4/14 ⑤FXで勝てない人のための知識の泉

STEP.6

勝ちやすいト レードをする

  • 勝ちやすいトレードをする

FXで勝てる人というのは、いつでもどこでも百戦錬磨で勝てる人、ではありません。

FXで勝てる人というのは、勝てるところだけやっている人です。

私もそうですし、私の周りのプロのトレーダーさんを見ていて思うのが、FXがそんなに上手いわけではありません。ですが、「ここぞ!」というときに決め切れる決定力は持っています。

YouTubeなどでリアルトレードを配信しているプロの方は、本当に天才だと思います。定期配信で必ずプラスで終えるので、専業トレーダーからしてもやはり神的存在です。一般の人は、そのような一握りの天才の方に憧れるのはいいですが、真似しようとするのは危険だと思います。

ですからまだトータルで収益がプラスになっていない人は、「ホームランバッター」ではなく、まずは打ちやすい球で確実に安打を出せる人を目指してください。

ここでは、一般的に「勝ちやすい」「難易度の低い」とされている手法をお伝えします。

 

STEP.6 勝ちやすいトレードをする

長期足に順張り

■長期足に順張り

長期足のトレンドは、強いです。

その長期足に逆らわず、順張りをするトレードは、比較的難易度が低いです。

例えば、月足が上。週足が上。日足が上。4時間足が上。を示している相場だとしたら、

1時間足を根拠にするにせよ15分足を根拠にするにせよ、絶対にロング(買い・上)でエントリーするべきです。

トレンドが発生している時というのは、国家、大企業、機関投資家、大口投資家、一般投資家などの大量の資金、総意がトレンド方向に流れているということです。

我々一般投資家は、その流れに乗った方が、絶対に有利です。もちろん逆張りのチャンスも発生するかもしれませんが、逆張りは流れに逆らっていることになるため、難易度が高いです。まだプラスになっていない人がわざわざ背負うべきリスクではありません。

トレンドを見極める方法は、

1、ダウ理論

2.、トレンドライン

3、MA(移動平均線)

が一番オーソドックスです。

特にダウ理論を理解することは重要です。ダウ理論は全てのトレーダーが考えているものなので、相場に当てはまりやすいです。仮にダウ理論を知らないというトレーダーがいたとしても、これは「大衆心理」を応用したものなので、無意識的にダウ理論通りの行動をとってしまうと言われています。

トレンドラインは、やはり見ている人も多いですし、機関投資家や大口投資家のAIのプログラムにも採用されている可能性があり、反応しやすいです。

MA(移動平均線)は一目見るだけでトレンドが把握できるので、インジケーターとしては一番有名どころです。重要なのは、20MA、75MA、200MAです。

日足で考えるとわかりやすいのですが、20MAというのは、20日分の価格の平均値のことです。

これは休日を除いた営業日数に相当するので、つまり1ヶ月の価格の平均ということになります。

要するに、20MAのラインよりも、今の価格が高ければ、1ヶ月の平均と比べて今の価格の方が高い。ということがわかります。

同様に、75MAは約3ヶ月、200MAは約1年に相当します。厳密に言えば数字は細かくなってしまいますが、業界ルールのようなもので、この数字が一般的となっています。

そしてこれは日足から考えた数字となっていますが、他の時間軸でもこの3つがそのまま使われていることが多いです。だからどの時間のローソク足を表示したとしても、この3つのMAを表示させておけば間違いありません。

このようにしてトレンドを判断し、そのトレンドに逆らわないトレードのみをするようにしましょう。

格好付けて逆張りを狙ったり、頭から尻尾まで取ろうとしてギリギリを狙ったりせず、大きな流れに身を委ねましょう。当然、エントリーのチャンスは減ります。ですがトレンドに乗れると大きな利益になりますから、それで十分です。

相場はトレンド、レンジ、トレンド、レンジを繰り返します。

私は勝てなかった時代に過去の履歴を分析したところ、トレンド時の順張りでのみ、利益を得ていることがわかりました。それ以外の場面では、ちょこちょことトレードしては勝ったり負けたりで結局トータルマイナスになっていました。

ですからトレンドが発生するまでジタバタせずにじっと待ち、トレンドが発生したら長期足に順張りの方向でのみエントリーするという手法を徹底することにしたのです。それによりコツコツとプラスの収益を積み重ねることができました。

必然的に、エントリー回数も減り、体力的にもメンタル的にも楽になりました。

 

