

俯瞰で見てみると、多くの風水の本では「凶相」「鬼門」について語っていることのボリュームが多いような気がします。

これは日本で生まれた陰陽道などの思想にも関係してくるようです。

日本は狭い国の中で、台風や地震や津波など数々の災害にしばしば見舞われている国です。

だから「凶を避ける」方法をつい考えちゃう。

というのはなんだか「そうだよね・・・」と分かるような気がしませんか。

さて、家相(家の中の台所やトイレなど)は簡単に変えられないと書きましたが、実は自分で「運を動かせる=良い運勢になる」ように自分の力で行動することができる、そんな占いもあります。

次の章でご紹介する「方位学」です。

 

 

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