3/2 ②これからはじめるFX

FX業者の選び方

正直、どこが良くて、どこが悪いなんて、外から見てもわかりません。

私が経験したのは、10年間で、4~5社くらいです。

その中で、良かったなぁと思ったのが、1社です。

そこは、最低1000通貨単位で取引できますし、実際の取引を行うツールであるプラットホームにMT4というのがあるのですが、それが使えました。

取引の内で、業者の儲け分であるスプレッド幅も小さく、取引しやすかったのです。

FX業者には、二通りあるようで、取引がオープンな業者とクローズな会社があるそうです。

仮にオープンとクローズという言葉を使いましたが、ここでのオープンとは、取引している市場が、全世界のトレーダーを相手にしているという業者。

クローズとは、自分の会社のシステムの中で、自社の会員間の取引だけで完結している業者。

前者は、業者の利益は、スプレッド幅分が主になると思います。言い換えると、自社の会員である一般トレーダーが儲けようが損をしようが、会社の利益としては、会員がトレードをした回数に依存しているので、関係ないということです。

後者は、業者が胴元なので、スプレッド分を取っている上に、自社の会員であるトレーダーが相場で損をすればするほど、儲かるということです。

業者の中には、悪どい業者もあるようなので、注意が必要です。

私が経験したのは・・・

ある業者ですが、その業者のプラットホームを使用して取引をしていたときのことです。

プラットホームのチャート(値動きを表示しているグラフ)上の相場の現在の値段を表示している線に、時々刻々と変化する値段にスプレッド分をプラスした価格のラインであるアスクと、ちょうど今の値段であるビッドがあります。

言い換えると、トレードするときに買うときの値段がアスク、売る時の値段がビット。

チャート上には、それら2本のラインが表示されていることが多いのです。

そのプラットホームは、アスクが表示されている画面とビッドが表示され ている画面が別々になっていました。

そして、そのとき私は、アスクの画面を、ずっと表示させて見ていたのね。

そのとき、値動きは安定していて、大きく動くことがなかったのです。

当然、ロスカットにも掛かるような動きはありませんでした。

でも、決済されてしまい、損をしたのです。

私は、何が起こったのかわからず、業者に電話をして問い合わせました。

すると、若い女性の声での回答は、「ビッドの画面を見て下さい。大きく下がっていますよね。」

画面を切り替えて見てみると、確かに、値動きのチャートに、下に長細い三角形の部分があるのです。先っぽは、ロスカットの位置まで到達していました。

つまり、アスクの画面とビッドの画面で、値動きが違っていたということです。

ね。

そのとき、値動きは安定していて、大きく動くことがなかったのです。

当然、ロスカットにも掛かるような動きはありませんでした。

でも、決済されてしまい、損をしたのです。

私は、何が起こったのかわからず、業者に電話をして問い合わせました。

すると、若い女性の声での回答は、「ビッドの画面を見て下さい。大きく下がっていますよね。」

画面を切り替えて見てみると、確かに、値動きのチャートに、下に長細い三角形の部分があるのです。先っぽは、ロスカットの位置まで到達していました。

つまり、アスクの画面とビッドの画面で、値動きが違っていたということです。

オープンな取引を提供している業者というのは、いわばスプレッド幅しか利益がないわけです。

言い換えると、取引の回数を稼ぐことが利益に繋がるわけです。

ところが、クローズな業者は、会員が損をすれば売り上げなのです。儲ける手段が他にもあるわけです。

となると、会員集めのためのスプレッド狭め競争をするには、クローズな業者の方が有利です。

必然的にオープンなトレードを提供している業者の方が、スプレッドが広くなりがちということが言えると思います。

ただ、これも一概には言えません。企業努力によって、経費を削減して、狭いスプレッドを提供している業者もあるのかもしれません。

もう一つ、業者を選定する上で考えられることは、プラットホームにメタトレーダー4(MT4)や、その後継プラットホームであるメタトレーダー5(MT5)を採用しているかどうかです。

これは、飽くまで私の経験から言えるということだけなのですが・

私、10年の取引経験のうちの最初の2~3年は、それぞれの業者のプラットホームを使っていました。先に述べましたズルは、その期間に経験したものです。

しかし、その後は、ずっとMT4を使っていました。

MT4では、そんなズルをされたことはありません。

でも、わかりませんよ!

