【5】おすすめの通貨組み合わせ
①米ドルと日本円
それでは、具体的に通貨の組み合わせもいくつか見ていきましょう。
もっとも有名で、毎日の値動きが確認し易いのは、なんといっても米ドルと日本円の組み合わせですね。先述しましたが、毎日のニュースでも取り上げられるので、わざわざ証券会社等のホームページに行かなくても、テレビやラジオ、ネットで簡単に確認できます。
また、この通貨の組み合わせは比較的予想が立てやすいです。
円安が進むと日本の輸出産業が儲かります(為替の影響で)同じ1ドルで買ってもらっても、100円と105円では、明らかに105円の方が日本企業は儲かるのです。
日本は輸出大国で、それで経済が回っている国なので日本の景気が良くなると言うことは、円安に為替が動いていると考えて、良いでしょう。
また、米ドルは現在の世界基準通貨と言われております。世界的な視点で見て、アメリカの経済が良い方向に向かって居る時は、ドルが買われてドル高、つまり円安を生みやすい環境になるのです。
逆に円高になる時は、世界の経済があまりよくない時です。円は、世界の通貨の中で比較的安全な資産と考えられています。理由は諸説ありますが、日本の国債の8割から9割を日本人が買っていることが関係していると私は見ています。
そのため、世界の経済がリーマンショックのような大規模な打撃を受けた時は、安全な資産の円を買う動きが世界的に起こるため、為替は円高へ動きます。
このように、自国の通貨は為替の動きが見えやすいので、おススメです。
②ユーロと日本円
もう一つは、ヨーロッパのEUで使われている通貨のユーロですかね。これも、ヨーロッパのほとんどの国が使用している通貨のため、経済規模が大きく、予測が立てやすいです。
そのため、「ユーロと円」や「米ドルとユーロ」の組み合わせも代表的な組み合わせが、比較的予測しやすく、初めての方や、FX取引の日が浅い方には向いていると思います。
③高金利の通貨について
では、逆に値動きが分かりにくく、ハイリスク・ハイリターンな通貨は?
「ランド」と聞いて、どこの国の通貨かわかりますか。正解は南アフリカです。「リラ」はトルコです。「クローネ」はノルウェーです。
いずれも、日本で生活していると、ほとんど聞かない通貨の名前ですよね。なぜこれが、ハイリスク・ハイリターンなのか。
まずは、国の安定です。ノルウェーを除いた、トルコと南アフリカは経済が強いとは言い難い国で、トルコは情勢も不安定な中東の国です。極端な話をすれば、国がつぶれれば、紙幣は紙切れです。投資の世界では、不安定なもの、リスクが高いものほど金利が高くなります。
そのため、トルコと南アフリカの通貨は金利が高いのです。さらに値動きも不安定で、上下が激しいので、安く買って高く売ることが可能です。上手く読み切れれば大きな利益を手にすることできるでしょう。
一度だけ、興味本位で値動きを覗いたことがありますが、私にはギャンブルにしか見えませんでした。前述した拠出金を一瞬で失うリスクは、限りなく高いです。初心者がこれらの通貨に手を出すのはおすすめできません。
選ぶ会社によって、通貨の種類は限定されます。自分の投資方法に合った通貨を取り扱っている会社を選びましょう。
【6】FXで失敗しないために
①一瞬で天国から地獄
・ロスカットについて
現在100万円を預けて運用中ですが、時々、ヒヤッとする値動きがあります。
私が体験したロスカットの話をお伝えします。3年前の1月3日の明け方に為替が一瞬、ものすごい勢いで動いた出来事がありました。ちょうどFXの自動運用を前月の12月に始めたばかりでした。
その時の拠出金は15万円程度、1回の取引で150円が利益になるくらいでしたが、その時は運よく持ちこたえて、500円の利益が2回程度出ていました(値動きが余りにも大きかったため、利益が約3倍に跳ね上がったのです)。
仕組みをよく理解していなかった当時に私は、ああ、儲かった。いつも150円くらいなのに、なんで500円?と思った程度でしたが、数日後、Twitterを覗いた時に事の重大さに気が付いたのです。
長年、FXの自動取引で大きな利益を出していた、拠出金1000万円~2000万円の人達が、1月3日の明け方の一瞬の値動で、その拠出金を全額失っていたのです。全額ですよ。
