3⃣タスクの仕事からはじめよう
タスクの仕事の流れ
クラウドワークに登録し、プロフィール情報の記載、そして仕事をしていく上での基礎知識の理解ができたところで、いよいよ仕事を請け負うことに挑戦です。しかし、いったい何から始めればよいのか、最初はさっぱりわかりません。実際、クラウドワークスに登録はしたものの、どうすれば仕事がもらえるのかわからず、次の一歩が踏み出せない人はたくさんいます。
クラウドワークスで初めて仕事をするときは、まずタスクの仕事からはじめるのが最適です。タスクの仕事は短時間でできる簡易作業が多いのが特徴です。しかも、プロジェクトやコンペの仕事と比べると、難しい手続きなしに、その場ですぐに作業に着手できます。クラウドワークスの基本操作も身につけられるので、仕事を始めるための足がかりとして好都合です。
タスクの仕事の流れは次のようにとても単純です。
タスクの仕事の流れ
仕事内容の確認→作業開始→納品・検収→完了
主なタスクの仕事
- 体験談や感想文の執筆
- ウェブサイトの検索
〇仕事内容の確認
自分ができそうなタスクの仕事が見つかれば、仕事の詳細や報酬を確認します。実際に行う作業内容も掲示されますので、開始前に把握しておきます。
〇作業開始
仕事内容に問題がなければ、作業を開始します。指示通りに作業を進めていき、最後に不備がないか確認します。
〇納品・検収、
作業が終わったら、作業完了手続きをして納品します。発注者は納品内容の検収に入ります。内容に不備があったときは修正して再度納品するよう連絡が入ります。なお、納品内容が意図にあわないと判断されたときは途中終了となり、報酬も支払われません。
〇完了
納品内容に問題がなければ報酬が支払われ、作業は完了です。
タスクの仕事を見つけよう
さっそく、タスクの仕事をさがしてクラウドワークスデビューを果たしましょう。クラウドワークスのサイトにアクセスしてログインすると、自分専用の管理画面である「マイページ」が表示されます。次に、マイページ上部にある「仕事を探す」または右側にある「仕事を探そう!」のボタンをクリックします。すると、現在募集している仕事の一覧が出てきます。
最初に表示される一覧の仕事は、専門技能を持つプロ向けで、一般の人がこなせるものはありません。そこで、「経験不問・スキル不要のお仕事」と書いてあるボタンをクリックして、誰もができる仕事の一覧に切り替えます。ボタンの下に特定の仕事ごとに絞り込める項目がありますので、その中から「タスク」をクリックします。これで、タスクの仕事だけが表示されます。
なお、灰色で表示されている仕事は、募集期限を過ぎているか、すべての作業が完了したため募集を締め切っています。
タスクの仕事は種類がたくさんあります。どのような仕事があるのか、一覧を見て把握するところから始めるとよいでしょう。
タスクの仕事の見つけ方
- 仕事を探すをクリック
- 経験不問・スキル不要の仕事・求人・依頼クリック
- タスクを選択
作業の始め方と注意点
タスクの仕事の探し方に慣れてきたら、実際に作業をしてみましょう。
タスクの仕事の一覧を見て、自分ができると思うものがあればその項目をクリックします。仕事の具体的な説明が書いてありますので、内容をじっくり読んでみましょう。さらに、その下には実際の作業内容が掲示してあります。事前にどんな作業をするのか把握できますので確認しておきましょう。この作業内容は説明用のため入力はできません。なお、タスクの仕事の中には、この作業内容が非公開の場合もあります。
作業手順が理解でき、仕事がこなせると判断できたら「作業開始画面へ」のボタンをクリックします。作業内容が再び表示されますので、もう一度確認します。作業を開始するには、「作業を開始する」ボタンをクリックします。作業画面が表示され、各項目が入力できるようになります。手順に従い作業を進め、指定の項目にすべて入力します。一通り完成したら記入漏れや誤字・脱字がないか必ず確認しましょう。問題がなければ、「作業を完了する」ボタンを押します。これで、すべての作業は完了です。
複数の納品を求めている仕事であれは、完了後も繰り返し作業をすることができます。これならいくらでもできるというものであれば、続けて作業に取りかかるとよいでしょう。
タスクの仕事への応募方法(記事作成の例)
- (仕事の詳細画面)を「作業開始画面」をクリック
- (作業確認画)「作業を開始する」をクリックすると作業開始
- 作業項目すべてに記入
- 「作業を完了する」をクリックして納品
タスクの仕事には、気をつけておきたい点がいくつかあります。
