在宅副業4「YouTubeクリエイター」
4つ目は「YouTubeクリエイター」です。一般的には「YouTuber」という名前で親しまれているビジネススタイルです。
YouTube上に動画をアップロードして、それを視聴してもらえれば、再生回数に比例して広告収入が支払われるという仕組みになっています。
ブログのところでお話しした「GoogleAdsense」広告が使用されるので、仕組みとしてはブログと同じになりますね。
YouTubeは「手軽に」「たくさん」稼げるといったイメージが持たれがちですが、マネタイズするまでにハードルがあります。
チャンネル登録者数1000人以上、直近12ヵ月の動画総再生時間が4000時間以上でなければ、GoogleAdsense広告を掲載する権利を手にすることができないんですね。
ここまで到達することが難しくて、挫折していってしまう人がたくさんいるのがYouTuberという働き方なんです。
YouTuberの広告収益は、動画のジャンル、動画の再生時間、視聴維持率など、様々なものに影響されて変動します。
多い人は「1再生あたり1円」になる人もいると言われていますが、ほとんどの人は「1再生あたり平均0.1円程度」だと言われているんですね。
つまり、YouTuberの収益を決めるのは「チャンネル登録者数」ではなく「動画の再生回数」の方が重要だと言えます。
50000円+0.1円/再生数=50万再生
ということになりますから、月収5万円をYouTubeから稼ごうと思ったら、毎月50万回の動画再生回数が必要になるというわけです。
思ったよりも再生回数が必要ですよね。
1ヶ月間で50万再生なので、1日あたりは、
50万再生+30日=16666再生
となりますので、1日「約17000回の再生」が必要になります。
毎日動画を投稿し続けたとして、その動画がすべて17000回以上再生されれば、月収5万円になるという計算です。
もちろん、過去に投稿して積み上げてきた動画も、再生してもらえれば広告収入が入ります。
新たに作成した動画だけで、毎日17000回の再生を生み出さなくても良いということですね。
基本的には、高品質な動画や、ずっと検索され続ける「普遍的な動画」でなければ、投稿日から日を追う毎に少しずつ再生回数は落ちていきます。
特定のキーワードで検索上位に君臨する動画を作ることができれば、長く稼ぎ続けてくれる動画になることもありますね。
具体的に「これくらい動画を作れば良いですよ!」とか「これくらいチャンネル登録者がいれば良いですよ!」と一概に言えないのがYouTuberです。
再生回数の目安はお伝えできるのですが、基本的には「チャンネル登録者数1000人、直近12ヶ月の総再生時間4000時間以上」をクリアして、マネタイズできる状態になっていれば、おおむね月収5万円はクリアできるイメージです。
いずれにしても、コツコツ動画を作り続けることしか答えはありません。
品質の良い動画、面白い動画などは、毎日動画制作と向き合っていく中でスキルを身につけたり、自分なりのスタイルを見いだしていくものだと思います。
長期間、コツコツ続けられた人だけが輝ける場所だということですね。
作るコンテンツが動画になるだけで、基本的にはブログと同じような考え方になります。
在宅副業 5 「プログラマー」
5つ目は「プログラマー」です。 プログラマーというと、ものすごく専門的なジャンルなので「自分にはまったく関係ないよ」と思う人もいるかもしれません。
確かに、何も知識や技術を身につけていなかったら、まったく仕事にならないジャンルです。
だけども、最近では「オンラインスクール」「オンライン講座」「YouTube動画」などで、手軽に学べるようになってきています。
スマホの「アプリ」という存在があるおかげで、プログラマーが少し身近に感じられるようにもなってきているのではないでしょうか。
個人でもプログラマーとして活動している人が増えてきているので、身近なところにもプログラマーがいるのかもしれませんね。
何よりすごいのは、プログラマーの案件単価です。
フリーランスのプログラマーなら、月額40~60万円が相場だと言われています。
システム開発案件で数万円~十数万円、アプリ開発でも数万円という相場なので、仕事を1件こなせば「月収5万円」は見えてきます。
