7/8 ②社畜の副業

【3⃣・副業における注意点】

①本業との兼ね合い

副業を始める前に、会社が副業を認めているかということの確認が必要です。

そのために、働いている会社の就業規則を見てみましょう。

職場の目につきやすいところに就業規則が保管してあり、その中に、副業に関する会社の規定が書いてあると思います。

もし就業規則が見当たらなければ、上司に依頼して見せてもらいましょう。

ちなみに、就業規則は、従業員が見られるようにしておかなければならないという法律がありますので、会社が従業員に就業規則を見せないということはできません。

閲覧するための理由も特に必要ありませんので、堂々と確認しましょう。

就業規則の中で、会社によっては副業は禁止と定められているかもしれません。

一般的に、会社が禁止する副業はパートやアルバイトなどの形を想定し、株式投資やネットまで副業として禁止しているところは無いかと思いますが、念のため、事前に直接上司に禁止されている副業の範囲を聞いておくのが良いでしょう。

たかが副業で、そこまでする必要があるのかと思うかもしれません。

インターネットでの副業であればなおさらです。

確かに、副業は法律上違法ではありませんので、仮に副業を禁止している会社で副業をしても違法行為にはなりません。

ですが、会社の中で働くために大切なのは会社と従業員の信頼関係です。

法律に違反しなければ何をしても良い、という考えでは、会社からの信用を失くし、会社との関係の悪化に繋がります。

もし、どうしても副業でやりたいことがあるのであれば、会社に正直に相談し、それでも理解が得られないのであれば、会社に隠れて副業をするのではなく、円満な形で転職や退職をし、心置き無くしたいことをするのが良いのではないでしょうか。

もし、副業の業種が本業と近いものの場合、今後、その会社と協力関係になれる可能性もありますし、円満に解決した方が長期的に見てメリットになる可能性もあることは簡単に想像できます。

②納税

副業で収入が得られたときにしなければならないのが、納税です。

日本で生活して収入を得る以上、その収入に応じた税金を納めるのは義務となります。

一定額以上の収入を得た場合、自分で税金を支払うための手続きをしなければなりません。

副業を始めるにあたって、税金に関することは知っておかなければならないことの一つです。

まずは、所得税の話をしたいと思います。

会社員として働いていれば、所得税は源泉徴収という形で給与の支払者が従業員に代わって納税します。

そのため、従業員は自分で所得税を支払う必要がなくなります。

しかし、本業以外での所得が20万円を超える場合には、所得税がかかることになります。

つまり、年間の所得を20万円以下に抑えれば、所得税の支払義務は発生しません。

余談ですが、収入と所得の違いについて、良くわからず混乱する人は多いです。

会社員として働いていると、理解していなくても何とかなってしまうためかと思います。

しかし、副業を始めて収入を増やすことを考えると、この違いもしっかり理解しておく必要があります。

収入と所得について、基本的なことを理解しておきましょう。

まず会社員の場合、収入とは、例えば給与明細上での総支給額を差します。

そこから、各種控除額を引いた額が所得となります。

では、例えばブログ作成での副業の場合どうなるでしょう。

上に挙げた「所得20万円」とは、副業で得られた金額全体ではなく、経費を引いた後の金額となりますが、ブログ作成は経費がほとんど発生しない場合が多いため、収入=所得となるかもしれません。

しかし、あまりいないと思いますが、集中してブログを作成するために専用の部屋を借りていたり、その部屋のためのWi-Fiを契約している場合、部屋の賃料やWi-Fiの契約料は経費として扱うこともできるでしょう。

そのときは、ブログ作成で得られた収入から、それらの経費を引いた額が所得となります。

実際は、ブログ作成などインターネットで行う副業は経費がかからないことがほとんどだと思いますので、得られた収入が20万円を超える場合は、所得税がかかる可能性を考えたほうが良いでしょう。

