3/23 ③​​​「副業初心者が知っておきたい在宅副業」​​​~月収5万円を獲得~

在宅副業9「ハンドメイド販売」

9つ目は「ハンドメイド販売」です。

ハンドメイドは「物販ビジネス」の中に含まれるビジネスモデルです。

自らが制作したハンドメイドのアイテムを、ラクマやminneといった「フリーマーケットサイト」で販売することが主なやり方になります。

製作したアイテムを写真におさめ、商品の紹介文を記載したり、値段をつけたりしておくと、あとはフリマアプリ内で購入者が現れるのを待つ、といった感じになります。

同じ商品を複数製作するようにしていけば、販売ページを作る手間が省けるので、よく売れる商品などは量産すると効率的ですね。

もちろん、カフェや美容室などに「委託販売」として店舗に商品を置いてもらったり、ハンドメイドマーケットというイベントに参加して、自らの手で販売することも可能です。

ハンドメイドの純利益は、

商品単価-原価費用-作業労務費

で決まります。

作業労務費は、ハンドメイドのアイテムを作る「労働時間」を費用に冠山したものです。

今回は、外注で誰かに仕事を依頼することは想定していないので、一旦「作業労務費」は差し引いて考えますね。

原価の中には、パーツの単価と配送料が含まれます。

例えば、アクセサリーのハンドメイドをやる場合。

イヤリングや指輪、ネックレスなどのパーツを購入し、それらを組み合わせてアクセサリーを作っていきますよね。

パーツ同士を組み付ける金具やチェーン、UVレジンという「紫外線で硬化する液体」を使った接着を行う場合は、レジンの代金なども含まれます。

ネット通販で購入する場合、1つずつパーツを購入するよりも、まとめて購入した方が配送料を押さえることができるので、純利益を高めることにも繋がります。

商品単価をいくらまで引き上げられるか、原価となるパーツ代金をいくらまで落とすことができるかが、利益を高める鍵になります。

どんなものをハンドメイドするのかによって、利益率も大きく変わってくるので、ここでは一例のみご紹介します。

例えば、「イヤリング」を800円~1000円程度で販売するとしましょう。

一般的に店舗で売られている価格に比べると「30~50%」ほど安い値段設定なので、ハンドメイドでも十分に売れる価格帯です。

このイヤリングに使用するパーツの原価代を「400~500円」に設定すれば、利益率50%のビジネスにすることができますよね。

そうすると、

月収5万円÷利益率50%=10万円

となりますので、売上げとして10万円を確保することができれば「月収5万円」を達成することができます。

売価が800~1000円なので、

10万円÷800~1000円=100~125個

つまり、月間「100~125個」のイヤリングを販売しなければならないことになります。

これはかなりハードルが高いですね。

毎月「1日がかりのイベント」があった場合でも、1日あたり20~30個ほど売れれば「売れている方」だと思います。委託販売が2店舗あったとして、各店舗ごとに「20個」売れたとして「40個」です。

イベントと委託販売を合計しても「60~70個」になりますね。

実売で100個を売ろうとしてもなかなか難しくなってしまうので、インターネット販売で伸ばしていくことが戦略になります。

自分の代わりに商品を販売してくれる店舗のような役割を果たしてくれるので、フリマアプリはフル活用していきましょう。

SNSのフォロワーを増やして、ラクマやminnneからの売上げが期待できるようになれば、月収5万円は十分に到達できると考えられますね。

初月からはなかなか稼げませんが、コツコツ「ハンドメイド作家」としてブランディングしていけば、売上げをアップさせることも可能です。

ハンドメイドのアイテムは、ファンがつきやすいビジネスでもあります。

自分を綺麗に、可愛くしてくれるアイテムを手にした時、その作家さんに対してファンになるのは自然の流れです。

もっと他のアイテムも作ってください!と、新しいアイテムを予約してくれるお客様も出てきます。

気に入っていたアイテムが壊れてしまったり、無くしてしまったりした時は「あのアイテムをまた作ってください」と、リピーターになることも珍しくありません。

ファンを作って、お客様ひとりあたりの単価を上げることができれば、月収5万円も夢ではありません。

ただし、毎月大量のアクセサリーを作る時間が必要になりますので、ハンドメイドだけで稼ごうとしても、どこかで頭打ちになってしまうことだけは理解しておきましょう。

 

