11/6 ひとりビジネス⑥

第3章

【インターネット編】

「自分メディア」で情報発信せよ!

基本3点セットからスタート!あなたの「自分メディア」を作ろう

「ひとりビジネス」には、自分の商品・サービスを発信する場所が必要です。次の章で解説する「集客・販売(フェーズ4)」を円滑に進めるためにも、インターネット上に「自分メディア」を作っておく必要があります。

インターネット上で何かを販売する場合はもちろん、そうでない人も、パーソナル・ブランディングの一環として利用できます。

いくつかの「自分メディア」を使って、

「ここまでの情報を、無料で教えて、ほんとにいいの?」

というくらい価値ある情報を、続けて発信することが大切なのです。

 

インターネット上の「自分メディア」は、次の3つのカテゴリーに分けられます。

【自分メディアのカテゴリー】

①基本3点セット・・・ホームページ+ブログ+メルマガ

②SNS・・・フェイスブック(Facebook)、ツイッター(Twitter)、インスタグラム(Instagram)、ライン公式アカウント(旧ライン@)など

③動画・・・ユーチューブ(YouTube)など

 

特に①は今、「ひとりビジネス」をするうえで基礎となる土台。23も伸びているので無視できません。今の時代、動画は必須アイテムと考えたほうがいいでしょう。

まず、基本3点セットは、「ひとりビジネス」の発信基地になるメディアです。

自分のホームページがあれば、いつでも好きなときに、ビジネスの内容を確認してもらえますし、商品・サービスを購入するお客さんも安心できます。

一方、定期的に、役に立つ情報を発信するためにブログも必要です。あなたのブログのファンになってくれる人は、将来、あなたのお客さんになってくれるからです。

そして、メルマガは、告知のための攻めのメディアです。

セミナーやイベントを開催するとき、新商品をリリースするとき、キャンペーンをお知らせするときも、メルマガが活躍してくれます。

はじめて「ひとりビジネス」をスタートさせるなら、まず、この基本3点セットを形にすることをめざしましょう。

②つ目のSNSは、お客さんを誘導するためのメディアです。あなたの商品・サービスに興味を持ってもらえるように、投稿の内容を工夫します。SNSには、さまざまな種類があるので、「すべてを使わなければ」と考える必要はありません。

あなたの商品・サービスにぴったりのSNSを優先させてください。

③つ目の動画も「ひとりビジネス」には欠かせません。

のちほど紹介しますが、動画は集客・宣伝でとても大きな力を発揮します。

また、セミナー動画などの情報商材では、「公開を限定する動画=商品」となることも多いのです。

 

ストック型とフロー型を組み合わせて

3ステップで作る

ホームページやブログは情報をためるストック型のメディア。SNSは情報が流れていくフロー型のメディア。自分のメデイアにはどちらも必要だ。

 

STEP1【基本3点セット】

ホームページ(ベースキャンプ)

ブログ(蓄積のメディア)

メルマガ(攻めのメディア)

ストック型のメディアに情報をためて、メルマガで発信

 

STEP2【SNS

告知&宣伝のメディア

フェイスブック

ツイッター

インスタグラム

ライン公式アカウント(ライン)

フロー型のSNSで情報を拡散する

 

STEP3【動画】

ユーチューブ

訴求力のある

集客のメディア

 

インターネットには、多くのメディアがあふれているので、「やることがたくさんあって、自分にもできるかな?」と不安になる気持ちもわかります。

でも、心配は無用。何もかも、同時に作る必要はありません。

「ひとりビジネス」を成功させている人は、上手にメディアを使い分けています。

まずは、基本3点セット。次にSNS、そのあと動画というように、コツコツとあなたのペースで少しずつ「自分メディア」を作り上げていきましょう。

いきなり完璧なホームページを作れる人なんていません。まずは「ランディングページ(ユーザーにはじめて訪問してほしいページ)」1つからでいいのです。

 

ホームページこそが、自分のベースキャンプ

「ひとりビジネス」を始めるなら、まずは、自分のホームページを持つことから始めましょう。

ホームページは、自分のお店であり、会社そのもの。ビジネスの発信基地です。このベースキャンプでは、あらゆる情報・商品を集めることができます。

ホームページのない”ホームレス状態では、いつまでたっても、地に足のついた「ひとりビジネス」ができません。

ホームページを持つことは、家を建てることと同じです。

ホームページに必要なサーバーやドメインを、家作りにたとえると、次のようになります。

・サーバーを借りる=家を建てるための土地を借りる

・ドメインを取る=自分の住所を決める

サーバーには、無料でレンタルできるものがあります。無料サーバーを利用すれば、お金はかかりませんが、あなたのホームページのどこかに、無条件で広告が表示されてしまう可能性があります。有料版に比べて接続が不安定になる傾向もあります。

