10/11 ③競艇を10倍楽しむための本

第三:まとめ

競艇の舟券を購入する際には、色々な情報を組み合わせて予想を立てていく必要があります。順番は人それぞれでしょうし、考え方もそれぞれになってきますので多くはいいませんが、最も簡単に予想するなら、選手と何号艇なのかだけはしっかり押さえましょう。

ここで紹介したのは最低限の情報だと思っています。

あとはいかに競艇を続けるかというファクターもあります。

長く競艇を続けていくと、各選手たちの特徴というものが見えてきて、舟券購入がもっともっと面白いものになっていきます。

自分なりの

「予想理論」

を確立していってください。

 

3.競艇で狙える選手と狙えない選手

今現在、競艇選手は全部で1580人(女子選手は228人)となっています。

上は73歳から下は16歳までと、かなり幅の広い年齢の選手たちが日々全国の競艇場で活躍しています。

競艇は6人の選手で競争を行う競技ですので、展開によっては大きな配当をもたらしてくれたりもします。

今回は1580人いる競艇選手の中で、狙える選手、狙えない選手の紹介をしてみたいと思います。

勿論、A1級の誰もが知っている選手も紹介しますが、大きな配当をもたらしてくれそうな選手も紹介できたらと思っています。

状況によっては格下の競艇選手が格上の選手を撃破するなんてことも良く見られる光景になりますので、個人的な意見ではありますが参考にしてみてください。

第1:狙える選手

色々な選手が在籍し活躍している競艇ですが、まず最初に狙える・狙うべき選手を紹介してみましょう。

①峰竜太

今更紹介するまでもないと思いますが

「令和2年優秀選手」

の選考にて史上初の5冠を達成した峰選手。

5冠とは、最優秀選手賞・最多賞金獲得・最高勝率・最多勝利・記者大賞の5つになります。

2020年の勝率は8.71で、1着率:48.3%、三連対率は84.8%となっています。

これだけ強い選手なので、狙える・狙えないという次元ではないのですが、挙げさせてもらいました。

SGやG1戦線でも勿論活躍している選手になりますが、一般戦競争に出走してきた時は

「無双状態」

になることも。

一般戦出場の際には積極的に狙った方が良い選手です。

但し配当面では固く収まってしまうと期待できませんので、点数を絞って購入するか紐荒れを期待するしかありません。

②畑田汰一

今最も勢いに乗っている若手選手の筆頭格といえるのが2021年デビュー4年目となる、畑田選手です。

2020年5月に江戸川競艇場で初優勝を飾ってから優勝4回を挙げている選手です。

特徴的なのが4回の優勝全てが1号艇以外で挙げているという点で、全てが高配当になっています。

本人曰く、優勝戦で1号艇で出走できるようになりたいようですが、それと同時に1号艇は不安もあるようです。

メキメキと力を付けている現状で、すでに人気になっては来ていますが是非狙ってください。

③菅章哉

2021年現在の級はB2となっていますが、F3を切った影響によるものであり元々A級にいた選手です。

この菅選手は

「伸び」

に特化した選手で、強力な伸びを武器としています。

展示タイムも近6か月、ほとんどが1位のタイムとなっている選手です。

「まくり」

主体の選手は1コースが弱いとか苦手というイメージもありますが、菅選手は1コースでもしっかりと着をとっています。

まくり主体の選手ですので、例えば4カドに入った場合、買い目としては4-1、4-5などがオススメです。

④上田紗奈

2019年までは1勝も挙げる事が出来ていなかったのですが、2020年に初勝利を挙げ、年間で11勝積み上げました。

「覚醒した」との表現が合っている選手ですが、2020年後半にフライングを2本切ってしまいました。

2021年に復活し、期間は浅いですが徐々にレース感が戻ってきている印象です。男女混合戦では勝利できていませんが、女子戦ならば充分に狙いが立つ選手になります。

⑤海野康志郎

競艇は一般的に体重が軽い方がスピードの乗りもよいので有利な競技になります。

そんな中で海野選手は60kg近い体重がありながらA1にいる選手になります。

重量級の選手なので、スピードの乗せるダッシュ戦より、スローの方が成績は高めです。

1号艇で出走した場合、1着率は65.6%、3連対率は86.4%と高い数値ですので1号艇の時は黙って舟券に入れるべき存在です。

⑥来田衣織

優勝戦にもまだ乗れていない選手ですが、2020年急激に勝利数が上がってきてメキメキと力をつけている選手の一人です。

最大の武器となりうるのが、彼女が戦法として使ってい

「まくり」

来田選手のレースは良く見ていますがほとんどが、まくりを使ってきます。

荒れ水面などでは流れてしまい、内を差されてしまうのも良く見ますが、強力な旋回力で上位に食い込むこともしばしばです。覚えておいて損はない女子選手の一人です。

 

