– サラリーマンの副業 は働いてはいけない –
あなたは会社員としての収入をもっと増やしたい、副業をしたいけど本業が忙しくてそんな時間がない、と思っているのではないでしょうか。
- 副業をやってみたい
- 会社には副業をバレたくない
- 自由な時間がほしい・収入を増やしたい
- 手元に残るお金を増やしたい
- 充実した人生を送りたい
- 幸せになりたい
- 自分の可能性にチャレンジしてみたい変わりたい
この中に、あなたがピンとくるキーワードはありますでしょうか。
日本における労働者人口の87%が会社員と言われています。つまり、働いている人のほとんどの人が会社員。個人事業主を加えれば、90%を超えます。
朝から晩まで会社のために忙しく働き、たまに休日出勤…。休みの日は疲れて1日中寝てしまって、翌日からはまた忙しく働く日々。働いたお給料は銀行口座に振り込まれる前に税金が引かれています。たまにしか、ご褒美でほしいものを買っていないんだけど気づけば、一生懸命働いている割には貯金が増えていないなあ。なんてことになっていませんでしょうか。
私自身、数年前まではこのような人生でした。
簡単に僕の自己紹介をさせていただくと、大学を卒業して新卒で一般企業に就職、一つの企業に20年近く働いている普通の会社員です。自分で言うものなんなのですが、日本ではほとんどの人が知っている企業だと思います。真面目にコツコツ、会社のため、一緒に働いている仲間のため、お客様のため、家族のため、自分のキャリアのため働いてきました。同期よりは少しキャリアアップは遅かったかもしれないけど、少しずつ年収も上がり、キャリアも少しずつ上がってきています。でも、働けば働くほど責任やプレッシャーも大きくなっていくし、年収が上がっている割には、貯金も増えていない。こんな生活が定年まで続くのかな、と思うとちょっと憂鬱になっていました。
しかし、あることを始めたことがきっかけで、人生が好転し、お金も少しずつ増えていったのです。
それは、『副業』です。
「えー、副業?そんなの忙しくてもう一つの仕事なんてやってる暇ないよ。そもそも会社に副業がバレたらまずいし・・・」という声が聞こえてきそうです。
しかし、副業をうまく活用すれば、副業の実働時間はほととんどなし一年間の副業による手取り金額は60万円ということが実現できたのです。
これは、私の体験談です。
私は、副業を始めて3年ほど経ちましたが、いまだに会社に副業が知られてしまったことはありませんし、毎年コンスタントに手取りの金額を手に入れています。
副業で、会社員の収入以外にもう一回ボーナス-をいただいているような感覚です。もし、今の収入にもう一回ボーナスが増えるとワクワクしませんか。
これから説明する内容を実践していただくことで、もっとお金のことを知り、お金と仲良くなれると思います。そして、会社員の私が会社以外のビジネスで、会社に知られることなく、しかも会社以外で労働することなく手元の現金を増やしていった方法も伝えていきたい思っています。
私の勉強した知識と実践から得られた知恵である「虎の巻」になります。
副業はしたいけれど、会社に知られたくない、これ以上労働をせずに収入を得たい会社員の方、副業として会社員の方にビジネスを勧めたいという個人事業主の方々に読んでいただきたいと思っています。
今の日本は会社員と個人事業主が働いている人の9割と言われています。しかし、その人々が働けども働けども生活が楽にならないループにはまっている・・・。その現実を変えることが、日本を元気にし、日本をよくしていき、世界を変えていく原動力になると思っています。この本をきっかけに、少しでも手元にお金が残る会社員や個人事業主が増え、生活が向上していく人が増えることを願っております。
なぜ副業なの?