- タスクの仕事は早い者勝ち
タスクの仕事は、発注者が指定した作業件数に達すると、自動的に募集が締め切られます。条件のよい仕事であれば、あっという間に募集が終わってしまいます。タスクの仕事は予約制ではなく、早い者勝ちです。目をつけた
仕事は早めに作業に取りかかってください。
- 1時間以内に作業を済ませる
タスクの仕事には時間制限があります。タスクの仕事は、「作業を開始する」ボタンをクリックして作業画面に切り替わったら、1時間以内に作業を完成させなければなりません。1時間を過ぎると「作業を完了する」ボタンを押してもタスク作業は破棄されてしまい、せっかくの労力が水の泡になります。タスクの仕事をするときは、近くに時計を置いて、残り時間を確認できるようにしておきましょう。
- 破棄された内容は再表示できない
タスクの仕事に着手してから1時間を経過しているのに気がつかないまま、「作業を完了する」ボタンを押してしまうと、前のページに戻しても作業内容は表示されません。体験談や記事など、時間をかけて書いたものが一瞬で消失してしまえば、気を落とします。せっかくの努力が無駄にならないよう、「作業を完了する」ボタンを押す前に作成した文章はコピーして、Windows付属のメモ帳、またはテキストエディタにペーストして保存しておくようにしましょう。
承認されれば作業完了
「作業を完了する」ボタンを押して納品をすると、発注者は内容を確認する作業に入ります。問題がなければ、承認と報酬の支払い手続きをとり、作業は滞りなく終了します。承認と報酬支払い完了の通知が届き、マイページにも表示されます。そして、今回請け負ったタスクの仕事が、プロフィールにある「実勢・評価」の項目に記録されます。
不備があったり、修正が必要と判断したときは、発注者はメッセージ機能で連絡してきます。そのときは、指示に従って修正して再度納品します。承認されれば作業は完了です。
頑張って作業をしたものの、発注者の意図にそぐわない納品であったときは、承認されない場合があります。このときは報酬も支払われません。残念な結果に終わったときは気持ちを切り換えて、別の仕事に挑戦しましょう。
タスクの仕事は、一度経験すると次はとても楽です。数をこなしていくうちに、サイトの使い方もわかってきます。タスクの仕事を足がかりに、クラウドワークスでの在宅ワークにどんどん挑戦していってください。
作業承認率とは
タスクの仕事で知っておきたいのが、作業承認率です。作業承認率とは、自分がこなしたタスクのうち、承認された仕事の割合です。たとえば、10件のタスクの仕事をこなしたとき、すべて承認されて報酬を受け取っていれば作業承認率は100%で、1件は承認されず報酬が支払われなかった場合の作業承認率は90%です。
クラウドワークスで募集しているタスクの仕事の中には、作業承認率が95%未満の人は作業画面に進めないよう制限をかけているものがあります。これは、発注者が信頼できる人に仕事を依頼したいためです。作業承認率が低いときは、制限をかけていないタスクの仕事をこなしていきます。承認数を増やしていけば、徐々に作業承認率は上がります。
自分の作業承認率は公開プロフィール左側の、プロフィール画像の下に表示してあります。一度確認してみるとよいでしょう。
4⃣プロジェクトの仕事に挑戦してみよう
応募から作業完了までの流れ
タスクの仕事がこなせるようになり、自信がついてきたらプロジェクトの仕事に挑戦してみましょう。プロジェクトの仕事は大がかりなものもあり、報酬もタスクの仕事より高額です。よい仕事をすれば、継続して仕事の依頼を受けるチャンスもあります。
プロジェクトの仕事はタスクの仕事よりもさまざまな手続きを踏みます。プロジェクトの仕事を始める前に知っておきたい重要事項もありますので、ここできちんと理解しておきましょう。
まずは、応募から仕事の完了まで、一連の流れを把握しておくのが大切です。プロジェクトの仕事は、次のような流れで作業を進めていきます。
プロジェクトの仕事の流れ
応募→条件交渉→採用・契約→発注者による報酬の仮払い→作業開始→納品→検収→報酬の支払い→評価→完了
- 応募
募集している仕事の中から、自分ができるものがあれば応募します。
- 条件交渉
応募後、発注者から仕事内容の詳細や報酬の確認などの返答が届きます。気になる点があれば何度でも問い合わせることができます。お互いに合意できるまで交渉を繰り返します。
- 採用・契約
条件交渉が整うと、発注者は仕事を任せる人を選考します。自分に決定した場合は契約手続きをします。提示された条件や納期を確認して契約ボタンを押すと契約が成立します。