私がたまたま、真面目に運営している業者に当たっただけなのかもしれません。

その中でも、最初に利用していた業者は、よかったです。

残念ながら、その業者は、2015年のスイスフランショックで、大損を出して潰れてしまいました。

そんなことが起きるのは、オープンに真面目にやっている会社だからだそうです。

そして、最近まで使用していた業者のスプレッドは、最狭でした。恐らくクローズだったのかもしれません。

しかし、不正はなかったと思います。

可笑しなことがあったといえば、経済指標の発表などがあると、ほんの1〜2分の間に相場が乱高下することがあるのですが、そのときだけ、アスクとビッドの幅が物凄く広がって、こちらが手を出せなくなるという現象が起こりました。

これも、先のオープンな業者では、なかったことです。

さて、業者を選ぶ参考になりましたでしょうか?

 

FXの実際のトレードについて

トレードの手法などについては、この本では説明しません。

ましてや、勝てる方法なんて、私には説明できません。

10年やって、負け続けた人間ですから基本的なトレードの方法・理論などは、ネット上に溢れているので、ご自分でお勉強下さい。

そして、どうやったら勝てるのか、勝ち続けられるのかといった内容については、私は、いくつか信頼できそうな投資家が市販している教材を購入し、勉強をしました。

値段は、それぞれでしたが、数万円から20数万円くらいまで。

総額で、50〜60万円使いました。

教材を購入した相手は、3者(社)です。

それぞれが、それぞれに、理に適ったものではありました。

でも、自分の手持ち資金的に難しかったり、その通りにするのが、いろいろな面で怖かったり。

私の性格的なものが大きく働いて、その通りに実行できない部分が大きかったです。

もし、勉強したことを忠実に再現できていたとしたら、それなりの財産を構築できていたのかもしれません。

私が教材を買った3者のうちの、最後の1者の教材は、私は本当にこれは良い、これが身に付いて、この通りにできるようになれば、必ず儲けられるだろうと思いました。

でも、残念ながら、その通りには実行できませんでした。

その通りに実行できない、心理的な要因が大きく働いたということにして下さい。

こんなことを書くのは、本当は、恥ずかしいんですよ!

資金の話をしたときに書きましたが、私は、小額でずっと取引を繰り返していました。

お正月に、資金を3万円にして、ちまちまと100円から300円くらいの利益を取ろうとして、取り組んでいました。

そして、当たり前に資金を増やせるようになったら、大きなお金を入れて、本格的に財産を作ろうと思っていました。

しかし、こうすれば、恐らく勝てるだろうというやり方は、理解できていると思うのですが、ずーっとその通りにできませんでした。

最初の3万円は、半年も過ぎると、1万数千円くらいになっていました。

チャートの形を見極めるのが下手糞だったのか、やはり精神的・心理的なことが大きかったと思います。

相場環境が良いと思ったので、1回、2回、3回と上手く勝つことができて利益が出たとしても、実は、この時点で可笑しいのですが・・・

1回で納めるべきなのです。

次のトレードを欲張って、例えば、形のよくないところに、無理をしてエントリーしてしまい、負けてしまう。

そうすると、取り戻したくなって、更に無理をしてしまいます。

結局、そこまで取った利益を全て吐き出してしまい、損失まで出してしまう。

そうすると、せめてプラスで終わりたい。

もうちょっと頑張ってみよう。

また、相場環境の良くないところで、無理をしてエントリーしてしまう。

そんなことしてて、利益が取れるほど、甘くないです。

でも、それがわかっていても、やってしまうのです。

ほとんど、病気っ!

結局、そんなこんなで、どーんと損を出してしまう。

結果、トータルで見て、増やせない。そんな繰り返しでした。

そして、何度も、何度も、何度も、何度も、心を立て直して、再スタートSp…

でも、増やせませんでした。

よっぽど、心が弱いんでしょうかね!?

でも、相場で儲けられている人って、全体の1割とかいう話も聞くので、そんなものなのでしょうか???

 

 

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