- 副業は国が推進している
会社員の副業というと、何か後ろめたいイメージがああります。会社では副業が禁止されているのに、本業の裏でコソコソとやっている、そんなイメージがありませんか。たしかに、以前は会社員の副業は禁止が当たり前でした。国が推奨しているモデル就業規則も、副業禁止となっていました。それは、高度成長期の名残が残っていて、男性はモーレツに会社で働き、女性は家庭で子育て。
それは男性の収入だけで家計がなりたっていたからです。しかし、今では男性一人だけの収入で家計をやりくりするのは厳しく、夫婦共働きは当たり前。
それでも収入が不足するので、こっそり副業をしたり、メルカリなどで家庭の不要になったものを売って収入を増やしていくことは当たり前になりつつあります。
そんな2018年はじめ、日本政府は副業の解禁を宣言しました。副業を積極的に推進するようになったのです。そして、国はモデル就業規則の一部を改定し、副業ができるような仕組みを作っていっているのです。改訂前は、「許可なく他社の業務に従事してはならない」となっていたものから、改定後は、「勤務時間外に他社の業務に従事することができる」となりました。ということは、今までは会社の許可なく副業をすると就業規則に抵触するため懲戒事由になる恐れがありましたが、そのリスクがなくなったということになります。
しかも、就業規則で副業を禁止している会社の従業員が副業がバレてしまい、懲戒免職になったことを不服として会社に対して裁判を起こしたところ、従業員側が勝訴する、という判例もでました。つまり、就業規則で禁止されていても国が推進しているし、判例もあるの副業してもいい、という結論になります。
とはいえ、せっかく勤めている会社ですから、関係を悪くすることなく、しかも会社に知られることなく収入を増やしたい、というのが本音だと思います。
しかし、収入を増やすということを考える前に、そもそもお金とはどういうものなのかを理解する必要があります。そのことを次で考えていきたいと思います。
お金の5つのサイクル
- お金の5サイクル
小学校、中学校、高校、大学での学び、会社員になってからの学びでも、お金のことを教えてくれる人は誰もいませんでした。だから、僕は自分でお金を払ってお金のことを教えてくれる人の元へ行き、学ぶ事にしたのです。
そのことを、一つ一つお話ししたいと思います。
お金にはサイクルがあり、稼ぐ、貯める、使う、増やす、守る、の5つがあるそうです。
・稼ぐ
稼ぐ、というのは、自分の作り出した価値を誰かに提供し、その対価としてお金を受け取ること。
その提供する価値の質と量が大きくなればなるほど、収入が増えるということになりますね。そして、収入には労働収入と不労収入と二種類があります。労働収入は、自分の労働をお金に変えること。会社員やアルバイトなどはこれに当たります。不労収入は、著作権や権利収入、不動産収入など、働かなくても入ってくる収入です。自分にあった収入の種類を増やすことが、自分らしく稼ぐ、ということに繋がります。
・貯める
貯める、というのは生活費を抑えたり、無駄な買い物を控えたりして、貯蓄を増やしていくことです。貯蓄をすることで、何かあった時の備えになるので、安心感にも繋がりますね。
・使う
使う、というのは三種類あって、投資、消費、浪費に分かれます。投資というのは、未来の成長や資産を確保するために使うお金です。消費というのは、食品や光熱費など生きていくために必要なお金に使うことです。浪費というのは、不必要なものを感情のままに買ってしまったり、お金を無駄に使ってしまうことです。使うに関しては、浪費をできる限りゼロにしていき、消費は抑えていき、できる限り投資や貯蓄に回していくことが大切ということになりますね。
・増やす
増やすというのは、一番わかりやすいのが投資です。例えば不動産であれば、自己資金に銀行の融資でレバレッジをかけてお金を借りて、大きな金額の物件を購入します。そして、その家賃収入から銀行に借りた金額を段階的に返済をしていき、残った金額で利益を得ていくので、お金が段階的に増えていくことになります。いろんな投資がありますが、自動的にポケットにお金が毎月入ってくるような資産を手に入れることが、増やすのコツになります。
・守る
守る、というのは、実は誰も教えてくれなかったものです。増やす同様、自分で勉強しにいかないと、誰も教えてくれません。税理士さんであっても、こちらが質問しなければ、何も教えてくれないんです。僕らが勘違いしているのは、税理士さんは税金の支払いを少なくしてくれるのが仕事ではなく、きちんと税金を納めさせるのが仕事、ということなのです。
特に、サラリーマンは税金が給与から天引きなので、税金を勉強しなくても生きていけます。だから、税金のことなんて勉強しようという気持ちにすらならないんです。でも、一番お金を残す方法が税金を理解することである、と今では確信をしています。ですので、サラリーマンでも必要な税金の知識をぜひ勉強して欲しいなと思っています。
・お金の本質はエネルギー