その時の起きた出来事(ロスカット)を整理すると、1000万円の拠出金を出していた人がいたとしましょう。その人は、1回の取引で10000単位の大きな額を取引していました。
日本円と米ドルで例を上げて説明すると100円~105円の値動きならば、拠出金の範囲内で利益を出せるような設定にしていたのですが、わかりやすく言うと、一気に110円まで値上がりしてしまい、拠出金の許容範囲を超えたのです。そのため、拠出金は全額失うことになってしまった・・・。
大雑把に言うとこの様なことが起きました。その時のTwitterは阿鼻叫喚の地獄絵図でした。もう、投資から手を引く。と引退宣言をする人や、レバレッジを掛けすぎて、借金だけが残った人、多分、Twitterに投稿すらできないで夜逃げした人も沢山いたと思います。
あまりハッキリ思い出せませんが、実際の値動きは、一瞬で米ドルと日本円が3円~5円程度の値動きをしたような記憶があります。明らかに個人ではなく、世界のどこかの組織(大きな銀行か投資ファンド等)が意図的に行った値動きです。この値動きで、多額の利益を出した機関が世界のどこかにあったのでしょう。
普通に考えたら、新年の1月3日の取引開始直後(日本は朝の4時か5時だったはずです)に自然にそんな売買が行われるわけがありませんからね。でも、違法ではなく、合法の範囲でした。株で言えばインサイダー取引のような違法行為ではなかったのです。
滅多に起きることではありません(その後はこんな値動きは見たことがないです)が、可能性はいつでもあります。
例えば、1回の取引が1000単位で利益が150円なのに、拠出金が100万円。これであれば、前述した一気に3円から5円程度の値動きにも容易に耐えることができます。
ただし、かなり利益効率が悪くなりますが・・・。私が行っているオーストラリアドルとニュージーランドドルの自動売買では100万円の拠出金であれば、5000単位~6000単位の設定が最も効率良く利益が出る設定です。
10万円なら500単位~1000単位(1000単位以下の設定があるFX自動売買の場合)30万円なら2000単位、50万円なら3000単位~4000単位、300万円なら1万5000単位くらいが効率の良い利益が出る設定になると思います。
この数値は、行っているオーストラリアドルとニュージーランドドル通貨の組み合わせでの自動売買数値の目安となります。効率的な投資の単位は、通貨の組み合わせで変化しますので、確認してみてください。
初めてFXの自動売買を行う方にわかりやすい目安の数値に「拠出金維持率」があります。この数値は、どの通貨の組み合わせでも共通して、投資効率が良く、利益が出る設定を知ることができます。
一般的には、「拠出金維持率」は今行っている取引が安全圏で推移しているかどうかの目安として使用されます。数値が500%で安全圏とされています。
しかし、安全圏の取引は、投資に対しての利益効率は悪いということです。通常の値動きの範囲であれば200%~300%の数値で一番よく利益率が上がります。さすがに100%前後だとロスカットの危険性が高まるので、追加のお金を口座に入金する必要性が出てきます。
繰り返しになり、しつこいようですが、最も効率が良く利益が出る「拠出金維持率」が200%~300%の設定は、大きな値動きや連続してのドル高、ドル安には対応が難しいかもしれないことは、理解しておいてください。
最後に
私が行っているオーストラリアドルとニュージーランドドルのFXの自動売買の利益が執筆開始時の25万円から42万2000円に増えました。期間は約2ヶ月~3ヶ月くらいです。
ただし、今後も同じように利益が上がるとは限りません。ロスカットの危険性も常にあります。参考までに私の自動売買のFXの「拠出金維持率」は300%~400%で推移しております。投資の判断は自己判断でお願いいたします。
FXの基本的な仕組みや取引方法、種類、メリット・デメリット等について説明してきましたが、基本的にはリスク管理さえ的確に行うことができれば、効率よく稼げる金融商品なことは間違いありません。
これがきっかけになって、あなたの資産が少しでも増えるようであれば嬉しい限りです。
少額の金額から投資を初めて、自分に合うFX投資スタイルを見つけてください。
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