現在、国は働き方改革を進めており、副業や兼業を後押しする方向に動いています。大手企業も次々に副業を認め始めており、この流れは中小企業にも及ぶと見られます。それ故、サラリーマンにとって、今が起業する絶好の時期だと言えます。
そして、起業が上手く行けば、独立や起業も夢ではありません。
起業には至らなくても、週末だけで大金を稼ぐケースもあります。
最新のネットできる副業
①アフィリエイト
サラリーマンが在宅で稼げる最新のネット副業として、人気です。自分のサイトやブログで商品を紹介することで、紹介料が報酬として支払われるものです。
一発当たれば相当な収入が得られますが、それには魅力あるサイトやブログにする必要があります。報酬単価は商品価格に比例し、価格が高い商品なら報酬も高くなります。
初心者がアフィリエイトに参入するなら、先ず自分のサイトやブログの認知度を上げることです。認知度が低いサイトではスポンサーがつかず、商品の紹介ができないからです。
アフィリエイトの競争相手も大勢いるので、いかに差別化を図るかが肝心になると言えます。
②ドロップシッピング
企業の商品を紹介して紹介料を得るアフィリエイトはに対し、これは自分のサイトで実商品を扱う副業となります。
謂わば個人で行うネットショッピングで、商品が売れるたびに利益が出るのが魅力です。しかも、商品の仕入れから管理、梱包や発送などドロップシッピングの会社が代行します。
サイト運営者は商品の選定と集客販売に特化され
ており、初心者でも簡単に起業できます。。
③せどり
ドロップシッピングと同様、実商品を扱う最新のネット仕事で、安く商品を仕入れて、ネットで高く売る方法です。商品の仕入れは自分で行うので、如何にお得な商品を見つけられるかがポイントとなります。
週末などに街を散策しながら、売れそうな商品を探すのも選択肢の一つです。
④UberEats
最新のネット宅配は、休日などに趣味の自転車を活かして稼げる仕事です。
雇用関係に縛られることなく、命令やノルマも受けずに働けるのが魅力です。自分で働き方をコントロールできるので、ストレスフリーなワークスタイルが実現します。
⑤運転代行
飲酒などで運転できない人に代わって運転する、最新のネット代行仕事です。主に夜間の時間帯となるので、帰宅時間が早いサラリーマン等に向いています。
⑥宿直の仕事
夜間にできる業務です。商業施設やテナントなど、人気がなくなった場所の夜間警備を行います。
宿直室で防犯カメラのモニターをネットでチェックしたり、夜間の来場者などの対応をするのが仕事です。警備や巡回中以外は宿直室で座っていられるので、体力的に負担が少ないのがメリットです。
⑦清掃の仕事
夜間の副業の一つです。業務内容は比較的にシンプルなので、初心者でもすぐに始められるのが魅力です。
サラリーマンが副業を始めるのに役立つこと
副業を始めたいサラリーマンに役立つのが、エージェントなどの存在です。本業と並行して副業を探すとなると、自分に合った仕事を見つけるのは難しいものです。
一方、エージェントを活用すれば、自分のスキルや要望に適った仕事を探して貰えます。直接エージェントに依頼しなくても、紹介サイトに登録して探す方法もあります。
紹介案件によっては、フリーランスになることを見据えて、継続的に稼げるようにもなれます。紹介サイトには単価の高い仕事が多数掲載されており、自分のスキルに合った仕事が見つかるのがメリットです。
慎重に判断する必要が出てくるのが副業を始めたら、公にするべきか内緒にするべきかはという問題です。会社の就業規則で副業が可能だとしても、副業を歓迎しない雰囲気が醸し出されたりします。
そのようなケースでは、敢えて副業を公にしないのも選択肢です。
昨今は副業を認める方に社会は動いていますが、中小企業では大企業並みに認められていないのが実情です。
それ故、副業を行う際には自社の就業規則を確認し、適切な手続きを経てから許可を貰う事が大事だと言えます。一方、副業を公にすることで、仕事の幅が広がるパターンもあります。自分の得意とするスキルを活かした副業であれば、同僚や上司などからも仕事の依頼が期待できます。
例えば、英会話のスキルを活かし、オンライン英会話の講師になることも可能です。
納税については、自分で確定申告する必要があり副業する上では避けて通れないことです。サラリーマンの場合、本業では勤務先が年末調整をし、本人の代わりに納税してくれますが、副業では自分で確定申告をする必要があります。仕事の形態がパートやアルバイトであれば、勤務先で対応してもらえますが、フリーランスでは自分で行うことになります。
ネット副業で成功する秘訣
近年日本国内でもネット副業で収入の不足を補う人たちが増えてきています。