在宅副業10「音声配信、ライブ配信」

10個目は「音声配信、ライブ配信」です。

ラジオ配信アプリやラジオ配信プラットフォームを使って、マネタイズしていく手法になります。

Voicy、Stand.fm、Himalayaなど、音声配信に特化した様々なメディアが誕生しています。

どの音声メディアでも「収録した音声が配信できる」というところと、「ライブ配信をリアルタイムで配信できる」というところが大きな特徴です。

忙しい中でも、耳だけはフリーになっていることがよくあるので、動画を見るほど余裕はないけれど、何かしながら学びたい、楽しみたいというユーザーから支持を集めています。

音声配信で、収益のスタイルは「どれだけ視聴者がいるのか?」というところがポイントになります。

総再生時間に応じて報酬が支払われるシステム

有料会員限定で収録した音源を配信するシステム

購入者のみが視聴できる有料配信システム

おおよそ、これら3つのマネタイズの仕組みに分けられます。

つまり、どれだけ多くの人に聴いてもらえるのか、どれだけの人にお金を払ってもらえるのかがポイントになるわけですね。

メディアによって報酬の割合も変わりますし、どれだけの人に購入してもらえるか?という部分は、ジャンルや影響力によって様々です。

なのでここでは、一例として月収5万円のイメージを考えていきます。

  • 総再生時間に応じて報酬が支払われるシステム

総再生時間に応じて報酬が支払われるシステムの場合、どれくらいのコンテンツを、どのくらいの人に聴いてもらえば良いのか考えていきます。

例として、Stand.fmの収益化プログラム「SPP」というシステムで考えますね。

Stand.fmでは、公式に認められたアカウントのみ、再生時間に応じた収益がいただけるようになります。

1時間あたり「4~6円」と言われているので、「1時間あたり5円」で計算していきます。

50000円÷5円=1万時間

1万時間と考えると、結構な再生回数、視聴維持率、コンテンツの放送時間が必要になりますね。

仮に、すべての配信が10分だとして、視聴維持率が50%と考えた場合は、12回再生されると1時間になる計算。

毎月「12万回再生」されないと、月収5万円にたどり着かないことになってしまいます。

毎日10分のコンテンツを配信したとしても、過去のコンテンツをたくさん視聴してもらったり、うまくライブ配信を組み合わせたりしないと、月収5万円を維持するのは難しいのかもしれませんね。

  • 有料会員限定で収録した音源を配信するシステム

有料会員限定の配信を行う場合も、月額料金を支払ってまで音声を聴きたいと思ってもらえないと、そもそも収益化ができません。

ここも、よほどの影響力が無ければ、毎月お金を払ってまで配信を聴きたい!とは思ってもらえないと思います。

特に、本書を読んでいただいている初心者の方にとっては、かなりハードルが上がると思うんですね。

月額100円だとしても、ユーザーを集めるのは難しいし、仮に集まったとしても「500人」のユーザーに月額料金を払ってもらわないと「月収5万円」にはなりません。

有料会員に月額制で加入してもらうのは、上級者向けだと言えますね。

とはいえ、「そういう世界があるんだ」ということは知っておいて損はありません。

選択肢のひとつとして、知っておいて下さいね。

  • 購入者のみが視聴できる有料配信システム

総再生時間に応じた収入と組み合わせて、購入者のみが視聴できる有料配信システムを設けておくのも良いポイントです。

すべての配信を有料にするわけではなく、「これは良いコンテンツになりそうだ」「これは視聴者が多そうだ」と思うコンテンツができたときは、「1本100円」でも良いので有料にするイメージです。