また、インターネットのサービスプロバイダー(フレッツ、ぷらら、ネット、ニューロ光など)が提供するサーバースペースを利用するという方法もあります。

一方、有料のレンタルサーバーを借りて、ドメインを取得するという方法もあります。一定の費用がかかりますが、他の方法と違い、独自ドメインが取得できることが魅力です。

独自ドメインは、借りものではなく、あなた専用のサイトであることの証明。あなたのホームページの信頼度も自然に高まります。

「ひとりビジネス」を始めるなら、独自ドメインの取得を強くオススメします。

決済代行サービスを利用して、ホームページ=ネットショップに

さて、ここで1つ質問です。

あなたのパソコンやインターネットに関する知識とスキルは、どれくらいですか?

ホームページを作る方法はさまざまです。

アドビ社のドリームウィーバーなどの市販ソフトで作る方法もありますが、初心者向きではありません。専門業者に頼んで作ってもらうこともできますが、一般的に費用が高く、資金に余裕がなければオススメできません。

でも、あきらめる必要はありません。もし、あなたが初心者なら、CM(ContentsManagementSystem)ツールを利用するのがベスト。最近では、初心者でもすぐに使えるホームページ作成ツールがたくさん用意されています。

代表的なサービスは「ジンドゥー」と「ウィックス」です。初心者には「ジンドゥー」、自分で少しカスタマイズしたい人には、「ウィックス」が向いています。

また、世界一のシェアを誇る「ワードプレス」は拡張性が高く、自由にカスタマイズできるツール。プラグイン(機能を拡張するためのプログラム)も豊富です。さらに、無料で簡単にネットショップを開設できる「ベイス」という選択肢もあります。

 

代表的なホームページ作成サービス4選

ジンドゥー(Jimdo)

はじめての人でも簡単に作れる

デザインテンプレートを選び、文字や写真を変更するだけで作れる初心者向けサービス。質問に答えるだけで、自分好みのホームページを自動で仕上げてくれる便利な機能も選べる。https://www.jimdo.com/jp/

 

ウィックス(Wix)

直感的な操作でデザインできる

好みのスタイルを選び、少しずつ修正しながら、かっこいいホームページを作成できる。プログラミングの知識は不要。2万点以上の無料写真が使えるクリエイティブなツール、https://ja.wix.com/

ワードプレス(WordPress)

自由度は高いが中級者向け

テキスト、写真、フォームなどを自由に組み合わせ、納得がいくデザインに仕上げることができる。自由自在にカスタマイズするなら、プログラミングに関する専門知識が必要。https://ja.wordpress.com/

ベイス(BASE)

ネットショップをすばやく作るなら

テーマを選んで感覚的に操作するだけで、初心者でもすばやく美しいデザインのネットショップが作れる。無料で使える機能も充実していて便利だが、カスタマイズは難しい。https://thebase.in/

 

「ひとりビジネス」では、単に情報の置き場としてホームページを利用するのではなく、同時に、販売する場としての役割(ネットショップの機能)を持たせることが、必須条件となります。

ネットショップの決済方法には、クレジットカード決済、代金引換、コンビニ決済など、さまざまな種類が存在します。決済代行会社が(GMOやロボットペイメント、ユニヴァペイキャストなど)行っているサービスなら、これらの決済をまとめて代行してくれます。

決済代行会社を選ぶときは、各社のメリット・デメリットを比較して、あなたの商品・サービスにぴったりの会社を選びましょう。

 

アクセス解析ツールで、弱み・強みを把握せよ!

自分のホームページを持ったら、「グーグル・アナリティクス」を入れま しょう。

グーグルアナリティクスは、誰でも無料で使える高機能なサイト分析 ツール。導入したその日から、あなたのホームページ利用者の訪問状況、 流入経路、行動パターンなどの貴重なデータを把握できるようになります。

「どんなページが見られているのか?」

「どのくらいの時間滞在しているのか?」

「どのエリアに住む人が訪問してくれたか?」

などなど、あなたが参考にしたいデータを無料で提供してくれるようになります。

ホームページは「作ったら終わり」ではありません。

どのくらいの人が見てくれたのか、どのページに人気があるか、などの データを確認しながら、 作り変えます。

グーグルアナリティクスが集めてくれた解析情報を見ながら、おいし い野菜を育てるような気持ちで、少しずつ、お客さんが見やすいページに 変えていくのです。

そのために、アクセス解析の基本用語 「セッション数」「ユーザー数」 「PV数」がどんな数を表すかだけは、覚えておきましょう。

 

アクセス数をもっと増やしたい!