サラリーマンがネットの副業をやって成功させるたり人ためにはいくつかの重要なポイントがあると言われています。その重要なポイントを押さえながら自宅で事業を展開することが最も大切です。
大切なことは決して無理をしてはならないということです。最初は少額の利益を得ることからスタートしましょう。
そしてビジネスが順調にインターネット上で伸びていったら、それに比例して投資する金額を徐々に増やしていけば良いのです。
そのような無理のない方法が成功への秘訣ということです。
実際にサラリーマンでもインターネットを利用して副業をしている人たちの数が増大してきています。
それには理由があります。年々重くなってくる消費税や社会保険などの負担増に対応するため、比較的税金の徴収が緩やかなネットビジネスに注目が集まっているのです。
もう一つ決定的な理由があります。それは日本の国内企業の方針の転換です。
昔は上場企業に勤務するサラリーマンが副業をやることは職務規定で禁止されていました。それが今ではサラリーマンが自宅で副業をやることを歓迎するようになっています。
企業が自分の会社の社員に対してバイトを許すということで、会社自体にも大きなメリットがあります。バイトを通してサラリーマンの仕事の能力やスキルがどんどん高まっていくことは企業が会社を運営する時にも大きな力となります。
特にコロナのような大変な時代を生き抜くためには、突出した能力を持っている人材が必要です。能力のある人材の特徴として、どんな仕事でもこなせるということがあります。
自宅でインターネットを使ってバイトをやっても成功できるような能力のある人材が望ましいのです。
ある統計結果によりますと、すでに国民の270万人が働きながらアルバイトをやっているということです。その中心はIT企業やベンチャー企業ということになります。
IT企業やベンチャー企業でも社員がアルバイトをやることを歓迎しているようです。その理由は前述の通り、アルバイトを通して社員の能力が飛躍的に高まるためです。
インターネットを利用して自宅で稼げるような人材であれば、IT企業やベンチャー企業内でも、それなりに立派な働きをすることができます。ある調査によれば、自宅でサイドビジネスを希望するサラリーマンは2200万人に達しているそうです。
それだけ多くの人たちがサイドビジネスを求めているということになります。潜在ニーズが極めて高いために、今後も副業を希望する人たちの数が、さらに増加する可能性は大いにあります。
サラリーマンが副業を始めるとすると、飲食店でアルバイトをするようなこともできますが、それよりも最近は、インターネットを活用した在宅副業が注目されています。
その一例がクラウドワーカーです。
他にはインターネットを使ったアフィリエイト、そしてYouTubeを使ったYouTubeのビジネス。Instagramを利用したビジネスなどがあります。
これらの新しいスタイルのサイドビジネスを成功させるためには、いくつかのポイントをクリアしなければなりませまず第一のポイントとして本業のスキルや経験を活かすことのできるようなビジネスをやるということです。
自分が得意な分野でないとサイドビジネスも成功させることができません。
現在自分がやっている得意な分野のお仕事に関連する。サイドビジネスを狙うのが良いことです。
SEO対策は専門業者にお任せするのが得策です。ネット副業で絶対にしなければならないことはSEO対策です。SEO対策を除いてはネット副業で収入を得ることはできません。
ネット副業では、無理をすることは避けなければなりません。インターネットを利用したサイドビジネスだとしても商品の仕入れは絶対に必要です。
その時にキャッシュアウトをできるだけ抑えることが一つのテクニックです。最初は小さな利益を出せるようになるまで地道に我慢しましょう。
在庫の仕入れや過剰な自己投資のために手元のキャッシュが減れば、サイドビジネスで商品を仕入れることができません。
ある程度のキャッシュを残しておくことで、サイドビジネスでお金を稼ぐことが容易になります。
そして大切なのが決して無理をしないということ、他人と比べるようなことはしないことが大切です。
絶対に知っている必要があるネット副業の落とし穴
ネットを活用した副業は自宅で空き時間を利用してできるので人気があります。
昔は副業といえば内職を指すことが多く、千羽鶴折りや菓子箱づくり、あて名書きなどが一般的でした。一方で現在はネットでできる副業が一般化し、本業を超えて稼いでいる人もいます。
副業は本業より収入が少ないのが普通ですが、なかには逆転してしまう人もいるのです。高収入を得られる可能性があるのが魅力ですが、怪しい会社は多いので事前にリサーチしておく必要があります。くれぐれも注意したいのは事前に費用が発生するネット副業は避けることです。
