今、右も左も分からないあなたでも、これ一冊でアフィリエイターとしての活動を開始することができます。1講ずつ読み進め、まじめに課題をこなしていけば、最後の第12講を迎える頃には報酬が発生しうる立派なアフィリエイトサイトがひとつ完成するでしょう。
さらに、ひときわ真摯に取り組んでくれた方なら、「最後の試練」を潜り抜け、3つの宝箱を開けることができるはずです。
アフィリエイト本にはないこれの特徴
これの特徴を3つお伝えします。
(1)課題をこなして作業を進める講座形式
この本はただ読むだけではあまり意味がありません。12回に分かれた講座にはそれぞれ2,3個の課題が設定されており、それをクリアすることで始めてアフィリエイターとしての階段を登っていけるように設計されています。中には少し面倒に感じるものもあるかもしれませんが、これでも必要不可欠な最低限の量に抑えており、最短ルートで稼げるサイトの完成へ到達できるようになっております。体裁を整えるためのページ数稼ぎは一切しておりません。途中、サボることなくお付き合いください。
(2)稼げる具体的なキーワード戦略
市販のアフィリエイト本は私も随分読みました。しかし、実際にアフィリエイトをしてそれなりに稼げるようになってみると、あれら有名出版社から出ていた書籍には欠けているものがあったと気付かされたのです。それは、稼ぐための具体的なキーワード戦略。
どの本もキーワードの定義だとか検索エンジンからの探し方だとか、通り一遍の説明はしています。しかしどうにも抽象的というか形式的というか、丁寧に読んでも「こうすれば稼げるんだ!」という実感が湧いてこない。こっちは受験で点数を取るテクニックを知りたいのに、ずっと教科書を読まされてるような感覚です。
ここではそのような上滑りした知識に留まらず、「稼ぐ」にフォーカスした実践的なキーワードの考え方をお伝えします。
(3)ブログや動画との連携
この本の後半ではレンタルサーバーの契約をしたりドメインを取得したり、ワードプレスというサイト作成ツールでご自身のウェブサイトを作成したりしてもらいます。
そこでは初めての作業も多く、取っ付きづらく感じるかもしれません。しかし、ご安心ください。そういった箇所では実際に私が書いたブログ記事や説明のために制作したオリジナルのYouTube動画を参照しながら作業できるようになっています。
たとえばサーバーにワードプレスを設置したりプラグインを導入したりという作業はハードルが高いように思うでしょう。市販の本ですとキャプチャ画像付きで解説されていたりしますが、それでもいちいち画像とディスプレイを見比べながらの作業は非効率で分かりにくいものです。
そういった部分を、ここではYouTube動画を活用することで最大限分かりやすくレクチャーしています。映像で見ればほぼそのまま真似るだけで作業が再現できるわけですから、これほど合理的なことはありません。
1⃣:アフィリエイトってどんなビジネス?儲けの仕組み
アフィリエイト対して、あなたは今現在どんなイメージを持っていますか?
「新しく出てきたビジネスでちょっと怪しい」「パソコン一台で稼げる楽な仕事」「要するに、インターネットを使ったネットワークビジネスでしょ?」
人それぞれだと思いますが、こうしたイメージはどれも正しくありません。簡単に言えば、アフィリエイトとは誰かの商品・サービスを広めてあげて、その紹介料をいただくというビジネスです。本質的にはこれに尽きる。しかしこれだけではイメージが湧かないと思いますので、例を出して説明します。
【アフィリエイトというビジネスの仕組み】
たとえば美容室Aが独自にシャンプーを開発したとします。天然由来成分配合で頭皮に優しい良質な自然派シャンプーです。しかし、広告を出したりチラシを配ったりしてもさっぱり売れない。
「いい商品なのに、それが伝わってない。ああもう、どうしたらいいんだ!だれか助けてくれっ!」
そこで颯爽と登場するのがアフィリエイターです。
「フッフッフ、お任せください。私がこのシャンプーの真の魅力を、インターネットの力で全国に広めてみせましょう」
こうして、そのシャンプーのどこがすごいのか、どんな使用感なのか、消費者の目線から親しみの持てる表現でウェブサイトに書き、それを読んだ人々は「こんないいシャンプーがあるんだ!私も使ってみよう」と心を動かされ、購入ボタンを思わずクリックしてしまうのです。すると、
・美容室Aは売り上げアップ
・購入者はいいシャンプーに出会えてハッピー
・アフィリエイターは報酬をゲット
と、関わる者みなが幸せになる、これがアフィリエイトというビジネスの構造です。どうです、素晴らしいでしょう。
