1/17 ①初心者でもできる穴馬の狙いと買い

はじめに

競馬を始めてから30年近く。山あり谷あり、競馬とともに人生を歩んできました。

競馬ブームの火付け役ともなった「オグリキャップ」から始まり、トウカイテイオー、ミホノブルボン、ナリタブライアン、サイレンススズカ、衝撃の末脚に魅了された「ディープインパクト」、ウォッカ、オルフェーブルー

そして、引退レースとなったジャパンカップで無敗の3歳3冠馬2頭を退け、引退の花道を自ら飾ったGI9勝馬「アーモンドアイ」。

記録はもちろん、多くの人々の記憶にも残るような名馬に出会い、その走りに感動し、熱狂してきました。もちろん、馬券を握りしめながらの応援もしながら。

私は関東に住んでいるため、競馬場に行くとなると、東京競馬場がほとんどです。東京競馬場のすぐ近くにあるサントリーのビール工場で(見学ツアーに参加して(見学ツアーは事前予約が必要))ビール(プレミアムモルツ)を飲んで、散歩しながらほろ酔い気分で東京競馬場に…。

週末に競馬開催があって、天気が良い日などは、そんな風に競馬ライフを楽しんでいました。週末の楽しみの一つとして競馬がある。のんびり散歩しながら、お酒を楽しみながら、競馬を楽しむ。これまでだったら、誰でもそんなことができました。

しかし、2020年。新型コロナウイルス感染症により、状況は一変しました。

・何もかもが変わったあの日

2020年1月16日。国内で初の新型コロナウイルス感染者を確認した日。

この日を境に、私たちの生活や仕事は、元に戻れないほど大きく変わりました。

まだこの(1月の)段階では、「すぐに収まるだろう」「4月には収束しているだろう」といったような楽観的な見方がほとんどでした。日本人にとって、新型コロナウイルス感染症は、単なる「対岸の火事」だったのです。

しかし、そのわずか10ヶ月後…

11月には、新たに確認された新型コロナウイルス感染者が国内で2500人を超え、3日連続で過去最多を更新した。東京だけでも2日連続で500人台を記録するなど、冬の訪れとともに全国で感染が拡大(爆発)している状況です。(2020年11月30日時点)

飲食業や自営業の方にとっては、外出の自粛や自主規制などによって、稼ぎたくてもお客さんが来ない状況、働きたくても働くことができない事態に陥っており、収入が激減したり、売り上げが(前年比で)10%以下にまで落ち込んだり、最悪のケースとして廃業・倒産に追い込まれている人たちも増えつつあります。

さらに、次のような深刻な事態も起きています。

2020年10月の全国の自殺者数は2153人で、前年同期に比べ39.9%増加。(警察庁調べ(速報値)1カ月の死者が2000人を超えるのは2018年3月以来のことだそうです。自殺者の数は、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた1月以降、月当たり1400人〜1800人で推移しており、前年を大幅に上回っているそうです。

自殺者の数に留まらず、企業の倒産件数や失業者の数、自己破産件数や生活保護の申請数なども、数字として出てくるのはむしろこれからであり、この先が本当の意味での「最悪の状況」だと言えます。

競馬どころではない。正直、そんな状況です。

しかし、他のスポーツやイベント等がことごとく中止・延期となっている今、競馬が(入場者を制限しながらでも)開催されていることで、多くの人のストレスや不安を軽減させ、希望を与えていることも事実です。

先ほど挙げたアーモンドアイが勝ったジャパンカップは、「今世紀最大の対決」「夢の3強対決」とも評され、大いに話題になりました。暗いニュースばかりが続いていた最近の日本において、競馬ファンはもちろん、多くの人たちに喜びと感動を与えたレース(競馬)でした。

そんな感動を与えてくれた競馬には、もう一つの側面があります。そうです、お金を稼ぐ手段の一つとしての競馬です。

・競馬で稼ぐということ

「月1万円でも、月5千円でもいいから収入を増やしたい」

「毎日の生活を、金銭的に少しでも楽にしたい」

「本業以外で、収入の柱を増やしたい」

「自分のペースで、安定的に収入を得たい」

「将来に向けて、継続的な収入が得られる仕組みを構築したい」

競馬を通じて、こうした希望や願望を持っている人も非常に多いと思います。そのためには、高配当をもたらす穴馬を探し出し、狙い撃つ必要も出てきます。そんな方のために書きました。

「競馬で安定的な収入を目指す」

そのためには、具体的に何を意識して、どう行動すればよいのか。その方法を伝えたいと思います。

やみくもに馬券を買っていては、いつまでたっても収入アップは果たせません。

ここでは、競馬予想に対する考え方はもちろん、穴馬をピックアップするための方法を記しています。

とはいえ、ここには決して、何もしなくても馬券の予想が当たったり、放っておいても勝手にお金が増えていくような「魔法の言葉」が書かれているわけではありません。

当たり前のことですが、競馬において100%絶対の法則は存在しません。しかし、魔法の言葉になる可能性のある要素は、できる限り詰め込んだつもりです。あなたのこれまでの競馬予想に対する考え方や取り組み方を、ほんの少し見直すことで結果は大きく変わるはずです。