この5つのサイクルをバランスよく回していくことが、お金とうまく付き合っていくことコツ、ということなのです。ただ、忘れてはいけないことがあります。
それは、お金の本質はエネルギーであり、人と同じであるということ、です。
エネルギーは小さいところから大きいところに集まります。お金も、大きなエネルギーを出す人のところに集まるということです。たくさんの価値を世の中に与えれる人は、たくさんのお金が集まってくるということですね。
そして、お金は人と同じで、こっちから仲良くしようとすると仲良くなってくれます。友達を作ろうと思えば、相手の好きなこと、出身地など相手のことを知ろうとします。そうしれば、相手のことが理解でき、相手も仲良くなってくれます。お金もこちらが勉強して好きなれば、あちらからも好きになって寄ってきてくれる、ということになります。
だから、お金大好き!と胸を張って言えるようになっておくことが、実は一番大切だったりするのかな、と思います。
収入の4つのクワドラント
・キャッシュフロー・クワドラント
私のお金に対する認識を大きく変えてくれたのが、ロバートキヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」でした。それまでの僕の生活は、まさに貧乏父さん。頑張っても頑張っても報われない貧乏父さんそのものでした。
その中で、金持ち父さんシリーズの「キャッシュフロークワドラント」は一番衝撃を受けた1冊です。その本で書かれていたのは、お金を稼ぐには4つのクワドラントがある、というものです。これは、お金について勉強したい人はどなたであっても理解しておいた方がいい考え方ですので紹介をしておきます。
キャッシュフロークワドラントというのは、収入を得ている人々を収入の得る方法に応じて4つに分類したものです。
従業員のEと自営業者のS、ビジネスオーナーのBと投資家のIです。
権利収入
[B]1%
ビジネスオーナー(business-owner)…大企業社長、フランチャイズオーナー、MLM、ネットワークビジネス
[I]5%
投資家(investor)…不動產投資家、金融投資家、事業投資家
労働収入
[E]80%
従業員(employee)…サラリーマン、フリーター、会社員、OL
[S]14%
自営業(self-employed)…医者、并護士、会計士、美容師、芸能人スポーツ選手、ライター、中小企業社長
[E][S]の人口が9割以上、[B][I]の人口が1割以下になります。
[E]の代表といえば、普通の一般会社員、[S]がプロスポーツ選手や芸能人のような人、[B]はソフトバンクの孫さんのような大企業のオーナー、[I]は不動産王のトランプさんのような方です。
権利収入
[B]ビジネスオーナー(business-owner)…仕組みによってお金を生み出す
[I]投资家(investor)…お金によってお金を生み出す
労働収入
[E]従業員(employee)…時間を提供してお金を稼ぐ
[S]自営業(self-employed)…能力によってお金を稼ぐ
・労働収入と権利収入
労働によって収入を手に入れる労働収入と、仕組みや権利によって収入を得る権利収入とあります。
[労働収入]とは、その名の通り、自分の労働力を提供する対価としてお金をいただくことです。一方、[権利収入]とは、組みや権利によって、自動的にポケットにお金が毎月入ってくるような資産のことをいいます。
・お金と自由な時間
次はお金と自由な時間という観点で見ていきます。
権利収入
[B]ビジネスオーナー (business owner)
時間…〇 お金…◎
[I]投资家 (investor)
時間…◎ お金…〇
労働収入
[S]自営業 (self employee)
時間…× お金…×
[E]従業員(employee)
時間…〇 お金…×
[E]は、労働力の提供によってお金を稼ぐので、お金が増えれば増えるほど忙しくなり、自由な時間もなくなっていきます。しかし、リスクは背負わないので、安心という保証を手に入れることができます。
[S]は、好きなことや得意なことでお金を稼ぎますので、お金が増えると自分しかできないことなので自由時間が減っていきます。一方、自由な時間は増やそうとすると、稼ぐ時間が減りお金も減っていきます。ただ、好きなことができるというのが一番の魅力です。
[B]は、従業員を雇って仕組みによってお金を稼ぐので、大きな収入を得ることができ、時間も自由にコントロールできます。
[I]は、投資によってお金がお金を生んでくれるので、リスクは背負うものの、自由な時間が一番あるのが特徴です。
税制の面で見てみると、左側の[E][S]のクワドラントにいる人は、[B]や[I]が受けている税制面の優遇を受けていません。だから、[E][S]の人も、[B][I]の側の収入を増やして右側の収入も増やすことで税制の優遇を得るようにする、ということが大切だと思うのです。
・どのクワドラントで生きていきたいのか
このように見ていくと、自分はどのクワドラントに属していると思いますか?
