オンライン秘書になる方法
オンライン秘書の仕事内容が分かったところで、次はオンライン秘書になる方法を解説していきます。オンライン秘書はパソコンがあれば誰でもできるので、会社に勤めている方も副業ではじめられます。ざっくり言うと、以下5つのステップです。
- パソコンを用意する
- ネット環境を整える
- 作業時間を確保する
- サポートする方を見つける
- できることから手伝ってみる
1.パソコンを用意する
オンライン秘書の業務には、そこまでスペックの高いパソコンは必要ありません。小さなノートパソコンが一台あれば十分。業務内容によってはスマホだけでも完結するほどです。
ただし、生活費を稼げるレベルになりたいのであれば、ノートパソコンは用意しておいた方がいいでしょう。MacでもWindowsでも、自分が使いやすいパソコンを選んでください。
ちなみに、わたしが使用しているノートパソコンは「VAIO(バイオ)モバイルノートPC」です。小さくて軽く、持ち運びにも便利なので気に入っています。
TwitterではMacユーザーを多く見かけますが、わたしのクライアントは法人がメインなので、仕事相手との互換性を重視してWindowsを使用していま
2.ネット環境を整える
一家にネット回線を引くか、モバイルWiFi(ポケットWiFiなど)を契約しましょう。滞りなく業務をおこなうために、データ容量の制限や速度制限はないものがいいです。
自宅にネット回線を引くのがベストですが、通信費を抑えたいなら、月額費用の安いWi-Fiを探してみましょう。わたしは家にネット回線を引いて、外で作業するときや移動中はモバイルWiFiを使用しています。
3.作業時間を確保する
会社員であれば、出勤前や帰宅後など集中して作業できる時間を確保しましょう。副業とはいえ、仕事は仕事です。責任を持ってやらなければいけません。
「本業が忙しかったので期限までに作業を完了できませんでした……」とならないように、自分のキャパを超えない範囲で仕事を受けるようにしましょう。対応可能な時間帯を、あらかじめ関係者に共有しておくと進行がスムーズですね。
4.サポートする方を見つける
仕事上のサポートを必要としている方は、実は身の回りにもたくさんいます。
- 小規模な会社の経営者
- 個人事業主
- オンラインサロンのオーナー
- YouTuber
- ブロガー
このような方たちは、新しい事業を立ち上げたり、コンテンツを作ったりすることに集中したいので、自分の手でやらなくてもいい作業は外注したいと考えています。
身近でサポートを必要としている方に声をかけてみたり、オンライン上のつながりから、自分がお手伝いできそうな方を探してみたりしましょう。
5.できることから手伝ってみる
サポートする方が見つかったら、まずはデータ入力やメール対応など、自分にできることから業務を手伝ってみましょう。
相手に作業時間を提示するときは、1ヶ月で可動できる時間をざっくり計算します。たとえば「1日1時間は作業できる」なら「月に30時間は作業できそう」といった感じです。その作業時間を元に発注者と協議したうえで、1か月の業務量を決めます。
仮に時給1,000円のデータ入力を1日1時間×月30日やったとしたら、これだけで月収3万円です。実際、わたしは会社員時代にフルタイムで働きながら、データ入力とメール対応の副業で月3万円ほど稼いでいました。
いきなりオンライン秘書として独立するのはちょっと不安……という方は、まず副業からはじめて自分のペースをつかんでみるといいでしょう。
オンライン秘書の仕事をもらう方法
前で、オンライン秘書になる方法が分かったと思います。でも多分……皆さんの頭の中に「どうやって仕事をもらうの?」という疑問が浮かびましたよね。この章では、仕事をもらう方法について深掘りしていきます。
オフライン上で仕事をもらう方法
わたしは起業当初、ほぼオフラインで仕事をいただいていました。今でも、知り合いから直接お声がけいただくことが多いです。
いわゆるクラウドソーシングは「単価が低い」「発注者との相性が悪い」など、あまりいい評判を聞かないので、継続して安定的に稼ぎたいのであれば、そこまでおすすめしません。実績づくりや仕事経験を増やすための「ファーストステップ」として利用するのはいいと思いますが、やはり知り合いからお仕事をもらうのが一番安心できるでしょう。