- 報酬の仮払い
発注者は、契約が成立するとクラウドワークス事務局に報酬の仮払い(エスクロー)をします。手続きが済むと受注者にも通知されます。くれぐれも仮払いが済まないうちに納品をしないでください。
- 作業開始
仮払い手続きを確認したら、いよいよ作業開始です。必要に応じて発注者と打ち合わせながら仕事を進めていきます。
- 納品
依頼された仕事が完成したら納品します。納品完了の手続きをするとアップロード用の画面が表示されますので、コメントを添えて納品ファイルを送ります。
- 検収
発注者は、納品物の品質を確認します。不備があったり手直しが必要なときは、発注者から連絡が届きます。そのときは指示に従い、再度納品します。
- 報酬の支払い
発注者は、納品されたものが依頼通りであったときは、仕事の完了手続きをします。すると、仮払いした報酬が正式に受注者に振り込まれます。報酬確認ページにアクセスすると、振り込みが確認できます。
- 評価
仕事が終わると、発注者と受注者は互いを評価し合います。最後まで遂行した仕事は実績として、発注者からの評価とともにプロフィールページに公開されます。ネットオークションの取引で行う評価と同じ要領です。
- 完了
評価が終われば一連の作業は完了です。よい仕事をしたときは、今回契約した相手から新しい仕事を直接依頼されることもあります。
タスクの仕事が不慣れなうちは、プロジェクトの仕事に応募するのは控えたほうがよいです。プロジェクトの仕事は、タスクの仕事よりも作業が大がかりです。クラウドワークスの使い方に慣れ、在宅ワークの初歩が身につくまではタスクの仕事に専念することをおすすめします。
また、仕事によってはワープロソフトや表計算ソフトが必要です。いつでも使えるように準備をしておいてください。あわせて、発注者からの作業マニュアルを参照できるよう、PDFファイルを閲覧できるようにしておきましょう。
仕事を探してみよう
募集しているプロジェクトの仕事を見てみましょう。タスクの仕事を見つけたときと同じように、マイページ上部にある「仕事を探す」、または「仕事を探そう!」ボタンをクリックします。次に、「経験不問・スキル不要のお仕事」のボタンをクリックして、誰でもできる仕事の一覧を表示させます。
一覧を見ながら契約金額の項目に「固定報酬制」または「時給制」と記載してある仕事を見つけます。これが、プロジェクトの仕事です。タスクの仕事のようにプロジェクトの仕事だけを表示する機能はありません。
ブログ記事執筆などのライティングや、データ入力などの事務作業だけを表示したいときは、「経験不問・スキル不要のお仕事」ボタンの下にある項目か、ページ左端にある「仕事を絞り込む」の下にある「仕事の種類」の項目をクリックします。
コンペの仕事を除外したいときは、仕事一覧の先頭にある「コンペ以外」と書いてあるチェックボックスをクリックします。コンペを除いた仕事一覧を再表示します。
よい仕事が見つかったときは、「気になる!リスト」に登録しておきます。
あとからもう一度見たいときに便利です。
プロジェクトの仕事の見つけ方
- 「仕事を探す」をクリック
- 「経験不問 スキル不要 のお仕事」をクリック
クリックすると特定分野の仕事を表示
プロジェクトへの応募のしかた
自分ができる仕事が見つかったら、さっそく応募してみましょう。応募の前に必ず、仕事内容についてきちんと把握し、報酬金額も確認しておくのを忘れないでください。もし、応募前に不明な点があれば、仕事の詳細を記載しているページの右側にあるショートメッセージ機能を使って発注者に問い合わせます。
プロジェクトの仕事に応募するには、仕事の詳細が書いてあるページにある「応募画面へ」をクリックします。条件や納期、メッセージなどを記入する項目が表示されますので、希望条件を記入しましょう。実際の報酬は契約時に変更することもできますので、ひとまず募集案内に記載してある金額を入力してもかまいません。すべての記入を終えたら、「応募する」ボタンをクリックします。あとは、先方からの返事を待ちましょう。
条件のよい仕事は、ときには10人以上の応募者がいることもあります。必ずしも自分が採用されるとは限りません。それだけに、応募時は自己アピールを書いて相手に一目置かれる工夫が大切です。
プロジェクトの仕事への応募方法
- (仕事の詳細画面)応募画面へをクリック
- (応募画面)必要事項を記入
- (応募する)をクリックして応募
採用されたら契約しよう