もし今、将来に向けて不安や限界を感じていて、競馬で安定的な収入アップを目指そうと考えているのであれば、まずは、最後まで読んでみてください。

こちらを読み終えたときが、あなたにとっての新たな競馬ライフの始まりになれば幸いです。

 

第0

競馬に対する考え方

競馬を投資として捉える。単にレースとして楽しむだけでなく、稼ぐことも視野に入れる。しかも一過性の儲けではなく、安定的・継続的な収入として。それを実現するためには、競馬予想に対する考え方を整理する必要があります。

  • 的中率と回収率

競馬での収支を考えるときに、的中率と回収率という大きな2つの指標があります。大前提として、この2つの関係性を把握しておきましょう。

「的中率」とは、その名の通り、馬券が的中する率を算出したものです。的中率の計算式は、次のようになります。

【「的中率」=的中レース数購入レース数×100】

例えば、1レースから12レースまでをすべて購入し、そのうち7レースが的中した場合、その的中率は(7-12×100で)58.3%となります。

ただし、これはレース単位でみた場合の的中率です。もう一つの見方として、購入点数に対しての的中率というものがあります。

その場合の計算式は、

【「的中率」=馬券が的中した点数-馬券を購入した点数×100】となります。

こちらは、買い目が多いほど的中率は下がることになりますので、レース単位での的中率よりは実践的な数値といえます。

とはいえ、どんなに的中率が高かろうとも、手元に残るお金が減っていれば、競馬では負けとなりますので、いずれにしても収支を判断するうえでは、「的中率」はあまりあてにならない要素だといえます。

ですので、的中したこと(だけ)を謳っている競馬予想会社や競馬予想サイトは、少し疑ってみる必要があるかもしれません。(もちろん、的中率を掲げていても健全なものもあります)

一方で、「回収率」は、馬券収支のプラス・マイナスをハッキリと判断するものです。100%が基準で、それを1%でも上回ればプラス、1%でも下回ればマイナスです。

例えば、1レースから12レースまでを購入し、そのうち2レースしか的中しなかったとしても(的中率は16.6%)、回収率が120%であれば、馬券収支はプラスとなり、勝利となります。

つまり、競馬で安定的な収入を確保していくために重要なのは回収率であり、もっと言ってしまえば、回収率と的中率のバランスが重要なのです。

競馬にハマればハマるほど、「当たった」「外れた」ばかり(的中率)に気を取られてしまい、肝心の回収率を意識した競馬予想ができていないケースが多くあるので、ここでしっかりと意識を区別しておきましょう。

優先順位は、「回収率」>「的中率」です。

参考までに、回収率は次のような計算で算出できます。

【「「回収率」=払戻金額-購入金額×100】

例として、ある馬の単勝(オッズ2.0倍)を1万円購入し、見事当たった場合、回収率は、2万円–1万円×100=200(%)となります。

もちろん、1レースだけの回収率と、1日(基本12レース)を通しての回収率では、後者の方が100%以上を維持するのは難しくなります。さらに、1日単位ではなく、年間を通じての回収率は、よりプラス収支(100%以上)を維持するのが困難でしょう。

より長いスパンでみたときに回収率がどうか、が重要です。

  • 情報に対して、気を付けなければいけないこと

こうしてできる「3回連続100%的中の競馬予想」

これから紹介する競馬予想情報の仕組み(構造)は、今後の競馬ライフを送るうえで是非とも把握しておいていただきたい内容です。

補足として載せておきますので、保険の意味でご一読ください。

もし、あなたは「3回連続100%で的中」するという競馬予想会社が実在したら、その内容を知りたいと思いますか?

じつは、この「3回連続100%で的中」という実績は、ある仕組みを利用することで実現可能なことなのです。どういう仕組みなのか、具体例を挙げながら説明します。

たとえば、ある競馬予想会社が、今度の週末にある次の3レースを勝負レースとして挙げたとします。

■【今週の勝負レース1〇月〇日〇〇競馬場第1レース(12頭立て)第6レース(8頭立て)第11レース(16頭立て)

いずれのレースも本命不在で、抜けた人気馬がおらず、どの馬が来てもおかしくないような難解のレースです。

その競馬予想会社は、まず、1536件(※)のメールアドレスを用意します。

※メールアドレスの件数は、出走馬の数や、予想するレースの数によって変動します。

次に、その1536件のメールを、最初の第1レースの出走馬の数に分割します。第1レースは12頭立てなので、(1536-12で)128件ずつに分けることになります。

128件のメールアドレスを1グループとして、計12グループができました。続いて、各グループに出走馬1頭ずつ(別々)の馬を推奨したメール原稿を作っていきます。

つまり、1グループ目には、馬番1の馬が勝つという予想メール原稿を。2グループ目には、馬番2の馬が勝つというメール原稿を、3グループ目には馬番3の馬、4グループ目には馬番4の馬…、12グループ目には馬番12の馬を、といった具合です。