ウェブサイトを分析する際に、必要なのが「アクセス解析」。3つの用語の意味を押さえておこう。

[セッション数]

ユーザーがウェブサイトを「訪問した回数」

入る→トップページ→ページB→出る

訪問から離するまで

セッション数=1

同じ人が昼と夜にすれば、セッション数は「2」になる

[ユーザー数]

ウェブサイトを訪れた「訪問人数」

2日間

ウェブサイト

3回訪問

ユーザー数2

同じ人が期間内に複数回訪問しても、ユーザー数は「1」とカウントされる。

[ページビュー(PV)数]

ウェブサイト内で「ページが表示された回数」

トップページ 3回+ページA 2回+ページB 1回

PV数=3+2+1=6

どのページが人気なのかがわかる!

 

また、グーグルアナリティクスでアクセス解析をするためには、ホームページのソースに「トラッキングコード」を貼りつける必要があります。これは、難しい操作ではありません。HTMLやCSSなどの言語を知らなくても設置できます。

トラッキングコードが正しく設置されれば、数時間以内に、あなたのホームページに関するアクセス解析が始まります。

ホームページは、あなたの「ひとりビジネス」の大事なベースキャンプ。

アクセス解析ツールを積極的に導入して、改善に役立ててください。

 

無料・有料、どっちにする?かしこいブログサービスの選び方は?

基本3点セットの2つ目のメディアは、ブログです。

ブログを作るときに利用できるサービスはたくさんありますが、気軽に始められるという点でオススメは「アメーバブログ(アメブロ)」です。

アメブロには、あなたが書いた文章や写真などの記事を拡散するための「仕組み」があらかじめでき上がっているというメリットがあります。ときどき、

「自前で立派なブログを作ったのに、ぜんぜん人が来ない」と嘆く人がいます。

私はこれを「離島のラーメン屋」と呼んでいます。

自前のブログを作るのは、離島にラーメン屋を開店するのと同じ。離島に来てもらうためには、橋をかける必要があります。つまり、宣伝をして、離島にラーメン屋があることを知らしめないと、誰も来てくれません。

アメブロには、アクティブユーザーがたくさんいて、記事を他のSNSに連携させて拡散する機能があるので、広がるスピードが格段に速いのです。

ただし、アメブロの無料プランは自動的に広告が表示され、画像容量にも制限があります。「ひとりビジネス」で利用するなら、広告をはずしたり画像容量をアップしたりできる「アメーバプレミアム(有料プラン)」の導入を検討してみましょう。

また、2020年4月に、アメブロに独自のアフィリエイト機能「アメーバピック(AmebaPick)」が導入されたため、他社のアフィリエイトが使いにくくなりました。アメーバピックを利用するときには、登録や審査が必要です。

アメブロにかぎらず、無料ブログのアフィリエイトに対して規制が厳しくなっているのは、最近の傾向です。

これからブログをスタートさせるなら、「はてなブログ」という選択肢もあります。

デザインをカスタマイズしやすく、記事を拡散させるツール「はてな「ブックマーク」にも定評あり。お金をかけずにブログを運営したい人にオススメです。

また、最近、多くの著名人やインフルエンサーが利用している「ノート(note)」という選択肢もあります。非常に使いやすく、デザインも洗練されていて、初心者でも簡単にブログを始めることができます。有料版には、「自分で価格を決めてコンテンツを販売できる機能」があり、自分の作品を販売して収益を得る新しいビジネスの形として注目されています。

のちほど説明するように、ブログはSNSの起点になる大切な「自分メディア」です。目標読者は1000人。まずは100人突破をめざして、コツコツ増やしましょう。

読者を増やすなら、「いいメッセージを発信している」と感じる他人のブログをのぞいて、メッセージつきで読者申請をするという方法がベスト。

そこで、お互いに読者登録をして、ウィン・ウィンの関係を築いていくのです。

 

代表的なブログ作成サービス4選

アメーバブログ

規模が大きくコミュニティも充実

芸能人も利用する日本一規模が大きいブログサービス。会員同士のコミュニュケーションに役立つツールも豊富で、SNSへの連携も簡単。ただしアフィリエイトには独自の制限がある。▸https://www.ameba.jp/

はてなブログ

記事をどんどん書きたい人に!