開始するにあたり登録料が3,000円かかるといったケースが多いですが、仕事をするのにお金が発生することは通常ならばありえません。冷静に考えれば自分がお金を受け取る立場であり、もし3,000円などの手数料が発生するのであれば、働いた金額から差し引いて支給してもらえば済むことでしょう。
たとえ少額であっても金銭を要求してくる会社と契約してはいけません。金銭を支払ってから怪しい会社だとわかっても、お金を取り戻すことは難しいです。
「ネット副業」という言葉はもう日常的に聴くようになり、なんとなく簡単に稼げるイメージがあるかもしれませんが、簡単に稼げる方法は存在しないと考えてください。ワンクリックで月収30万円などのフレーズはよく聞くはずですが、楽して収入を得られるのであれば苦労して仕事をする人はいないはずです。
日本のサラリーマンの平均年収は400万円台であり、これは1年間にわたって一生懸命働いた場合の金額です。それを楽して月収30万円稼ぐなどありえない話ですし、こうした話に飛びついてしまうと登録料などと称して手数料を求められます。
怪しい会社の共通点は向こうから金銭を要求してくることです。ネット副業をするうえで注意したい大原則は、たとえ1,000円などの少額であっても、自分からお金を支払う必要がある仕事には応募しないことです。
一昔前には、登録料が50万円発生するといった副業が存在しており、一括で支払いできない人には分割を推奨してきました。分割といっても月謝ではなくクレジットなので、正規の料金に加えて利息が発生したのです。
月額1万円ちょっとの支払いをすれば、十分な仕事量を得られるなどの宣伝が多くありました。この内訳は学習費用と称されており、スキルを身につけるために50万円必要という内容だったのです。それであればすでに十分なスキルを有している人は支払いする必要はないと思うかもしれません。
しかし実際は、高度なスキルを要している人に対しても、特殊な仕事なので学習費用が必須などと言っていたのです。現在は数十万円などの高額な登録料を請求する会社は減っていますが、いまだに数千円の登録手数料を請求する会社はあります。
アルバイトとして飲食店・コンビニなどで働く場合ならば、事前に金銭を請求されることはありえないでしょう。ネットだと互いの顔が見えない状態での取引ですから、なおのことお金を支払ってはいけません。
ネット副業はクライアントと契約して仕事をする場合が多いですが、クライアントの情報が不明瞭な会社は避けてください。所在地が海外にあったり、架空の住所が使われていたり、固定電話番号が記載されていなかったりする会社は避けましょう。
実在する会社が募集しているネット副業に申し込みするのが大原則になります。仕事に応募するにあたっては、クライアントが存在するかどうかが焦点になります。健全な会社であれば連絡先を明記していますし、お金を請求してくることはありません。
収益に関しても健全な副業であれば、毎月コツコツと一定の金額を稼ぐことができます。ただ最初から高収入を得るのは難しく、最初の1年間は月収数万円という人が多いです。コツを覚えるまでは作業量をあまりこなせないので、10万円以上稼ぐのは容易ではありません。
注意したいのはネット副業を始める前に本業をやめてしまうことです。
本業と両立するのは難しいから、本業をやめて副業に専念しようと考える人は少なくありません。しかし絶対に稼げるという保証はなく、収入の大きなパイプがなくなることで今後の生活が大変になる可能性があります。
ネット副業がある程度軌道に乗ってきても、しばらくは本業を続けるのが得策です。副業にはブームが存在するのが現実で、現在稼げる方法であっても、5年後のことはわからないからです。
移り変わりが激しいネットの世界は、熱中しやすく冷めやすい傾向があります。もし副業一本で生活していくためには、本業の1.5倍くらいの収入がほしいところです。
本業と比べて収入が不安定になりやすく、年間を通すと月により収入に2~3倍の開きがあるケースは少なくありません。
もし副業だけで生活していくのであれば、複数の副業を並行してリスク管理をしてください。クライアントと契約する際にも、複数と契約しておいたほうが収入の安定化を期待できます。
以下にいくつか挙げて、それについてどのような仕事なのかメリットやデメリットを交えて説明します。
『ネットオークションサイトを使って仕入れた商品を転売する仕事』が、副業初心者でも利益がでやすい副業にあります。
方法は至って単純で、様々なネットオークションで商品を安く購入して、それにお金を上乗せして高く転売する仕事です。