STEP.6 勝ちやすいトレードをする

仕様もないところにSL を置かない

  • 仕様もないところにSLを置かない

「しょーもない」ところにSLを置かないようにしましょう。

ここまで行ったら諦めて損切りしよう、というラインが、SL(ストップロス)です。

ですが、このSLの置き場所は一歩間違えると痛い目を見ます。

SLを設置する場所は、人間の心理から考えて、だいたい予測できます。

みんな同じようなところに設定していますから、注文が溜まっています。

注文が溜まっているということは、そこまで価格が到達してきやすいということです。

また、あえてその注文を狙った仕掛け的な動きも出てきます。プロからしたら、大衆のSLの位置などバレバレです。

そのような「しょーもない」バレバレの位置にSLを置いておくと、まんまと狩られます。通称「SL狩り」です。

 

ショート勢の損切り注文

?

ロング勢の損切り注文

 

SL狩り例1

本当は【下】で合ってた 一旦上に溜まってたSL を狩ってから下へ

 

SL狩り例2

本当は 【上】で合ってた一旦下に溜まってたSLを狩ってから上へ

 

そして、SLが狩られると、相場にエネルギーがなくなって、グングンと価格は逆戻りを始めます。

「自分が損切りした瞬間に、逆行した。」

という悔しい経験は、誰もが経験する、相場あるあるです。私も、数え切れないほど経験しています。

では、SLは置かない方がいいのでしょうか。あえてSL狩りを避けるためにSLを置かない人もいますが、私は反対です。特に初心者の方やトータル収益がマイナスの人は、絶対にSLは置くべきです。

SLがないと、ずるずるずるずると損失が拡大する可能性があります。ある程度損失が拡大し、自分の中の心理的な許容金額を超えてしまうと、もう自分の意思ではどうすることもできなくなり、手遅れになります。こうならないために、SLは置いておくべきです。

ではどこにSLを置けばいいのでしょうか。しょーもない場所に置かない、と言いましたが、しょーもない場所に置かざるを得ないということは、そもそもエントリーのタイミングが悪いのです。相場の方向がはっきりする前に、先走ってポジションを持ってしまったことが敗因です。「待つ!」のです。

具体的には、今回の例でいうと、「SLを置こうと思った場所が、本来のエントリーポイント」です。

もしショートで攻めたいなら、ここまで待つべきだったのです。

 

本来ショートすべきだった場所

 

ここまでショートを待ち構えていれば、SLはさらにこの上に置くことができます。

大衆のSLのさらに上なので、悪い位置ではありません。

また、もしロングで攻めたいなら、ここまで待つべきだったのです。

 

本来ロングすべきだった場所

 

これは例であり、「このような場面でエントリーすれば絶対勝てる!」という意味ではなく、あくまでしょーもな

いところでエントリーしてしょーもないところにSLを置かないようにしましょう、というお話でした。

 

STEP.6 勝ちやすいトレードをする

プライスアク ションで手を 出さない

  • プライスアクションで手を出さない

プライスアクションとは、「これから値が大きく動くであろう場面」のことです。

ダブルトップダブルボトムや、三尊、トレンドラインや水平線、キリ番、直近最高値最安値などのチャート形状が、「完成するか」「しないか」の局面です。多くのトレーダーが注目している場面です。

 

プライスアクション例

ダブルトップ?

 

プライスアクション例

三尊?

 

プライスアクション例 トレンドライン反応?

 

プライスアクション例

キリ番で反応?

 

このような場面は、新規注文も流れ込みやすいですし、指値注文やストップロスなども置いてあり、価格が走りやすいです。

初心者の方やまだ収益がプラスになっていない方は、このようなプライスアクションで手を出してしまいがちです。

「テクニカル的に、チャンスを見つけた!」と思ってしまうのでしょう。

また、一気に価格が動くため、「手っ取り早く、あっという間に大儲けできる!」という単純明快な結果を求めてしまう心理も原因としてあるはずです。

ですが、プライスアクションで、どっちに動くかはわかりません。二分の一です。

「ダマシ」というものもあるので、簡単には予測することができません。

要するに、難易度が高い場面なのです。

 

この時点では 分からない

ダブルトップ完成

ダブルトップならず

 

ですが、二分の一の確率で勝ててしまうことがあるため、運良く一瞬で大儲けできる場面でもあります。

ですから、一度でもこのような場面で運良く利確してしまった経験がある方は要注意です。その経験が「快感」として記憶に残り、人は忘れられなくなってしまいます。その結果、何度も何度もプライスアクションで二分の一の勝負をしてしまうのです。

これを繰り返していても、勝ったり負けたりで、永遠に収益は伸びません。ですから結論は、プライスアクションでは手を出してはいけないのです。

 

よし、 ダブルトップを 期待して、ショートで エントリーしよう!