応募後、発注者から返事が届いたら、次のステップに進みます。相手から募集時の条件通り、または自分が提示した条件で契約をしたいとの申し出があれば合意手続きを経て契約を結びます。
契約までの手続きは、マイページにある「応募・スカウト」の一覧から契約したい仕事のタイトルをクリックします。そして、報酬や納期のスケジュール、仕事内容を確認して、合意手続きをします。最後に、「契約する」ボタンをクリックすると、契約が成立します。
報酬金額の取り決めで気をつけたい点がひとつあります。報酬を受け取る際は、必ずクラウドワークスに支払う手数料が引かれます。手数料は提示した金額に含まれるのか、あるいは上乗せしてくれるのかをきちんと確認しておかないと、あとでトラブルになりかねません。また、契約を確定する前に、クラウドワークスの利用規約はしっかり読んでおきたいところです。プロジェクトの仕事でトラブルが発生した場合の責任などについて定められています。
契約成立後にも報酬金額の変更をすることはできますが、手間がかかります。契約前に仕事内容も含め、お互いが納得するまで打ち合わせをするようにしてください。
なお、仕事によっては、発注者から書面による契約を求められる場合もあります。これは、クラウドワークスで定められている利用規約では触れられていない部分を定めたり、契約をより確実なものとしたいためです。独自に契約書を交わすのは、クラウドワークスの利用規約では禁止していません。
作業の進め方と納品
仮払い手続きを確認したら、依頼された仕事に取りかかりましょう。まずは、納期を確認しながらスケジュールを立てます。簡単な仕事でもいざ始めると、思いのほか時間がかかります。一日にどのくらいの作業をこなしていくか、あらかじめ計画を立てておきましょう。そして、作業は納期直前に終わらせるのではなく、余裕をもって仕上げるようにしましょう。
作業中にわからないことや、細かい点を調整したいなどの相談事があれば、メッセージ機能を使って連絡をとります。文字でのやり取りではうまく相手に伝わらないことが多いので、問い合わせたい内容を整理してから連絡しましょう。
依頼されたものが完成したら納品をします。その前に、必ず依頼通りのものに仕上がっているか確かめましょう。納品は、マイページにある契約一覧から作業中の仕事名をクリックして契約詳細ページを表示します。そこにある「納品完了」ボタンをクリックすると、メッセージ記入欄と納品するファイルを選択するための画面が表示されますので、完成した旨のメッセージを
添えてファイルを添付します。最後に、「作業完了報告をする」ボタンをクリックするとファイルがアップロードされ、納品が完了します。
納品と完了手続きのしかた
- (契約詳細ページ)納品完了をクリック
- コメントと納品ファイルを指定して最後にクリック(アップロード画面)納品完了報告する
ZIP形式のファイルを作成する方法は本書では省略します。検索サイトで「ZIP圧縮」で調べると簡単に見つかります。
納品が済むと、発注者は検収をします。もし、不備や不足があると、修正作業を求められます。そのときは、指示に従って手直しをして、再度納品を行います。
マイルストーン払いでの作業では、取り決めた段階ごとに、納品と報酬の支払いを繰り返します。
納品の際はくれぐれも、発注者による仮払い手続きが完了していることを確かめてから行ってください。
先に納品をしてしまうと、報酬未払いのトラブルが起きる場合があります。この点は十分気をつけてください。
評価をして作業完了
発注者による検収が完了すると、報酬が支払われた旨の通知が届きます。マイページにある「報酬」の項目をクリックすると、今回の仕事の報酬と手数料が記録されています。
報酬が支払われたら最後の仕事として、発注者の評価をします。ネットオークションでの評価と同じで、作業中のやり取りや対応についてコメントをつけます。よいやり取りができたときは評価を高くします。コメントは必ず書く必要はありませんが、お互いに気持ちよく作業ができたときは、一言添えておくのがよいでしょう。
評価をつけ終えれば一連の仕事は完了です。はじめてプロジェクトの仕事を終えたときはほっとします。あとは同じ要領で、新たな仕事を見つけて取り組んでください。
完了した仕事は、プロフィールページにある「実績・評価」の項目にコメントと一緒に公開されます。実績がつけば信用がつくので、今後新たな仕事に応募したとき、選考で有利になります。少しずつ実績を積み重ねていけば、条件のよい仕事を引き受けられるようになるでしょう。
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