スキルを身につけるまでには時間がかかるものですが、ブログやYouTubeに比べると短期間で稼げるようになるし、確実に収益化を狙えるジャンルでもあるんですね。
世の中はITの進化に伴って、様々なサービスやシステムなどが開発されていますが、まだまだ「プログラマー不足」な状態です。
あなたがプログラマーとしてのスキルを身につければ、確実に仕事を採ることができるんですね。ここが大きなポイントです。
フリーのお仕事募集サイトとして有名な、クラウドソーシングサイトを使えば、プログラマーの案件も山のように見つかります。
在宅副業6「イラストレーター」
6つ目は「イラストレーター」です。
イラストレーターは、文字通り「イラスト」を描いて販売するお仕事です。
自らがデザインしたイラストを販売する場合もあれば、お客様から要望があったイラストを描いて販売する場合もありますね。
「絵を描く」というスキルがあれば、誰でも挑戦できるビジネスです。趣味で絵を描いている人であっても、十分にマネタイズできる可能性がある副業です。
日本イラストレーター協会によると、一般的なイラストレーターの料金相場は以下になるとされています。
モノクロイラスト3000~5000円
カラーイラスト5000~10000円
画像のサイズ、精密さなど、金額に影響する要素はたくさんあると思いますが、基準が無いとわかりにくいので、この金額をベースに月収5万円を考えていきます。
モノクロイラストだと、
50000÷円3000円=16.6枚
50000円÷5000円=10枚
およそ「10~17枚」のイラストを描くことができれば、月収5万円になります。
2〜3日毎に1枚のモノクロイラストを仕上げることができれば良いので、副業としても十分に稼げる可能性がありますよね。
カラーイラストだと、
50000円÷5000円=10枚
50000円÷10000円=5枚
およそ「5~10枚」のイラストを描くことができれば、月収5万円です。
カラーイラスト「5~10枚」というのも、現実的な作業量だと思いますね。
このように、イラストレーターで月収5万円はかなり現実的だと言えます。
もちろん、絵を描くことが好きだったり、絵を描ける技術を持っていたりすることが前提です。
イラストレーターのお仕事は、クラウドソーシングサイトでも募集されていますが、メインは「ココナラ」というスキルシェアのプラットフォームです。
クラウドソーシングとは真逆で、「こんなお仕事ができるので、発注しませんか?」といった感じで、受注者側が仕事を募集するような仕組みになっています。
「3000円~でSNSのアイコン作成を請け負います」「5000円~でブログに使えるアイキャッチ画像を請け負います」といった感じで、金額と業務内容を記載しておいて、購入してくれる人が現れるのを待つイメージですね。
イラストレーターとして仕事を採りやすい仕組みになっていますので、積極的にココナラを活用して仕事を採っていきましょう。
ココナラで出会ったクライアントが、その先長くお仕事を共にするパートナーになることもありますので、最初の仕事を採ってくる場所としても有効活用することができます。
在宅副業7「コンテンツ販売ビジネス」
7つ目は「コンテンツ販売ビジネス」です。
コンテンツ販売ビジネスは、自分で「有料のコンテンツ」を作成・販売するビジネスです。
需要さえあれば、どんなジャンルでもコンテンツを作って販売することができます。
文章コンテンツ、音声コンテンツ、動画コンテンツ、コンサルティング、オンラインセミナーなど、ありとあらゆる方法でコンテンツを販売していくことができるんですね。やり方も、取り扱うコンテンツのテーマも幅広いので、個人ビジネスで最終的に取り組むことになるのが、コンテンツ販売ビジネスだと思っています。
つまり、個人ビジネスで売上を最大化していく中では、誰もがコンテンツ販売ビジネスをひとつの到達点として考えていくようになります。
その理由は、収益の大きさです。
コンテンツ販売ビジネスは、販売するコンテンツの単価も自由に設定できるし、コンテンツのジャンルも自由に作り込むことができるので、売上げはどこまでも上げていくことができます。
コンテンツを作って、それをブログやメルマガ、SNSなどで販売していくと、大きく売上げを高めていくこともできるんですね。
1つ3万円のコンテンツなら、1ヶ月に1っ売れれば「月収3万円」、2つ売れれば「月収6万円」なので、本書で目指している「月収5万円」の壁はそこまで大きくないジャンルです。