売り

→勝率50%

→好手ではない

 

プライスアクションを見つけても、静観してください。そしてその後、明確なトレンドが発生したら、トレンドに着いていってください。それで十分です。

「あーあ、予想が当たってた。エントリーしておけば、儲かってたのにな。」と考えてしまうのは、はっきり言ってナンセンスです。二分の一の確率なのですから、その予想を当てたことには何の価値もありません。

プライスアクションで手を出していいのは、すでに収益が十分プラスになっていてリスクを取れる人。もしくは、もうすでにポジションが含み益になっていて、その上でプライスアクションを見守っている人だけです。

まだトータルの収益がプラスになっていない人は、プライスアクションでのトレードはしないようにしましょう。

プライスアクショントレードを繰り返していると、次のような憂き目に遭います。

 

おまけ

水平線を抜けたら、 ダブル トップは否定されるので、 ショートは損切りしよう

SLセット

売り

 

 

STEP.7

小さな目標を作る

STEP.7小さな目標を作る

「FXで、億万長者になる!」

「FXで、とりあえず大金を稼ぎたい!」

などという大きな目標を掲げている人は多いです。ですが大きな目標というのは、フワッとしていて、具体性がありません。具体性がない夢は叶うことはありません。なぜなら、叶ったのか叶わないのかもフワッとしてるので、叶わなかった時の保険が効いており、自分に対する無意識的な言い訳になってしまいがちだからです。

具体的な目標が大切なのですが、ですが「今年中に1000万円稼ぐ」「3年以内に月収100万円を突破する」などというも目標もよくありません。「大きすぎる」「遠すぎる」からです。

そうではなく、小さい目標を作りましょう。ダイエットで例えると、「来月までに10kg痩せる!」は無理ですが、「来月までに1kg痩せる!」なら無理なくできそうです。

FXもまずはこのイメージで、小さい目標をクリアしていきましょう。今まで勝てていないトータルマイナスという方は、一回背伸びや高望みをやめて、現実的な目標を設定しましょう。

 

STEP.7 小さな目標を作る

小さな目標 を達成する

  • 小さな目標を達成する

小さな目標を作って、それを達成することで、確実に成功体験が身についていきます。

目標は、人それぞれ違います。自分にとって「簡単」そうに思える小さな目標を作って、クリアしたら徐々に伸ばしていくことをおすすめします。

例えばマラソンでも、トレーニング未経験者はいきなりフルマラソン42.195kmは完走できません。

まずは、1kmくらいのウォーキングから始めます。これくらいのイメージです。

将来100万円稼ぎたいなら、まずは確実に1万円稼ぐことを目標にする。そんなイメージです。

私は初心者時代、10万円の証拠金でトレードをしていました。

海外口座でハイレバ高ロットでトレードしていたので、ものの数十分で1〜3万円は簡単に動く世界でトレードをしていました。

ですが勝ったり負けたりで結局資金は増えず、何度も残高を0円にする強制ロスカットも何度もしてしまい、その度に追加入金を繰り返していました。

このときの過ちとして、理想が大きすぎたということです。

例えば含み益が2万円出ていても、「2万円じゃ人生は変わらん!」「もっともっと伸びろ!」と思って利確せずに

握り続け、結局マイ転して損切り。などということを繰り返していました。

ですがあるとき、この「小さな目標」を作るということを思いつきました。その時の私が立てた目標は、1万円を1ヶ月で倍の2万円にするというものでした。

「この最後の1万円がなくなったら、FXは諦める。」

という気持ちで作った目標です。確かに1万円の利益では人生は変わらないかもしれません。

ですが、1万円を2万円にできないのであれば、今後10万円を20万円にすることもできないだろうし、ましてや100万円を200万円300万円にすることなど到底できないことは何となく理解していました。

証拠金1万円だと、千円〜2千円くらいの値動きになります。普段1〜3万円の増減に慣れていた私は、千円〜2千円の増減ではビビることなく、落ち着いたトレードができるようになりました。

その結果、紆余曲折を経たものの、何とか目標達成をすることができました。私はその一万円を、出金手数料はかかってしまいましたが現金化し、1万円札にして、デスクに飾りました。

たった1万円で、トータルで考えるとまだまだマイナスでしたが、間違いなく自分のトレードで生み出した1万円ということで、自分にとってとても大きな価値のある1万円でした。