第2:狙えない選手

競艇には年間2回の

「級別審査」

というのがあり、勝率によってA1~B2の4段階に選手たちは振り分けられます。

力があっても事故点やフライングなどで級位は落ちてしまうので、仮にB2だからと言って狙いが立たないということにはなりません。

ここでは狙えない・狙いにくい選手を少し挙げていこうと思っています。

①阿波勝哉

A1級として戦っていたこともある阿波選手ですが、2012年の4月に持ちペラ制度が廃止されてからは成績が伴わなくなってしまいました。

6コース進入を信条としている

「アウト屋」

と呼ばれる代表選手の一人で、必ずと言っていいほど6コースからの侵入になります。

「まくり」が決まることもあるのですが、近年は「まくり差し」「差し」が主な戦法になっています。

2020年5月~10月の1着率が2.8%という事からも頭では狙いにくく、2.3着付での購入が良い選手になります。

②西島義則

狙えないと言っては失礼なほど素晴らしい戦績を収めている、ベテランの選手です。

競艇レースの最高峰であるSGを7勝もしている選手で、コース取りに確実に動く

「イン屋」

の選手の一人です。

コースを動く選手なので1号艇の選手が抵抗し、西島選手が2コース進入となった場合、1.2コースの進入が深くなってしまいます。

そうなると、3コースより外が有利になるわけですが、しっかりとした予想を組み立てないと舟券は当たりにくいです。

西島選手に限らず、

「前付け」

の選手がいる場合のレースは予想がやりにくいのでレース自体が

「狙えない」

ものになってしまいます。

③榮田将彦

本来ならば、狙える選手の一人として紹介したかった選手なのですが、2021年2月現在F2を抱えてしまっているために狙えない選手としての紹介です。

A1にもなったことのある選手ですが、近年はB1が定位置になりつつあります。

榮田選手の大きな武器はそのスタートの速さで、平均0.12となっています。このスタートの速さから狙える選手にしようとしたのですが、さすがにハンデを抱えている状況では狙いにくい現状です。

④秋山直之

Al若手レーサーの一人で、女性にも人気の高いレーサーです。この秋山選手ですが、狙えないと表現するより、狙いづらいといった方が正しいかもしれません。

本人曰く、

「余計なことに気を取られたくない」

とのことで、スタートタイミングが遅い部類の選手となります。1コースの時は若干スタートは早めになりますが、2~6コースだと平均0.20あたり。

全速ターンが得意な選手で、しっかりとさばいて着は持っていきますが、スタートが遅いぶん狙いが立てにくい選手です。

1コースなら頭、他のコースは紐でというように決めてしまって舟券を購入してもいいと思います。

⑤樋口由香里

A2選手であり、平均スタートも0.15と速めのタイミングで、5回の優勝経験がある選手です。

何が狙えないかといいますと、水面が荒れた時に狙うのが危険な部類の選手です。

問題は樋口選手の体重の軽さにあります。公式ページで樋口選手の体重は44kgとなっています。

競艇の女子レーサーの最低体重基準値は47kgと決められているので、3kgほど軽いことになります。

重りをつけて重量を調整するわけですが、水面が荒れた際には体重が軽いと艇が安定しにくいので狙いにくい選手になります。

 

第三:まとめ

競艇予想は、選手の実力やモーターの良し悪し、戦う選手の力の比較など色々と考えなくてはなりません。その中にあって選手の力というものは予想の主軸となっていくものです。

レースの予想を繰り返し、慣れていくと色々な選手の色々な面が見えてきて、舟券予想が楽しくなっていきます。

今回

「狙える・狙えない」

で選手を紹介しましたが、反論もあると思います。

あくまで個人的な意見となりますので、皆さんも自分自身で「狙える・狙えない」選手を探していくのも面白いと思います。

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