基本的には再生時間に応じて報酬をいただきながら、これは売れる!と思えるコンテンツにだけ価格をつけていきます。

100~300円程度なら、そんなにお金を支払った気にもならないので、購入者のハードルを下げられますね。

1時間越えの大ボリュームセミナーなどを有料化したり、誰かに対してコンサルティングをしている音源を有料化したりすると、購入者がでてきてもおかしくありません。

有料販売も中級者以上の難易度ではありますが、収益を増やしていく中では目を離せない部分ですね。

こんな感じで、音声配信でもいろんな手段でマネタイズすることができます。

まず最初は、音声をいろんな人に聴いてもらうことを目的にスタートしても構いません。

影響力がでてきたら、音声でもマネタイズできるんだと知っておけば、あなたの副業の選択肢が増えていきます。

 

在宅副業11「オンラインサロン」

11個目は「オンラインサロン」です。

オンラインサロンとは、インターネット上でコミュニティを運営し、そのコミュニティの月額費として収益を得ていくビジネスモデルです。

オンラインサロンは、それぞれのサロンによって活動内容や提供されるコンテンツが異なりますので、一概に「こういうものだよ」と言えないところがあります。

日本最大規模のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」では、キングコングの西野さんが手がける最新ビジネスに参加できたり、毎日最新のビジネス記事を読むことができたり、サロンメンバーと交流できたりと、様々なコンテンツを提供しています。

また、オリエンタルラジオの中田敦彦さんが提供するオンラインサロン「Progress」では、コミュニティメンバーと中田さんで勉強会をしたり、YouTube大学に参戦したり、自身のYouTubeチャンネルを告知したりと、これまた違ったコンテンツが提供されていますね。

提供するサービスやコンテンツはあなた次第ですし、価格設定もあなた次第です。

そんなオンラインサロンの純利益は、

サロン会員数×サロン月額料金

で決まります。

サロン内のコンテンツやサービスを充実させるために、作業に時間をかける必要はありますが、基本的にはランニングコストがかかりません。

なので、

どれだけサロンの会員数を増やせるか?

どれだけサロンの月額費を上げられるか?

という2つのポイントで利益が決まるわけですね。

とはいえ、サロンの会員数を増やそうと思えば値段を下げなければならないし、値段を高くしていけばサロンの入会率が下がってしまうので、どちらも両立させることが難しくなっていきます。

特に、大手のオンラインサロンでも「月額1000円」というものがたくさんありますので、そもそも勝負することが難しいとも言えますね。

西野亮廣エンタメ研究所は、西野さんが手がける最新ビジネスについて学べたり、毎日「2000~3000文字のマガジン」が読めたり、イベントに参加できる権利が貰えたりと、盛り沢山のサービスを展開しています。

それなのに、月額1000円という破格設定にされているので、競争で勝つことが難しくなるのですね。

ということで、僕たち個人が何かの分野に特化してオンラインサロンをやるという前提で考えたときには、月額料金は「500~1000円程度」が妥当だと考えます。

もちろんこの値段設定には「解」が無いので、本書で計算するための目安に使うものだと思ってください。

1人あたり月額「500~1000円」が得られるとして、月収5万円を生み出そうと

すると、

50000円÷500~1000円=50~100人

という計算になります。

つまり、有料会員が「50~100人」集まれば、オンラインサロンからの収益が「月額5万円」に到達するという計算ですね。

SNSやブログ、Kindle出版、YouTubeなど、様々なメディアで集客できるようになってきたら、オンラインサロンで収益を安定的に手に入れるというのもひとつの手段です。

また、副業は初心者だけども、本業やこれまでの活動の中で、かなり専門的なコンテンツが提供できるという人は、最初からオンラインサロンを初めても利益が出る可能性があります。

いずれにしても、長期的にサロンメンバーを集めていく必要がありますので、最初から利益が爆発的に伸びる副業ではありませんね。

 

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