4/13 ④FXで勝てない人のための知識の泉

STEP.4

習慣を変える

STEP.4 習慣を変える

習慣をガラリと変えてみると、流れが変わることがあります。

FXで勝てない期間が長く続いている人は、「負け癖」が付いてしまっている可能性があります。習慣を変えることで、今までの負の流れを一旦断ち切って、リセットすることができます。

今回ご紹介するのは、自分をリセットするための作業です。

 

STEP.4 習慣を変える

FXから離れてみる

  • FXから離れてみる

FXでなかなか勝てない人は、思い切ってFXを休んでみましょう。

「今日から1ヶ月間、チャートを一切見ないでください。」

こう言われたらどう思いますか?

「1ヶ月もトレードをしないなんて、もったいない!」

「その間にチャンスが来たとしたら、機会損失をしてしまう!」

こう思ってしまった方は、重症です。

私もFXで勝てない初心者時代は、FXを休むことが許せませんでした。

「クリスマスで相場が動いてないなんて、許せない!」「年末年始で1週間もトレードができないなんて、我慢できない!」というように、FXがやりたくてやりたくて仕方がありませんでした。

ですが、このような状態は、いわゆる「ポジポジ病」といわれる状態です。

「ポジションを持ちたくて持ちたくて仕方がない」という心理状態のことです。

ポジションを持ちたい理由は、ポジションを持っていれば、儲かる可能性があるからです。

儲かる可能性にしがみついているのです。

この状態は、「欲」に溺れている状態です。「儲けたい」「稼ぎたい」「得をしたい」という感情が先行してしまい、感情的なトレードをしてしまいがちです。このような心理状態でトレードをしても、良い結果を得ることは難しいです。

そもそも、FXは儲かることばかりとは限りません。損する可能性もあります。

「ああ、こんなトレードしなければよかったな。」

と後悔したことがある方も多いはずです。

FXはエントリーしなければ、プラマイゼロです。儲けることもできませんが、損することもなくなります。つまり、FXは「やらない」時間が人生のデフォルトなのです。

FXを休むということは、普通の状態なのです。サボっているとか、怠けている抜いた状態なのです。決して、儲けるチャンスを失った、「機会損失」をしてしまった状態ではないのです。

FXの勝ち組トレーダーは、この部分を腹の底で理解しています。私も今では、「1ヶ月休め!」と言われたら、迷わず休むことができます。資金の増減はありませんから、またその次の月に稼げば良い、と考えます。

FXでなかなか稼げないという人は、思い切ってFXから離れてみましょう。

さて、この「FXから離れてみる」という薬ですが、期間は人それぞれあると思いますが、1ヶ月がおすすめです。

1、2週間では少し短すぎるでしょう。逆に2、3ヶ月では長すぎてダレてしまいます。1ヶ月がベストです。1ヶ月間は、FXのことを忘れてください。

今まで毎日FXのトレードFXの勉強に勤しんできたあなたは、FXを休むと、ポカンと時間が空くはずです。もしかしたら、急に時間ができたことで、何をすればよいか分からなくなるかもしれません。

この時間は、普通に過ごしてください。観たかった映画を見たり、体を動かしたり、多めに睡眠をとったりと、やりたかったことをやってください。

その時間こそが、あなたの人生なのです。FXで稼ごうと思って見失ってしまっているかもしれませんが、FXは人生を豊かにするためのツールに過ぎません。FXから離れてのんびり過ごす時間こそが、大切な時間なのです。

この1ヶ月はそれを再認識する期間です。一回、気持ちをリセットしましょう。その上で、「FXはもうやらなくてもいい。」と思えたなら、それはそれで良いと思います。もしそれでもまたFXがやりたいのであれば、心機一転、次の月からFXを学び直しましょう。

 

STEP.4 習慣を変える

運動する

  • 運動する

体を動かして運動してみるのもおすすめです。

「え、運動?FXに関係ないじゃん」

と思った方もいるかもしれません。ですが、今までFXで勝ててないのならば、そのままFXを続けていても現状は変わらない可能性が高いです。だったら、FXとは全く違う視点から改革のアプローチをしてみるのも手です。

それが、運動です。体を動かすということです。脳科学の研究によると、人は体を動かすとセロトニン神経が活性化するとされています。セロトニン神経は、爽快で明晰な脳の状態を保つ働きをしているそうです。セロトニンには、精神の安定や平常心、前向きな気分、直感力アップ、そしてストレス解消効果があるといわれています。