収入と所得について簡単に触れたところで話を戻します。

もし、本業以外での所得が20万円を超えた場合、確定申告という形で所得税を納付する必要があります。

会社員で働いていると、確定申告という言葉は聞いたことがあるけれど、方法や内容を理解している人は少ないでしょう。

確定申告は、原則として2月16日~3月15日の期間に、税務署など決められた場所に申請書や必要書類(各保険料の控除証明書等)を持って申請に行きます。

最近では、e-Taxといって、会場に行かなくても自宅からインターネット上で手続きを行う方法も出てきています。

所得税のほかにかかる税金として住民税があります。

所得税は、副業での所得が一定以上ある場合のみ納める必要がありますが、会社員の副業の場合、住民税は少しの所得があっても申請しなければいけないことがほとんどです。

住民税は、本業の所得額と合算して計算されるからです。

副業で、一定以上の所得があって確定申告をした場合、確定申告で所得税の申請も同時に済ませることができますので、別に住民税の申請をする必要はありません。

しかし、もし副業での所得が20万円以下で確定申告が必要ない場合、自分で市町村役場に行って住民税の申請をする必要があります。

事実、このように税金の手続きは面倒なことが多いです。

しかし、だからといって納税しないのは脱税という違法行為です。

副業と納税はセットで頭に入れておきましょう。

【4⃣・副業の効果】

さて、このようないくつかのハードルを越えれば、インターネット上での副業で収入を得ることは意外と簡単で

それだけ現在は、副業をするための環境が整っているのです。

しかし収入を得る以上に、副業をしてみると多くのものが得られることがわかると思います。

副業で得られるもの

収入を得ることが副業の第一の目的とすると、他に得られるものは、それに付いてくるお金以外の自分の資産ということになるでしょうか。

それは、例えば書き物の副業であれば、文章を書くときに知識が得られるでしょうし、人と関わる内容であれば人脈を作ることもできるでしょう。

それらが、本業の仕事内容とうまく繋がることで、副業が本業にプラスに影響するという例もあるそうです。

また、副業が本業とは全く違う業種でも、副業が良い気分転換になって本業により集中して取り組めたり、副業の内容が生涯の趣味になった、なんて人もいるそうです。

副業のマイナス面

こう見てみると、副業には良いことしか無いようにも思えます。

では、副業をすることで何かを失うなどの悪い面はあるのでしょうか?つまりデメリットです。

あまりにもマイナスになることが多いと、副業をする意味がなくなってしまいます。

そうならないためにも、副業のマイナス面について少し考えてみたいと思います。

①自由な時間が減り、体力を使う

まず、副業をするための時間がかかり、自由な時間が減ってしまいます。

自分の身体は一つしかありませんので、本業と副業を生活の中で、同時期に行っていくためにはどうしても避けられないことです。

本業で疲れているなかで副業をしなければいけないため、体力を消耗してしまうということは、マイナス面としては最初に考えられることではないでしょうか。

②税金が増え、手続きの手間がある

前にもお話ししたように、副業で一定額以上稼いでしまうと所得税がかかるようになり、確定申告が必要になります。

確定申告の必要が無くても、本業以外での所得が増えると住民税の申告を自分でしなければなりません。

そのため、副業で所得を得る以上、税金の手間は生じてしまうでしょう。

③想像していたよりも稼げない

これは意外と感じる人が多いのではないでしょうか。

副業というと、月に数万円は稼げて、生活の足しになるイメージがあると思います。

しかし、アルバイトでの非正規や人材派遣会社に登録して働くのではなく、ブログや文章作成などのインターネット上での副業を始めたときに、意外と儲けが少ないと感じる人は多いと思います。

副業のマイナス面として考えられる主なものを3つ挙げました。

もしあなたが副業に興味があったとしたら、これらを見て副業を始めるのを止めようと思いますか?それとも、これくらいなら始めてみようと思うでしょうか。

実際にやってみないと分からない、という人のために、この3つを解決してくれる方法を紹介します。

それは、やる気と継続です。

1.やる気があれば、ほんの少しの空き時間でも時間を有効に使おうと思えるでしょう。

人は365日24時間、常に忙しいわけではありません。

インターネットでできる副業のほとんどは、業務時間を自由に選べますし、毎日30分~1時間も作業すれば、慣れてくれば良いお小遣い稼ぎ程度に稼げるようになるはずです。

実際に複数の人材派遣会社のアンケート結果では、インターネットでの副業にかける時間は1日1時間未満が最多だったそうです。

1日1時間ということは、朝や夜にSNSを見る時間を減らせば、それが収入に繋げられる可能性がある、ということです。

2.税金を理由に、副業を始めることを躊躇する必要はありません。

なぜなら、税金を引かれても確実に所得の向上に繋がるからです。

まさか税金で利益がゼロになる、なんてことはありません。

手続きの面倒さも、感じるのは最初の1、2回だけです。

例えば確定申告の場合でも、必要な書類を持っていけば、会場には税理士が配置されていますので、一から丁寧に教えてくれます。

確定申告の会場に行くと、杖を付いた高齢者でも難なく手続きを済ませている光景を目にします。

慣れてしまえば、大した手続きで無いことが分かります。

3.想像以上に稼げないというのは、事前の下調べ不足が原因のように思います。

インターネットの副業で得られる収入額で最も多いのは、月3~5万円未満というデータもあります。

しかも、副業の内容によっては、更に収入の相場は上下しますので、1万円稼ぐのもやっと、という仕事も少なくありません。

収入の目標額があるのであれば、まずそれぞれの副業の内容ごとに収入の相場を調べた上で、実際に行う業務内容を選ぶべきでしょうし、もしそれ以上に稼ぎたいのであれば、アルバイトのような形態で働くことを検討してみるのが良いでしょう。