そうして、12グループ分、すなわち、12種類の予想メール原稿を作成すれば準備は完了です。あとは、レース前日に、1グループ128件ずつ、計12グループ(1536件)に向けて、それぞれの原稿でメールを一斉配信します。

そして、レース当日。どんなことが起こるかというと…勘の鋭い方は、もうおわかりかもしれませんね。そうです。

第1レースでどの馬が勝ったとしても(最低人気の馬が勝ったとしても)必ず、いずれかの1グループの128名には、勝ち馬予想が的中したメールが届くことになるのです。

続けます。

2つ目の勝負レースに提示されているのは、第6レース。このレースは8頭立てですので、準備するメール原稿のパターンは8種類となります。

メール送信の対象となるのは、先ほどの第1レースで勝った馬が記載されたメールを受け取っていた1グループ(128件)のみです。

この128件を8分割すると、1グループは16件。8グループに、それぞれの馬が勝つというメール原稿を、第1レースの確定を待って一斉配信します。

そして、第6レースも無事に終了。先ほどの第1レース同様、どの馬が勝ったとしても、いずれかの1グループ(計16名)には、勝ち馬の予想が的中したメールが届いたことになるわけです。

最後も同じです。

3つ目の勝負レース、第11レース。残っているのは16件で、16頭立てですので、1件ずつに、1頭ずつ違う馬を推奨していきます。

そして、第11レースが終了。ここでも大穴と呼ばれる馬が勝ち馬になったとしても、誰か一人には、その勝ち馬の予想メールが確実に届くことになります。

ここでもう一度、あなたに質問です。

1回や2回の的中だったり、1番人気や2番人気程度の馬を的中させる競馬予想であれば、特に気にもならないと思いますが、もし、3回連続で、しかも、人気薄が勝ったレースなどもあったにもかかわらず、その競馬予想が100%見事に的中していたら、あなたは、その競馬予想会社からのメール情報を、「無視すること」ができるでしょうか。

「こんなに当たりが続くなら、ちょっと参考にしてみようかな…」「これだけ人気薄の馬を的中させるなら、次は予想に乗ってみようかな…」「ここまで予想が当たるということは、何か特別な情報源を持っているのでは…」

こう思ってしまう人がいても、不思議ではないと思います。特に初心者の方であれば、なおさら「何か凄い情報源を持っているのでは」と感じてしまいます。

そして、3回連続で予想が的中したメールを受け取った人だけに向けて、次週の開催(レース)のお知らせメールが届きます。

脅威の3連続的中!次週は、さらに確勝級の予想を配信します。

すでに競馬関係者から極秘情報は入手済みです。

超高配当間違いなし!

私たちの情報にご期待ください。

弊社の情報をご希望の方には、特別に0万円で提供します。

ただし、一般非公開の極めて秘匿性の高い内容ですので、限定0名様までとさせていただきます。

お申込みは今すぐ!お申込みはこちら→https://000…

こんな内容のお知らせです。

次の情報に期待を寄せて、お金を払って情報を受け取ってみると…次に届いたメールの内容は、1番人気の馬ばかりを取り上げただけの何の旨みも妙味もない競馬予想メールだった。

こんなオチで終わってしまうかもしれません。

  • ハマッてしまわないために

そもそも、この競馬予想会社の目的は、「馬券を当てること」ではありません。

この最後のお知らせ(営業)メールを送るまでに、あなたを「信じ込ませる」ことが真の目的です。

ご存じのとおり、メールの一斉送信や予約配信の機能を使えば、これらの作業はカンタンに行うことができます。とはいえ、外部からはそのメールの裏にある仕組みが「見えない」ため、自分に届いた情報だけをみると、本当に「3回連続100%的中した!」ように見えてしまうのです。

当然ですが、実際には予想が的中しているわけではなく、単に3回連続で当たったように「見せかけている」だけ。ただ、こうした仕組みを理解していないと、ついついその情報を信じたくなってしまうのも事実です。

例では3レース構成としましたが、これを4レース連続、5レース連続とすることも可能です。

また、メールの送付件数をすべて均等に振り分けるのではなく、勝つ確率がより高いと思われる人気馬の比率(対象者)を増やすなどの調整を図ることで、最終的に残る人(いわゆるお客さん)の数をさらに増やすことも可能になります。

こうした仕組みを悪用して競馬予想メールを配信しているような競馬予想会社は、(少なくとも日本には)存在していないと信じていますが、メールやシステムの機能を利用すれば誰でもカンタンに実行できてしまう内容でもありますので、念のためご注意を。

もし、こういったカラクリを知らない競馬仲間や友人が近くにいたら、ぜひこの内容を共有していただき、お互いに注意するように心がけていただければと思います。

(当然のことですが、こういった仕組みをあなた自身が悪用しないようにお願いします)

 

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