実際、運動を良くする人は、うつ病の罹患率が20~30%低いことが報告されています。優秀なビジネスマンをはじめ、アーティストや作家さんなど、スポーツや散歩を日課にしている人は多いです。彼らは散歩中に画期的なアイディアを閃くことが多いといいます。ポジティブなメンタルは、FXには必要ですし、すっきりした頭脳でトレードすることは大切です。

少し残酷なことを言いますが、YouTubeやブログなどを見ても、FXのプロトレーダーって、スラっとした人が多いと思いませんか。健康的で、逞しいです。要するに、不健康な体だと、成功確率は下がるということなのです。

私も筋トレやジョギングが日課です。もし普段運動する機会がなかったという方は、今日から運動を取り入れてみてください。急に無理をすると怪我をしてしまう可能性があるので、最初はウォーキングや、階段を使うようにする、などでも十分です。

 

STEP.4 習慣を変える

環境を改善する

  • 環境を改善する

FXトレードをする環境を改善してみる、というのも現状を打破するために良い手段です。

人は環境に左右される生き物です。良い環境だと、生産性が向上し、良い結果が出るものです。予算とライフスタイルが許す範囲で、落ち着いて集中できる、最高の環境を整えましょう。

まずは、プライバシーを確保しましょう。プライバシーが確保されると、集中力が増すといわれています。次に、トレードのデスク周りを綺麗にしましょう。デスク周りが煩雑だと集中力が削がれます。

一瞬の判断の遅れが、大きな金銭的損失につながる可能性があります。自分の能力をFXに集中させることが大切です。仕事がデキる一流のビジネスマンも、デスク周りが綺麗だと言われています。 

他にも、部屋の明るさや気温、湿度、空気の循環、窓からの光、騒音なども、生産性と密接に関係しています。エアコンを付けたり、空気清浄機を購入したり、誰にでもできることです。

トレードの環境も整えましょう。私も最初は手持ちのノートパソコンのみでトレードをしていましたが、その後デスクトップパソコンを購入しました。

そしてモニターも買い増し、マルチディスプレイでトレードをするようになりました。ノートパソコン1台だった時と比べて、圧倒的にトレードがしやすくなりました。

「お金を稼げるようになってから、道具を揃えよう。」と思っている方もいるかもしれません。

ですが順番が逆です。良い道具を揃えたから、良い仕事ができるのです。私も稼げるようになる前に環境を整えたことで、FXの成績が向上し始めました。

パソコンもハイスペックなものは必要ありません。MT4などのソフトやTradingViewなどのブラウザが動けば良いので、今の時代安く手に入ります。在宅ワークがトレンドなので、デスクやチェアも良い品揃えがあるはずです。

 

STEP.4 習慣を変える

時間を変える

  • 時間を変える

時間を変えるというのは、「トレードの時間軸」と「トレードに取り組む時間帯」を変えてみるということです。

まずは時間軸を変えてみます。スキャルピングばかり行っていた人は、スイングにしてみる、など。

本当に自分が得意な時間軸が見つかるかもしれません。また、もし元の時間軸に戻したとしても、視点を一度変えたことで新しい目線が生まれ、相乗効果でトレードスキルが向上することもあります。

次に、時間帯を変えてみるのも手です。

FXには午前中の東京時間、夕方の欧州時間、そして夜のNY時間があります。

そのそれぞれで相場のクセが違います。取り組む時間を変えることで、自分に合ったスタイルが見つかることがあります。

例えば、日中は会社員として勤務している方は、夜のNY時間がメインの方がほとんどだと思います。

それを東京時間に変える場合は、朝早起きをして、出勤前にシナリオを立てておき、指値を仕込んでおくことで対応可能です。相場急変に対応するために、SLの設定は必ず行ってください。

 

STEP.4 習慣を変える

ターゲットを絞る

  • ターゲットを絞る

あれこれ手を出すから、どれもこれも中途半端になって、結果が出ないという可能性はありませんか?