ネットオークションでは、簡単に出品できて引越しや部屋の片付けなどで不要になった物を大量に売り人がいるので、沢山の商品が出展されてます。
人気のあるオークションサイトでは出店者が多くいるため、その分同じ商品が多く出品されるので、安く出品される事が多くそういった人気サイトを仕入れに使います。
そして商品があまり出回って無いオークションサイトなら相場も高くなるので、料金を上乗せして販売できます。それを繰り返す事で、差額を設けるのがネット転売のよくある手法です。
それ以外にもシーズンによって値下がりする商品を安く落札して、需要が増える時期には高く売れるのでその時期に転売して儲ける手法もあります。
例えば小学生のランドセルは、入学祝いや入学シーズン以外は需要が低いので安く出品されています。それを、入学祝いとして贈る時期や入学シーズン前に出品すれば、需要が増えるため高く売れます。
最近だとコロナウイルスの流行に伴って、紙マスクが市場で入手困難になった時期に、ドラッグストアで正規の価格で購入して、それをネットオークションで高額のプレミア価格で出品して売って大きな利益を上げた人もいました。
転売ビジネスのメリットは、需要と供給を上手に読めば、比較的容易に誰でも稼げる事です。だけど次のようなデメリットも、いくつか存在します。
誰でも考え付くような商品の場合は、当然ですがライバルも多くなって予想したように上手く売れずに、売れ残りの在庫を抱える事になります。
在庫を抱えた商品に消費期限が無ければ、長い年月をかけてゆっくり売れるまで待てますが、期限が短い商品の場合は売るために仕入れた金額よりも安く売る必要に迫られます。当然仕入れた金額よりも安く出品して落札されれば、その差額が全て損益となります。
また大きく儲けるためには、商品を大量に落札して仕入れる必要があるので、始める前に大量の資金が必要になるのもデメリットです。
自分が得意なスキルを使って稼ぐ副業には、『クラウドソーシングサービス使う方法』があります。
クラウドソーシングサービスは、仕事を発注したい依頼主とその仕事を受注したい人を繋いで仲介してくれるサービスです。
クラウドソーシングサービスで受注できる仕事は、全くスキルが無くてもできるデータ入力や専門知識の必要ない作文など初心者でも出来る事から、専門的なブログライティングやロゴ作成やホームページ作成などのスキルが要求される職業まで様々な仕事を受注できます。
メリットは、何のスキルが無くても始められる仕事があって、初心者でもスタートできる事です。そして専門知識や高いスキルが要求される仕事ほど、多くの報酬が得られる事です。
クラウドソーシングにはデメリットもあり、初心者でも出来る簡単な仕事の場合は、ライバルが多くてなかなか高収入を仕事を受注できない事です。
そして誰もやらずに残っている仕事は、単価が安くて割に合わない仕事が多い点です。
高い専門スキルが要求される仕事は、それだけ調べたり仕事に必要な時間が増えて、納期も存在するので隙間時間どころか本業にも支障をきたしかねない事です。
他のネット副業で利益を出しやすい仕事に、『アフィリエイトで稼ぐ方法』があります。アフィリエイトの仕事は、簡単に言うと自分のブログやサイトで、商品を紹介してブログやサイト経由で商品やサービスが売れたら報酬が入る紹介業です。
アフィリエイトの仕事を始めるには、自分のブログやサイトを持つ必要があります。
アフィリエイトで稼ぐメリットは、ブログなら無料で簡単に稼げる所です。
さらに一度ブログを作ってしまえば、そのまま放置していても勝手にユーザーが記事を読んで、商品を購入し続けてくれるので不労収入が稼げる点です。
デメリットはブログは無料で気軽に始められるため、当然ライバルも多くなりその中に埋もれてユーザーが読んでくれなくなり報酬が安定しません。
サイトを作れば月額使用料が掛かり続け、その使用料を下回れば損失が増えて行く点です。
安定した報酬を得られる人気サイトを作っていても、絶えず新情報を更新し続けないと他のサイトに流れて報酬が減るデメリットもあります。
利益が出た時の税金対策
ネットで副業をして利益が出た場合、年間あたりの収入が一定以上だと税金を申告する義務が発生します。
課税方法は仕事の種類ごとに違いがあり、個人であれば総合課税(雑所得)または申告分離課税のいずれかです。サラリーマン(給与所得者)の方であれば自動的に給与から所得税や住民税が天引きされるので、税務署に収入を申告する必要がありません。
これに対して副業で収益が得られた場合は、自分で税務署に申告して納税をする必要があります。