特定のジャンルやテーマについて、文章、動画、音声などを駆使して、徹底的に分かりやすく、そしてボリュームのある網羅的なコンテンツにすることができれば、誰にでも稼げるチャンスがあるのです。
プラットフォームでコンテンツ販売をしていると、どうしても利益を最大化することができません。
僕自身も、こうしてKindle出版をメインで頑張っていますが、Amazonというプラットフォームを活用している時点で、売上げの一部はAmazonに支払わなければなりません。
Amazon自身に集客力があるからこそ、そこを利用する形でKindle出版をやっているわけですが、利益を最大化するという観点で言えば、プラットフォームを活用せずにコンテンツ販売をした方が良いのです。
設定できる「価格」もプラットフォーム依存になるし、そもそもAmazonのKindle本に対して数千円以上を支払う人はほとんどいないと思います。
Amazonが提供しているサービスを活用しているので、いつAmazonがサービスから手を引いてしまうのか、ある意味「裁量を握らている」という状態でもあります。
「個人ビジネスとしては、リスクを抱えている状態なんですね。
また、ユーザーの中で、Kindle本の適正価格のようなものができあがってしまっているので、価格帯を自由に変えることもできませえ。
ここも、プラットフォームを活用する以上、逃げられない部分になります。
なので、Kindle出版やYouTubeのように、プラットフォームを活用したビジネスは「お客様を集める」「わずかながら利益のベースとして活用する」といった視点で利用していきます。
そのうえで、自身で開発した有料コンテンツを販売するようにしていけば、売上げを最大化することができるのです。
プラットフォームにはプラットフォームの良さがありますので、コンテンツ販売と組み合わせて活用できると理想的ですね。
在宅副業8「転売、物販」
8つ目は「転売、物販」というジャンルです。
転売ビジネス、物販ビジネスとは、実体のある「モノ」を販売するビジネスです。
転売であれば、とある市場から購入した商品を、別の市場で売ることによって利益を手にするビジネスです。
Amazonで5000円で仕入れた時計を、Yahoo!オークションで8000円で売ることができれば、3000円の利益を手にすることができるというイメージです。
物販は、転売ビジネスも含みますが、自分でモノを作って販売することも含まれますね。
転売ビジネスの方がわかりやすいので、ここからは転売ビジネスをメインにして解説していきます。
モノを1つ売ったときに、得られる利益の割合を「利益率」と言います。
先ほどの例だと、8000円で販売して3000円の利益が得られたことになるので、
3000円÷8000円×100=37.5%
利益率はおよそ「37.5%」ということですね。
例題として書いたモノなので、利益率がかなり高くなっていますが、現実では「37.5%の利益率」を出すのは至難の業です。
利益率を20%と仮定した場合、5万円の利益を得るためにはおおよそ25万円分の転売が必要です。
25万円分も転売するとなると、かなりの数の商品を売らなければなりませんね。
では、月に25万円の転売をしていくには、具体的にどうしたらよいのでしょうか。
1ヶ月を30日で単純計算してみましょう。
25万円÷30日=8333円/日
- 毎日8333円の売上
単純に考えて、毎日8400円ほどの商品を転売できれば目標達成は可能です。
毎日8400円分の商品を売る……無理ではなさそうです。
無理ではないけれども、毎日8400円近くの取引をし続けるのは、初心者がチャレンジするには若干ハードルが高そうですね。
あらかじめ20万円相当の在庫を購入しておかなければならないので「元手」が必要にもなります。初心者が最初に取り組む副業として、最初から資金を投入しなければならないところは、デメリットでもありますね。
それから、在庫を抱えておかなければならないし、商品が売れたら「梱包や発送の対応」もしていかなければなりません。
転売ビジネスに活用する元手資金が潤沢にある場合や、在庫を抱えるスペースが十分にある場合は、大きく稼げる可能性のある副業でもありますので、気になる方は5万円目指して頑張ってみるのもありでしょう。
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