ところで、俯瞰して見るとこの構造はテレビ通販とあまり変わりません。たとえばジャパネットたかたはいろんなメーカーの家電をテレビで紹介し、儲けを得ていますね。アフィリエイトはそれを、ウェブサイトを通じて行っているというわけ。
ただし、アフィリエイトは個人でやるので、テレビ通販よりも一般ユーザーに限りなく近い目線で語れるという違いはありますけど。
【胡散臭いイメージがあるのはなぜ?】
「でも、なんかやっぱり怪しいイメージがあるんだけど?詐欺かもって話も聞いたし」
たしかに、アフィリエイトにはまだ怪しいイメージもつきまとっています。というのも、アフィリエイトと呼ばれるビジネスの中には怪しい案件、グレーな手法、マルチまがいのものも存在するからです。これは否定できません。しかし、それはごく一部です。社会を見渡してみれば、飲食店の中にもぼったくり店があり、物販でも粗悪品を売りつける業者があり、押し売り紛いの訪問販売もある。詐欺そのものの手法で生命保険を売りさばいていた元行政機関もありましたっけ。それと同様、アフィリエイトの業界にも一部に闇があるというそれだけのこと。
ただ、アフィリエイトは耳慣れない言葉なので、「怪しい」というイメージを持たれやすいのかもしれません。と言っても、最大手のASP(仲介業者)のA8.netができたのは2000年ですから、「新しいビジネス」でもないんですけどね。
また、Amazonや楽天といった通販サイトが独自にアフィリエイト・プログラムを提供していますし、リクルート、POLA、富士フイルム、タニタ、セブンイレブン、東急百貨店といった有名企業もアフィリエイトによるネット集客を利用しています。つまり、今現在、アフィリエイトはおおむね健全なビジネスとして行われているのです。
【種類が多そうだが差は集客方法の違いだけ】
アフィリエイトにも種類があります。いくつか聞いたことがあるかもしれません。
・サイトアフィリエイト
・トレンドアフィリエイト
・メルマガアフィリエイト
・Twitterアフィリエイト
・Facebookアフィリエイト
・PPCアフィリエイト
「うわー、こんなにあるの?難しそう」とビビる必要はありません。これらは結局、集客方法の違いでしかないのです。
サイトアフィリエイトはウェブサイトにアクセスを集めて商品・サービスを紹介するやり方。トレンドアフィリエイトはサイトアフィリエイトの一種で、トレンド=流行ネタを扱うことで短期的に多くのアクセスを集めるという手法。メルマガ、Twitter、Facebookはこれらを利用するというだけ。PPCはお金を出してGoogleに広告を打っというもの。
どれもアクセスの集め方が違うだけで、「だれかの商品・サービスを広めて紹介料をいただく」という構造に変わりはありません。まずはこの基本を押さえておきましょう。
では、上記の手法の中でどれがいちばんいいのか、取っつきやすいのかといえば、それはサイトアフィリエイトです。王道であり、かつ、初心者でも取り組みやすいのがこのサイトアフィリ。
次回は、なぜサイトアフィリエイトが稼ぎやすいのか、どこに副業としての魅力があるのか、他のネットビジネスとも比較してお伝えします。
1⃣のまとめ
・アフィリエイトは商品、サービスを広め、紹介料をいただくビジネス
・アフィリエイトは有名企業も利用する健全な営み
・○○アフィリエイトとあるのは集客方法の違いだけ
1⃣の課題
・ある掃除機を紹介するとして、テレビ通販では言えないけど個人アフィリエイターなら伝えられることは何だろう?考えてみよう
・「アフィリエイト種類」「ネットビジネス種類」で検索してみる
2⃣:サイトアフィリエイトは副業として「あり」か「なし」か
この中には、他に本業がありつつ副業としてアフィリエイトに取り組もうとしている人が多いと思います。あなたもそうでしょうか?では、アフィリエイトは副業として「あり」か「なし」か。そのメリットとデメリットを比べながら考えていきましょう。
【ネットビジネスは突き詰めると3種類しかない】
ネットで稼ぐ方法を調べてみると、いろんな種類があることに驚かされます。しかし、仕組みを突き詰めると、ネットビジネスと言われてるものには実はこの3種類しかないのです。
1.誰かの商品を紹介する=アフィリエイト
2.自分の商品を販売する=個人での製造販売(主に情報商材)
3.安く買って高く売る=転売
目新しいように見えても、新奇な横文字の名前が付いていても、ネットビジネスはこのどれかに当てはまります(クラウドソーシングは業務委託であってビジネスとは言い難く、FXやデイトレは投資なので除外)。
では、この中で副業として取り組みやすいのはどれか?