執筆のプロに選ばれる文章の編集機能が特長。アクセス解析、コメントの管理なども簡単。スマートフォンでも同様の編集機能が利用できるので、スキマ時間に記事をアップできる。▸https://hatenablog.com/

ノート(note)

「値段」を決めてコンテンツを売れる

文章、写真、イラスト、音楽などを投稿できるクリエイターのためのサービス。ブログやSNSのように使ったり、コンテンツに自分で値段をつけて売ったりすることができる。▸https://note.com/

ワードプレスブログ

本格的なブログを作りたい人向け

ワードプレスで作成したブログのこと。サーバ一代や、独自ドメインの取得に費用がかかるが、カスタマイズは自由。コツコツ改善して息の長いブログに仕上げたい人にぴったり。https://ja.wordpress.com/

 

メルマガは古くない!「こんにちは」と攻めるメディア

SNSが全盛の今、「メルマガなんて、ひと昔前のツール」と思われがちですが、とんでもない!それはまったくの見当違いです。

メルマガは、今でも「ひとりビジネス」に欠かせないツール。メールアドレスを登録しておけば、一斉に同じ内容のメールを送ることができます。ホームページやブログ、各種SNSは、ただひたすら相手の訪問をじっと待つ「守りのメディア」。ところが、メルマガだけは、「ピンポーン!こんにちは」と、ずんずん積極的にこちらから相手を訪問できます。つまり、メルマガだけが、攻めのメディアなのです。

メルマガを配信するときは、「メルマガ配信スタンド」と呼ばれるシステムを利用しましょう。無料サービスもありますが、ビジネスで利用するなら、やはり有料サービスがオススメです。

有料サービスはメール到達率が高く、「ステップメール」機能も充実しています。ステップメールとは、あらかじめ用意した内容の違う複数のメールを、指定した間隔で、順次、自動配信することができるという便利な機能。登録(オプトイン)してくれた見込み客に対して、積極的にアピールするときに有効です。

なお、通常のメルマガの本文には、次のような一文を入れておくことをオススメします。

「このメールは、名刺交換させていただいた方やセミナーに参加された方、

サービスを利用してくださっている方など、大切な方々に送らせていただいております」

そして、メール配信を希望しない人がスムーズに配信を停止できるように配慮しておいてください。

まずは、あれこれ心配せずに、 楽しみながらやってみましょう。

 

メルマガ配信スタンドの選び方

メルマガで稼ぐなら 「メール配信スタンド」選びは、とても 重要。 無料のメルマガ配信スタンドもあるが、 「ひとりビジネ ス」を続けていくつもりなら、 有料のスタンドを選びたい。 以 下の6つのポイントをチェックして選択しよう。

□ 利用者が多いかどうか?

□ 初期費用と月額費用は?

□ ステップメールに対応しているか?

□ 毎月何通まで出せるか?

□メールの到達率が高いか?

□ マニュアルがわかりやすいか?

 

アフィリエイトもおろそかにしない!

ブログに関連する話題として、アフィリエイトについて、少し説明します。

アフィリエイトとは、ウェブ上の成功報酬型広告のこと。ある企業や個人の商品を紹介して、それが売れたときに、その企業や個人から報酬が支払われる仕組みです。

ちなみに、このアフィリエイトという言葉に、マイナスのイメージを持つ人もいるので、私は「シェアボーナス」という言い方をしています。

たとえば、あなたが便利な家電製品を紹介するブログを書いたとしましょう。ブログの記事の最後で、「オススメのいい商品があります!」と紹介。その紹介で、実際に商品が売れたときに、あなたに一定の報酬が支払われるという仕組みです。

アフィリエイトのいいところは「相手も自分もニコニコ」という点。どちらか一方だけが笑って、一方が泣くということがないのがいいですね。提供する商品がよければ、お客さんもニコニコ。これぞまさしく、三方よし(売り手よし買い手よし世間よし)。ビジネスの極意です。

その意味で、本当によい商品を紹介していくことは大切。儲かりそうだからという理由だけで紹介したものは、いずれボロが出るものです。

一般的に、アフィリエイトは、「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)」と呼ばれるサービスを利用します。

ASPにもさまざまな種類があります。「アマゾンアソシエイト」や、「楽天アフィリエイト」「グーグルアドセンス」などが有名ですが、オススメは、「エーハチネット(A8.net)」。ASPの先駆者であり、日本最大級の広告主や案件数です。

その他、「アフィビー(afb)」や「フェルマ(felmat)」なども定評があ

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