FXに必要なのは、どんな相場でも、どんな通貨でも、いつでもどこでも稼げるといったオールラウンダーの能力ではありません。狙ったところだけ勝てれば十分なのです。

要するに、職人芸なのです。広く浅くではなく、狭く深くです。

自分の得意な勝ちパターンを徹底的に磨くことです。そのためには、それ以外の相場をスルーします。

例えば、「ドル円のみトレードする」「ショートのみエントリーする」「この手法・ルールでのみトレードする」などといった具合に、ターゲットを絞ってみてください。

実際に、1通貨のみに絞ったトレードをすることで、成績が向上し、プロになった人もいます。

私の場合は「ドル円」「ポンド円」「ポンドドル」の三つに絞りました。それまではユーロもオージーもニュージーランドドルもゴールドも、チャンスを見つけては片っぱしから取り組んでいましたが、それは辞めました。すると面白いことが起きました。

通貨を絞ったことで、今までのチャートの日足の推移が記憶に残るようになったのです。

「こうなって、こうなって、こうなった上で、今こうなっている。」という相場のストーリーが感じ取れるように

なり、「次はどうなるんだろう」と、まるで週刊少年ジャンプを楽しみにしている子供の頃に戻った気持ちになったのです。大局が掴めるようになり、俯瞰して、第三者のメタの目線で相場を見られるようになるので、成績がアップしないわけはありません。

ターゲットを絞ったことで、このようなメリットもありました。

以上がSTEP.4の習慣を変えるというお話でした。悪い流れを断ち切って、リセットするための作業です。ぜひお試しください。

 

STEP.5

他人を巻き込む

STEP.5他人を巻き込む

他人を巻き込むとはいったいどういうことでしょうか。

これは、他人に協力してもらうということです。強い言い方をすると、他人をうまく利用するということです。

人は一人の能力には限界があります。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉もあるように、他人に協力してもらうことで、自分の能力を超えた力を発揮できるようになります。

 

STEP.5 他人を巻き込む

他人に報告する

  • 他人に報告する

他人に報告するというのは、会社で言うところの日報を上司に提出するようなものです。

FXに上司はいませんので、ブログやTwitterを利用するという手があります。可能ならば家族に報告しても良いです。私の場合は、妻にLINEで報告するという方法を採用しました。

他人に報告をすることで、二つの効果があります。

「冷静になれる」「結果至上主義の考えが身に付く」という点です。順に解説していきます。

まず一つは、冷静になれます。他人の目があるため、冷静になれるのです。

つい感情的になり、無茶なトレードをしそうになっても、「これで負けたら、なんて説明すればいいんだ。」と考えることで、フッと冷静になれることがあります。

私も、「妻に、大負けの報告をして怒られるくらいなら、このチャンスは自信がないから見送ろう。」と思って助かったことが何度もあります。

もう一つは、「結果至上主義」の考えが身に付き、鍛えられます。

FXで大切なのは、結果です。なぜなら、結果が全てだからです。

途中がどんなに含み益だろうが、含み損だろうが、結果のみが事実です。

どんなに鮮やかに手法をドンピシャで当てようが、泥臭かろうが、利益額が大きい方が正義です。

奥さんや旦那さんなど、FXの素人からしたら、手法やテクニカル、途中経過などどうでもいいのです。欲しい情報は結果だけです。そして、実際、いくら損していくら得したのか。これが生活にダイレクトに関係してきます。Twitterやブログの読者も、「で、結果は?」と思っています。

私も妻がおりますが、勝てない時は、「買った時だけ」、妻に良い報告をしていました。負けた時は、ダンマリです。「今日はやっていないよ。」と嘘もついていました。当然、妻は私がFXで大稼ぎしていると思っていました。ですが、一向にお金が増えていないことがバレてしまいました。そしてカンカンに怒られて、次の日から全トレード履歴を報告することになりました。