転売は仕入れや発送で実店舗に行く必要があり、時間を取られます。平日の日中に本業で働いていると並行して取り組むのは難しいでしょう。また、仕入れのために初期投資が必要となり、売れ残った場合は多額のマイナスが生じるリスクもあります。
次に情報商材や個人での製造販売はどうか?最大の問題は、販売できるような知識や経験があるかどうかです。ネットビジネスをこれからやろうというとき、いきなり自前の情報商材やサービスを作成してお金を取れる人というのは限られてくるでしょう。仮にいい商品ができたとしても、宣伝して広めるのは簡単ではありません。情報商材は中級者以上のためのステップとして捉えるのが妥当です。となると、
・取り組む時間が自由で本業と両立しやすい
・初期費用があまりかからない
・多額のマイナスが生まれる可能性がゼロ
・まったくの初心者からスタートできる
こうした条件を満たすアフィリエイトが副業として最適なのです。
【中でもサイトアフィリエイトがおすすめのわけ】
さて、前回はいろんな○○アフィリエイトがあると紹介し、中でもサイトアフィリエイトが取り組みやすいと書きました。
サイトアフィリエイトとは、その名の通り、自分でウェブサイトを作ってそこで商品・サービスを紹介する=アフィリエイトするというやり方。これがアフィリエイトの中でもっとも一般的な方法です。
基本的には、サイトに記事を書き、Googleなどの検索エンジンからの流入で見込み客を集めるという手法になります。
他、たとえばTwitterアフィリやFacebookアフィリはこうしたSNSで集客する手法ですし、PPCアフィリはGoogleに広告を出してアクセスを「買う」やり方。これらはまずサイトアフィリの土台があっての応用編であり、いきなり取り組むものではありません。メルマガアフィリも、実績のない無名な人のメルマガを購読したい人はおりませんから、これも初心者には無理です。
一方、サイトアフィリはSNSの利用を必須とせず、初期投資も最小限で済みます。ノウハウも広く出回っており、初心者でも学びやすい。こういった理由で、ネットビジネスを始めるならサイトアフィリエイトがおすすめなのです。
【サイトアフィリエイトの弱点とデメリット】
「アフィリエイトがいいぞ。中でもサイトアフィリがおすすめだぞ」
こう書くと、
「でも、いいことばっかりじゃないでしょ?弱点もあるんじゃないの?」
と訝しがる方もありましょう。はい、弱点やデメリットもあります。それもちゃんとお伝えします。第一に、サイトアフィリエイトはやることが多い。商品知識を身につけ、サーバーとドメインを契約し、ウェブサイトを開設し、記事を書かねばならない。軽い画像編集もやるし、Google検索エンジンの特性も研究し、HTMLの知識も多少は必要。幅広い知識とスキルが求められます。さらには、結果が出るまで時間がかかる。サイトを構築しても、すぐにアクセスが集まるわけではありません。Google検索に表示されるまでには時間がかかるし、アクセスがあっても売れるとは限らない。
サイトアフィリエイトに全力で取り組み、初報酬が1、2ヶ月で出ればかなりラッキーで、半年後という人も珍しくありません。場合によっては月数万円を稼ぐのに年単位の時間がかかることもある。暗澹としますがこれがリアルなところです。
「えっ、でも半年で月収100万円になった人の話を聞いたことがあるけど。報酬画面も見せてたし」
その手の話は嘘だと思った方がいい。だいぶ盛ってるか、もしくは何か裏があります。101万円の広告費をかけて100万円稼いだとか、サイトアフィリは始めて半年だけどそれ以前に何年も別のネットビジネスでの蓄積があったとか、何かある。この業界は見せ方(=魅せ方)のうまい人が多いですからな。サイトアフィリエイトは結果が出るまで時間がかかる。忍耐力が必須。これは肝に命じておいてください。
・ネットビジネスは本質的に3種類しかない
・副業としてはサイトアフィリが最適
・サイトアフィリには幅広い知識と忍耐が必要
2⃣の課題
・副業に使える時間とお金を洗い出してみる
・「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査」を読んでアフィリエイターの実態を知る
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