業務内容と収入の相場、また自分の私生活の時間をどれくらい副業に当てられるのか、ということを事前の下調べを元に検討してから、副業の内容を考える方が良いと思います。

やる気が解決してくれる、なんて根性論のようなことを言ってしまいましたが、こうして見ると、副業のデメリットは方法次第で失くせてしまうものが多いように感じます。

もちろん、人によって業務内容には向き不向きがあります。

ですが、業務に充てる時間など、働き方を臨機応変に変えられるのが、インターネットでの副業の利点です。

その利点を活かし、自分に合った副業をコツコツ続けていくことで、結果的に収入増だけではない副業の恩恵を受けることができるのでは無いでしょうか。

【5⃣・副業の最大の効果】

これまでは、一般的な副業の恩恵すなわちプラス面とマイナス面、それに対する対処法をお伝えしてきました。

ここからは、それとは別の副業の最大の効果をお話ししたいと思います。

それは、お金を稼ぐことができる、人脈を作れる、などの、ある意味「一時的な」効果ではありません。

それは「収入は自分から稼ぎに行くもの」というマインドを培うことができる、ということです。

会社員として働いていると、決まった時間に会社にいて決まった仕事をしていれば、毎月決まった日にちに決まった給料が振り込まれます。

このように、決まったことを繰り返していると、「給料はもらえて当たり前のもの」と考えるようになります。

当たり前のものがもらえなかったり、少なかったりすると、「給料が低いのは会社のせいだ」という考えに繋がってしまいます。

しかし、もらっている給料が低いのは本当に会社のせいでしょうか?もちろん、一般社会にはいわゆるブラック企業は存在します。

むしろ利益を従業員に還元せずに、必要以上に溜め込み、一部の経営者のみが多くの利益を得ている会社は多いのかも知れません。

ですが、そうであればこそ、そんな会社に依存して働き続けるわけにはいかないのではないのです。

会社に依存していると、収入を得る方法は会社で働くことしかない、と思ってしまいがちです。

しかし、何度もお話しするように、今の時代はどのような方法でもお金を稼ぐことができます。

会社との信頼関係や税金面など、必要最低限のことをクリアできれば、収入を得るために会社に縛られる必要はありません。

副業は、そのような思考を得るための最も良い方法の一つでもあると思います。

収入は、自分の頑張り次第で増やすことができる、言い換えると他人ではなく自分に依存する、という考え方ができるようになると、一時的ではない「長期的な」効果になり、今後の働き方だけでなく、人生を全体的により前向きなものにしてくれるはずです。

【まとめ】

会社員として働いている人の中に、副業を始めることに興味がある人は多いと思います。

では、なぜ始めることができないのでしょうか。

その理由は、多くの場合、会社との関係であったり、税金の手間や手続き方法がわからないというものであるかも知れません。

そのような手間を考えたときに、「なんだか面倒だから、やっぱり止めようかな。」と、足踏みをしてしまう気持ちはすごく理解できます。

誰でも、自分の自由な時間は、なるべくゆっくり穏やかに過ごしたいものです。

ですが、もしほんの少しでも、プライベートな時間を別のことに使っても良いかなと考えられる余裕ができた時には、すぐにでも副業を始めることをおすすめしたいと思います。

空き時間に副業をしたとしても、得られる収入は月に数千円からで、多くても2~3万円程度かも知れません。

しかし、空き時間を有効活用することで、自由に使えるお金が増えるのであれば、むしろ得なのではないでしょうか。

更に、得られるのは金銭的なものだけではありません。

収入面で、会社に依存している人が多い中で、副業を続けることで会社に頼らずに自分の力で収入を獲得しにいくという精神を養うことができます。

それは、人間力を鍛える、と言い換えることもできます。

人間力を鍛えることができれば、副業をレベルアップさせて更に収入を上げることもできるでしょうし、その後の生き方まで変えることもできるでしょう。

短い人生を活気溢れるものにするために、ぜひ副業を活用していきましょう。

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