課税対象は必要経費を差し引いた利益なので、報酬を得るために支払った費用(必要経費)を差し引いた分にたいして一定の割合で納税の義務があります。
自分で申告をしなければならないので面倒に感じられるかもしれませんが、知識があれば必要経費を控除したり税率が高くならないように節税対策を行うことができます。
給与所得者(サラリーマン)の方が本業とは別に何かの作業に従事して報酬を得た場合は、雑所得の扱いとなります。
雑所得は年間20万円分まで基礎控除が設けられているので、一年間に得た副業の収入が20万円を超えた場合にのみ所得税を納めます。必要経費を差し引いて得られた年間あたりの利益が20万円未満であれば、申告をする必要がありません。
このため、副業で少額の収入を得る場合は年間あたり20万円以内になるように調整をすることで節税対策ができるでしょう。ちなみに年間あたり20万円の利益を得る場合は、1ヶ月あたりに換算すると1万6千666円となります。
副業である程度の金額の利益を得る場合は、仕事の種類によって課税される割合や納税方法に違いがあるので、節税対策として税率が低い副業を選ぶ方法もあります。
データ入力やオンラインショップの運営などのように、何かの作業をして得られた収入は雑所得(所得税)の扱いになります。
本業の収入との合計額で所得税率が決まり、年収額が330万円を超えると所得税率が20%を超えてしまいます。
これに対して国内の証券口座やFX口座を利用して金融取引に参加する場合は申告分離課税が適用され、税率は本業の年収額や副業で得られた利益に関係なく一律20.315%が適用されます。
所得税の税率が20%を超える方であれば、申告分離課税が適用されるような副業を選択することで税金対策を行うことができるでしょう。海外の証券口座やFX口座を利用すると総合課税(雑所得)の扱いになるので、金融取引で稼ぐ場合は国内の口座を利用したほうが有利です。
金融取引以外の副業は雑所得になってしまいますが、必要経費やその他の控除を活用して節税対策を行う方法もあります。
所得税は、生命保険・地震保険・医療費・社会保険料・寄付金などで控除が認められています。
医療費控除であれば、病気の治療のために高額の費用を支払った場合は医療費控除を活用することができます。
所得200万円以上の世帯であれば年間あたり10万円を超える医療費は、年収から差し引いて申告をすることが可能です。
医療費には健康保険が適用されない自費診療も含まれていて、例えばインプラント治療を受けて30万円を支払った場合は、年収額から20万円を差し引いた金額で所得税が課税されます。
副業で多くの収入が得られた年にインプラントなどの高額な費用がかかる治療を受けるようにすれば、有効な節税対策になるでしょう。
ちなみに治療期間が年度をまたいだとしても治療費を前払いして領収書を受け取るようにすれば、医療費控除の申告が可能です。
自分で薬局で薬を購入して治療をする場合は、セルフメディケーション税制を活用して医薬品の購入費用を控除する方法があります。
セルフメディケーション税制では、一部のスイッチOTC医薬品(医療用医薬品から転用された市販薬)を治療目的で薬局で購入した費用で、薬代の合計が年間1万2千円を超えた場合に適用されます。
これは医療費控除を受けていない人が対象で、領収書や医師の診断書を提出して申告することで控除が認められます。
寄付金控除にはふるさと納税も含まれており、一定の範囲内であれば寄付金から2千円を差し引いた金額が控除されます。
ふるさと納税をすると自治体によっては高額な返礼品がもらえる場合があり、2千円を超える価値の返礼品を受け取ることで税金対策になります。
ふるさと納税の返礼品には普段の生活で消費するような食料品やお酒から、高級品や家電製品・日用品までさまざまです。
お米やお肉などのように普段の生活で消費する食品を返礼品で受け取るようにすれば家計の出費を減らすことができるので、間接的に税金対策になります。
年内に支払った年金や健康保険などの社会保険料も、全額分について控除が認められています。年金の免除を受けていたり過去に未納の年金がある場合は、副業の収入が多い年にまとめて支払いをすることで税金対策ができるでしょう。
ネット社会は私たちに、様々な収入を得る機会を提供してくれます。その機会を利用しないのは、ある意味もったいないことです。
サラリーマンは本業があるので、気楽な気持ちで副業を楽しめるのも強みです。
たとえ副業が上手く行かなくても、辞めてもいいかなと楽しんでやるといいでしょう。そして、経験を積むことが勉強にもなり、その後の人生に役立つものです。
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