もちろん、報告は嫌でした。「ダサいトレード」「悔しいトレード」「紙一重で負けたトレード」人に言いたくない、ましてや家族になんて言いたくないトレードもありました。

「本当はプラスのはずだったのに、マイナスになってしまった。」という思いで、マイナスの報告をしたこともあります。

ですが妻はFXは素人なので、途中経過などはまったく関係ありません。

「本当は、○○円のはずだったのに。こんなはずじゃなかった。」

「・・・で、いくら?」

「今日すごかったんだよ!手法がピッタリ的中して、Opips抜いたんだ!」「・・・ふうん。で、いくら?」

「今日は指標ですごい結果が出て、めちゃめちゃ相場が動いた!」

「・・・だから?いくら儲けたの?」

という調子です。笑

言い訳は一切無用です。

ですから、

3月1日+〇円

3月2日〇円

などと、LINEで結果だけ報告するというルールでした。

これにより、マイナスになるくらいだったら、+1円でもいいからプラスで終えよう。という感覚が生まれ、「勝ち逃げ」のマインドが徐々に育ちました。

実はこの「勝ち逃げ」のマインドがトレードでは大切なのです。

銀行のトレーディングルームでFXトレードを行っているプロのディーラーも、この考えです。

マイナスの成績だと、クビです。クビになると、他の銀行でも再就職はできません。

プラスなら、どんなに小さくても、クビにはなりません。

よって、勝つか負けるか分からないというような博打トレードはしなくなり、「ここを粘れば大儲けできるかも」というシーンで欲張らずに確実に利確する精神が確立します。だからプロは強いのです。

この「結果至上主義」の精神こそが、FXにおいて重要なのです。それが、他人に報告をすることで養われます。Twitterやブログだったら誰でも無料ですぐに始められますから、ぜひ試してみてください。

 

STEP.5 他人を巻き込む

情報発信する

  • 情報発信をする

先ほど、他人に結果を報告すると良いというお話をしました。

今回ご紹介する「情報発信をする」というのは、これとはまた少し違います。

ツイッターやブログで、自分の相場観やシナリオ、手法、エントリー決済の根拠などを発信するということです。

情報発信は、勝っているプロだけがするもの、と思っていたら大間違いです。誰でも発信する権利があります。

情報を発信することで、相場を俯瞰して見ることができます。結果的に、視野が広がりますし、冷静さも保たれ、無茶なトレードをしてしまうリスクが大きく減ります。自分のことを、自分の上から見ているつもりでトレードができるのです。プロトレーダーでツイッターやYouTubeをやっている人も多いですが、多くはその理由です。

「自分はまだまだ実力が足りないから、発信は無理。」

と思ってしまう方もいるかもしれませんが、「予想が当たる」「外れる」は、問題ではありません。

あくまで、情報発信は自分のために行なっているのです。

仮に間違った内容をツイートしてしまって、それを読んだ人が鵜呑みにして損失を出したとしても、それはその

人の責任ですから、あなたには関係ありません。大切なのは、「発信を続けること」です。

トレードノートを書いている人も多いと思います。私はトレードノートが続かなかったため、ブログに書き溜めるようにしました。閲覧数もほとんどありませんでしたし、広告収入を得るわけでもありませんでしたが、トレードノートよりも続けることができました。

ツイッターも、今とは違うアカウントですが、初心者の頃からやっていました。

「絶対こうなると思う!だからロングしました!自信があるから損切りはしません!」

「ぎゃー!!!オワッタ・・・。」

などというどうしようもない内容ばかりでしたが、一人でやっているよりも気が紛れて楽しかったです。

アウトプットすると、頭にも入りやすくなります。自分の勉強にもなります。情報発信をぜひ試してみてください。

 

STEP.5 他人を巻き込む

人に教える

  • 人に教える

人に教えることで、学習効果が高まるということが、科学的にも証明されています。

この「人に教える学習法」は学校や受験予備校などでも採用されているところもあります。

学習には5段階あるとされています。

学習の5段階

⑤無意識的有能に意識的有能

人に教えられる

④無意識的有能

当たり前にできる

③意識的有能

頑張ればできる

②意識的無能

知っているけどできない

①無意識的無能

知らないことを知らない

自分では分かったつもりになっていることでも、いざ人に説明しようとすると、うまく説明できなかったこと、ありませんか?それは深いところで理解できていないからです。

人に説明しようとすることで、自分でもよく分かっていなかった疑問点に気づきます。そして、わかりやすく噛み砕いて説明しようとする脳内作業の合間に、自分でも理解が深まります。そして、記憶に定着しやすくなります。

FXでも、手法や理論、メンタルや向き合い方など、人に教えると自分でも最高の学びになります。

教える場所は、「FXをやってみたい!」という知り合いでもいいし、ブログでもYouTubeでも良いと思います。

何なら、ぬいぐるみ相手でも良いくらいです。自分の言葉でアウトプットする作業が、自分のための勉強になります。

以上が、STEP.5の他人を巻き込むというものでした。他人を巻き込むことで、学習効果を高めて、できるだけ早く成功に辿り着けるようになります。ぜひ試してみてください。

 

 

 

 

 

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