ほとんどの方が、左側に属していて、かつ1のクワドラントにしか属していないのではないかな、と思います。
しかし、必ずしも1つだけのクワドラントに属しているべきではないということです。
僕が考える理想は、[E]から社会人をスタートして、社会を経験しながら鍛えられながらお金を貯めていき、[B][I]のビジネスを買って権利収入という自動的にお金が入ってくる仕組みを手に入れ、それから[S]の自分の好きなことを好きなだけやる、というのがいいと思っています。
そのためにも、一つずつクワドラントを増やしていくという戦略が必要になりますよね。一生[E]の従業員であれば、お金が増えても自由な時間はいつまでたっても増えません。僕は、このクワドラントを知った時、一生労働収入はいやだ!と思ったのです。だって、働け場働くほどお金は増えますが時間は削られ、責任も増えていく一方だと思ったからです。そのサイクルから抜け出すには、権利収入を手に入れることが大切、もっとお金の勉強をすることが必要と思って勉強し、実践してきました。
人生には計画が必要で、無計画は失敗を計画する、ということを肌で実感しています。
「ESBI」や「キャッシュフロークワドラント」、と検索すればわかりやすい動画もいっぱいありますので、そちらもご覧になってみてくださいね。
税金は一番の味方
・税金を理解すれば得をさせてくれる
人生には二つのものがいつもつきまとっていて、それは死と税金だそうです。たいがいの人は、その二つを先延ばししようとして、できる限りのことをしようとしています。
長生きをするために、いい食べ物を食べたり、運動をしたり、ストレスの発散をしたり。
健康になるためのルールを理解できずに、お菓子やファーストフード、コンビニ食ばかり食べていたら健康を害するのは当たりまの事ですよね。
税金もルールがわかっていなかったら、一生つきまとうめんどくさくてお金を奪っていくものと思ってしまいます。実際、数年前までは僕もそう思っていました!しかし、税金は理解すればするほど、僕らに得をさせてくれるものだとわかってきたのです。
「自分のポケットにお金を一番早く入れる方法は、税金を減らすことだ。」と言ったのは、ロバートキヨサキの会計士のトム・ホイールライトです。そして、「あなたは税金を減らすことによって、自分のポケットにお金を入れることができる」と補足しています。つまり、お金と税金をコントロールできる力を持っているのは、「あなた」だけだっていうことです。確定申告の書類を作るのは「あなた」であり、税理士さんも会社の給与支払いの担当も、あなたの税金を正しく納税できる助けをしてくれるだけで、税金を減らす手助けはしてくれないのです。
そうは言っても、税理士や会計士のように今さら勉強をしていく時間もないし・・という声が聞こえてきそうです。
・これだけは知っておきたい税金の仕組み
そこで、会社員でもこれだけは知っておいた方がいいという税金の仕組みを1つだけご紹介します。それは、会社員と法人ではルールが違うということです。会社員は、会社から給与をいただすが、課税所得に対して先に税金を差し引いてから給与口座にお金が振り込まれ、その手取で生活費を使い貯金をしていきます。一方、事業をしている法人や個人事業主は、売上から経費を引いた利益に対して税金がかかるいう仕組みになっています。極端な例ですが、売り上げ金額=経費金額であれば、最低限の税金の納付で良くなり、税金が自分でコントロールできるという事になります。これが理解できれば、会社員の収入に個人事業主の収入を合算することで、税金がコントロールできるということができるようになる、ということなのです。
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