相当久しぶりの出金だったため、喜びが込み上げてきたのを覚えています。この小さな成功体験を忘れないように、という思いでデスクに飾ったのです。

その後、また紆余曲折を経て成長していく中で、気付きました。成功は、「小さな成功」の積み重ねなのだということにです。一発逆転で、大勝ちしてやろう、という考えがそもそも間違いだったのです。コツコツと小さな勝ちを積み重ねていく地道な道の先に、成功があるということに気づきました。

このことに気付かせてくれたのが、間違いなく「小さな目標」です。

 

STEP.7 小さな目標を作る

もう入金しないと決める

  • もう入金しないと決める

証拠金が減る度に、毎月給料から追加で入金している方も多いと思います。

私もサラリーマンをしながら、これを続けていました。

ですが、追加入金をしているうちは、勝てません。

理由は簡単で、「背水の陣」の覚悟が決まらないからです。

「負けても、来月足せばいいや。いつか、全部取り戻せるっしょ!」

そんな気持ちでトレードしていては、本気度が全然足りません。

資金管理もできていないということです。

労働収入でカバーできる範囲ならいいですが、これが今後扱う金額が増えたときに、ミスをカバーできなくなります。要するに、そのうち通用しなくなる手法だということです。

「でも、証拠金が少ないと、利幅も少ないから、やっている意味がない。」

このような意見ももっともです。

ですが、少額の証拠金をコツコツ増やせない人が、さらに大きい金額を扱ったときに増やせるわけがありません。

まずは、少額でいいので、コツコツと実力と成功体験を積むことが大切です。十分に実力が付いた頃、証拠金も増えているはずですから、そのときにロットをあげればいいのです。これが投資の世界でよく言われる「複利の力」です。

ですからFXの収益曲線は、このように二次曲線的になります。まだ勝てていないという人は、焦らないでください。今焦らなければ、いつか何十倍、何百倍にして取り返せる可能性があります。

ある程度、自分に満足感のあるロットで勝負できる証拠金がすでにある方は、「もう入金しない」と決心してください。

もし今の証拠金がすでに減ってしまっていて、これから追加入金だという方は、それを最後の入金にしてください。

その残高が0になったら、FXは引退です。追加入金でリベンジはできません。絶対に0にしない資金管理、ロット調整が求められます。ですがこの感覚はFXを続けていくためには絶対に必要になる感覚です。

以上がSTEP.7の小さな目標を作るということでした。

 

まとめ

STEP.1間違いを見つける

まずは自分のトレードで決定的に間違っている部分を発見します。

その穴を塞ぎます。

STEP.2負けトレーダーの特徴を知る

FXで負けるパターンを理解し、その行動を取らないようにします。

STEP.3勝ちトレーダーの思考を知る

勝ちトレーダーの正しい思考を刷り込み、自分のものにします。

STEP.4習慣を変える

今までの負の流れを断ち切り、新しい風を呼び込みます。

STEP.5他人を巻き込む

他人に協力してもらうことで、自分一人以上のパワーを発揮します。

STEP.6勝ちやすいトレードをする

比較的難易度の低い、勝ちやすいトレードのみを行うようにします。

STEP.7小さな目標を作る

小さな目標を作り、それを達成することで、確かな成功体験を蓄積していきます。

以上STEP.1〜7が、「FXで勝てない人のための薬」です。FXは何かのきっかけ一つで劇的に成長する可能性があ

るものです。これらの薬の中に、あなたに効く最高の良薬があることを祈っています。

 

最後に

最後までお読みいただきましてありがとうございました。以上が「FXで勝てない人のための薬」でした。

今FXで稼げている人も、全員、勝てない時代があったはずです。FXで勝てなくて苦しい時期を乗り越えた先に、FXの成功が待っています。今勝てない人も、絶対に諦めないでください。

最後になりますが、「ポジティブになりましょう」というメッセージをお伝えさせてください。

成功者の多くが、ポジティブです。彼らは、まだ成功する前の苦しい時から、未来の成功する自分を信じていました。「思考は現実になる」という言葉もあるように、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすと、ポジティブな結果が待っています。これは多くの成功者が口を揃えて言っていますし、私も確信しています。

他人に対する悪口や批判はもちろん、「ああ、自分はダメだ。」「どうせ、次も負けるだろう。」などというネガティブな言葉は絶対に発しないでください。ネガティブな感情を断ち切り、ポジティブな流れを呼び込みましょう。FXも所詮は人の営みです。ポジティブな気持ちで取り組めば、それだけで一気に流れが好転するものです。

次は、あなたが成功する番です。

 

 

 

 

 

 

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