わたしは、もともとリアルでつながっていた知り合いから、仕事をもらっていただけなんですよね。ちゃんとした知り合いなら信頼関係が築けているので、食い違いやトラブルも起こりにくいです。
「オンライン」秘書と言っても、わたしの場合はオンラインで仕事をもらうわけではありません。リアルのつながりで信頼関係を築いて、その結果として「オンラインだけでも完結する仕事」をしているんです。ここが重要。
今は、日本全体がリモートワークで仕事をやらざるを得ない状況になっています。そのため「直接会わなくても(オフィスに出社しなくても)オンラインだけで仕事できるじゃん!」と感じている方も多いでしょう。
言ってみれば、それと一緒なんです。電話対応やメール対応、データ入力など、オフィスに行かなくてもできる仕事は色々あります。
そして信頼関係が強い相手となら、重要な仕事も遠隔でスムーズにやりとりできます。つまり「オンラインで仕事をもらっている」からオンライン秘書なのではなく、「オンラインで完結する仕事をしている」からオンライン秘書なのです。
「オンライン秘書に興味があるけど、どこで案件をもらえばいいのか分からない」という人は、この前提を考え直してみると、お仕事の幅が広がるかもしれません。
オンラインサロンでギブする方法
オンラインサロンの話をしたので、サロン内で仕事をもらう方法をちょっと深掘りしますね。簡単にいうと「サロン内でギブして信頼を得る」ということ。
先ほど少し触れましたが、わたしは以前、あるオンラインサロンでコミュニティマネージャーをしていました。入退会の管理をしたり、新しいメンバーさんにサロンの利用方法を案内したり、オンライン飲み会やオフ会の企画をしたり。
そんなコミュニティマネージャーをしていた時代に、サロンメンバーからこんな質問をもらいました。
- なんでコミュニティマネージャーをしているの?
- どういうキッカケなの?
- オーナーとどういう関係なの?
これを聞いて「なるほど……!」と思いました。自分では当たり前のようにやっていることでも、周りからは「この人はなんでこういう役割をしているんだろう?」と疑問に思うことがあるんだなと。
わたしはサロン内で自分ができることをやっていたら、自然とコミュニティマネージャーになっていた……という感じです(笑)
実は、わたしがオンラインサロンに参加したときに任されたお仕事は「決済管理」だけでした。
- メンバー管理表を作成する
- 決済ツール上で入金があるか確認する
- 管理表にチェックを入れる
指示があったのは、たったこれだけ。それ以外は自分で考えて動きました。これって、特別なスキルや実績がなくてもできることですよね。
入会したばかりのメンバーさんは緊張しているはずなので、挨拶してあげると安心できます。また自分がサロンを使いこなすことで、ほかのメンバーから「このサロンはそうやって活用したらいいんだ!」と思ってもらえるでしょう。
そんなことをしているうちに、サロン内で段々とコミュニティマネージャー的なポジションになっていきました。
もし、あなたが人見知りだったり仕切ることが苦手だったりする場合は、サロン内の情報をまとめてみてはいかがでしょうか?サロン内で流れている有益情報をまとめるだけで、サロンのメンバーに喜ばれます。自分の勉強にもなりますしね。
このように、相手のためにできること(サロン内でのギブ)をすることで、周りの人にも自分のことを覚えてもらえます。そして「この人は頼りになるな」と認識されて、お仕事も集まってくるようになるのです。
わたしはそのままコミュニティマネージャーになりましたが、そのほかの仕事にもつながりました。サロン内でギブしていると「誰かに仕事を依頼したいな……そうだ!あの人に頼んでみよう」と、思い出してもらいやすいんですよ。
これはオンラインサロンに限らず、会社やサークルなどのコミュニティでも実践できるので、よかったら試してみてください。
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